
初心者にやさしい暗号資産取引の入り口
Coincheck(コインチェック)は、テレビCM「ビットコイン買うなら、コインチェック」でおなじみの国内最大級の暗号資産(仮想通貨)取引所です。
東証プライム上場企業「マネックスグループ」の傘下にあり、信頼性・操作性・サービスの幅広さで高い評価を受けています。取引所・販売所による現物取引はもちろん、つみたて、NFT、IEOなどの投資機能も充実。
この記事では、コインチェックの基本スペック、口座開設方法、取引手順、独自サービスまでを包括的に解説します。これから暗号資産投資を始める方はもちろん、他社との比較検討にも活用いただけます。
コインチェック株式会社の概要

出典:コインチェック(以下全て同)
コインチェックは東証プライム上場のマネックスグループ傘下として、安定した経営基盤と強化されたセキュリティ体制で一定の信頼を得ています。シンプルで使いやすいUIにより、スマホアプリの累計ダウンロード数は700万件を突破*。累計取引高は約1兆957億円、口座数は約220万と、国内最大級の規模を誇ります (*2024年12月時点)。「実績」「安心感」「使いやすさ」のバランスに優れ、これから仮想通貨を始めたい方にも適した取引所です。
* 現物取引高:2024年7月〜12月、国内暗号資産交換業者の公表値をもとにCoinPostが集計
* スマホアプリDL数:AppTweak提供データに基づく
Coincheckの仮想通貨取引サービス
サービス名 | Coincheck(コインチェック) | |
---|---|---|
企業名 | コインチェック株式会社(東証プライム上場マネックスグループ傘下) | |
取扱通貨数 | 35種類 | |
現物取引(販売所):![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
現物取引(取引所):![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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販売所手数料 | 無料(スプレッド0.1~5.0%※流動性・市場環境で変動/取引時表示価格を適用) | |
現物板取引 | 対応(BTCなど一部銘柄) | |
レバレッジ取引 | 不可 | |
投資サービス | つみたて、レンディング、ステーキング、NFT、IEO、Coincheckでんき・ガス | |
日本円の入出金手数料 |
入金:無料(銀行振込) コンビニ入金・クイック入金は金額により770〜1,018円等 出金:407円(銀行口座宛、一律) |
|
BTCの入出庫手数料 | 入庫:無料 / 出庫:0.0005 BTC | |
入金方法 | 銀行振込、コンビニ入金、クイック入金(ペイジー) | |
スマホアプリ | あり(iOS・Android) | |
注文方式(取引所) | 成行注文、指値注文 | |
セキュリティ | コールドウォレット/マルチシグ/資産の分別管理/二段階認証を導入 |
メリット・デメリット
メリット
- 初心者にやさしいUI設計:シンプルで直感的な操作画面により、仮想通貨初心者でも迷わず利用可能。
- アプリが高機能かつ好評:価格アラートやウィジェット機能など、利便性の高く、累計700万DLを突破(2025年1月)。
- IEO・NFTなど多様な投資機能:NFTマーケットプレイスやIEO参加機能など、暗号資産以外のWeb3領域にも対応。
- 信頼性の高い親会社:マネックスグループ傘下という上場企業の運営基盤が安心材料。
デメリット
- レバレッジ取引が不可:短期トレードや証拠金取引をしたいユーザーには不向き。
- 販売所のスプレッドが割高な場合あり:手数料無料だがスプレッド込み価格のため、頻繁な売買には適さない。実質コストに注意。
Coincheckは、仮想通貨の”はじめの一歩”に適したサービス設計です。中級者以上には取引所や投資サービスを提供。多様な機能を目的に応じて使い分けることができます。
Coincheckの使い方
口座開設の準備
Coincheckで口座開設を行う前に、以下の書類や環境をご用意ください。
- 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、パスポート、運転経歴証明書のいずれか)
- スマートフォン(アプリ操作用)
- SMSが受信可能な電話番号
- メールアドレス
- 安定したインターネット接続環境
今回の検証ではマイナンバーカードを用いて本人確認を実施します。電子証明書の有効期限や署名用パスワード(英数字6〜16桁)も事前に確認しておきましょう。
口座開設の流れ(最短即日)
コインチェックの口座開設は、スマートフォンで完結できます。メールアドレス登録から本人確認まで、オンラインで数分で完了し、最短即日で取引を始めることが可能です。
以下の4ステップで、初心者の方でも簡単にビットコインやイーサリアムの購入が可能です。
ステップ1:アカウント登録
- メールアドレスを入力し、届いた認証メールのURLをクリック
- ログイン後、重要事項の承諾に同意
以上でアカウント作成が完了します。
※2025年4月時点では、日本国内在住の18歳以上〜74歳以下の方が対象です。

メールアドレス・パスワードの登録からアカウント開設まで、数分の簡単な作業です。
ステップ2:本人確認(eKYC)
Coincheckでは、以下の2つ方法でオンライン上で本人確認(eKYC)が可能です。:
- 撮影方式:書類3面+自撮り動画を提出
- かざして確認:マイナンバーカードをスマホで読み取り
ポイント:スマホ対応かつ最短当日で審査完了するため、迅速に取引を始められます。

以下はマイナンバーカードを使った場合の手順です。
- 電話番号を入力し、SMS認証を実行
- 国籍を選択
- 提出書類として「マイナンバーカード」を選択
- スマートフォンでICチップを読み取り
- 基本情報および銀行口座情報を入力
審査時間の実績:編集部の検証では、わずか数分で本人確認が完了しました。通常は数時間〜1営業日程度で完了しますが、混雑状況によっては2〜3日かかることもあります。
よくある質問と注意点
本人確認が完了するまでは暗号資産の購入・売却はできません。早めにeKYCを済ませることで、スムーズに取引を始められます。
- SMSコードが届かない:
電話番号の入力ミスや、SMS受信拒否設定が原因の可能性があります。
※通信状況やスマートフォンのフィルター設定をご確認ください。 - 署名用電子証明書パスワードが不明:
6〜16桁の英数字が必要です。
※パスワードを忘れた場合は、自治体窓口または一部コンビニ端末、専用アプリで初期化手続きが可能です。 - 提出書類の写真がぼやける:
明るい場所で、書類全体がフレーム内に収まるように撮影しましょう。反射やブレに注意してください。
日本円の入金方法
Coincheckでは、日本円の入金に以下の3つの方法を用意しています。ここでは、特に利用頻度の高い「銀行振込」と「クイック入金」について解説します。
- 銀行振込(GMOあおぞらネット銀行、住信SBIネット銀行)
- クイック入金(Pay-easyによる即時入金)
- コンビニ入金
1:ウォレット画面から入金メニューを選択
Coincheckアプリにログイン後、「ウォレット」画面の「日本円を入金」ボタンをタップします。次に、入金方法として「銀行振込」または「クイック入金(Pay-easy)」を選びます。
2:銀行振込による入金
- 「銀行振込」を選択すると、GMOあおぞらネット銀行または住信SBIネット銀行の振込先情報が表示されます
- 入金先口座に、登録ユーザー名義で振込を行います
注意:振込名義とCoincheckの登録名義が異なる場合、入金が反映されない可能性があります。
3:クイック入金(Pay-easy)
- 「クイック入金」を選択後、希望の入金額を入力し、支払い情報を発行します
- 表示された収納機関番号・お客様番号・確認番号を、ネットバンキングやATMで入力して決済します
- 入金は通常、即時で反映されます
ポイント:クイック入金は24時間365日対応しており、反映も速いため、急ぎの入金時に便利です。ただし、決済手数料(例:770円)が発生するため、少額入金時には注意しましょう。
販売所(現物取引)の利用方法
口座開設と入金が完了していることを前提に、Coincheckのアプリでビットコインなどの暗号資産を購入する手順を解説します。
ステップ1:通貨の選択
アプリにログイン後、下部メニューの「販売所」をタップします。表示される一覧から購入したい暗号資産(例:ビットコイン)を選び、チャート画面の「購入」ボタンを押します。
ステップ2:購入金額の入力と注文確定
購入画面で金額を入力し、「ビットコイン購入」ボタンをタップすれば、取引が即時に完了します。
ポイント:Coincheckの販売所は、あらかじめ提示された価格で売買を行うため、スプレッド(実勢価格との差)が含まれる点に注意が必要です。価格変動リスクを避けるには、少額からの取引をおすすめします。
まとめ:Coincheckはスマホだけでスムーズに暗号資産を購入できる設計になっています。アプリの操作も直感的で、初心者でもすぐにビットコイン取引を始められます。
Coincheckの投資サービスを解説
Coincheckの主な投資サービスについて紹介します。
Coincheckつみたて
「仮想通貨保有したいが、忙しくて手が回らない…」「取引所の板取引はよくわからない」そのようなニーズに答えるため、コインチェックでは、仮想通貨のつみたてプランを導入しています。
積み立て投資は「ドル・コスト平均法」とも呼ばれ、ビットコインのように価格変動の大きな金融商品について、一定金額かつタイミングを分散して定期的に買い続けることで、安定して資産を増やすのに向いていることから、長期的な資産形成に向いているというメリットがあります。

※毎月1万円ずつ購入し続けた場合の過去実績。毎月15日の12時のBTC/JPYおよびETH/JPYのレートを参照。
※表示金額は過去の暗号資産の価格から計算したものであり、将来のパフォーマンスを保証するものではなく、また長期間積み立てることによりパフォーマンスが良くなることを保証するものではありません。出典:コインチェック
Coincheckつみたては、「月イチつみたてプラン」か「毎日つみたてプラン」から選ぶことができ、1万円から利用可能。積立金額は千円単位で設定することができ、上限は100万円とされています。
登録している銀行口座からのコインチェック口座への入金、選定した銘柄の購入まで自動で行うことができます。2025年01月現在、つみたてサービスに対応している銘柄は31種類です。
貸暗号資産サービス
長期保有している仮想通貨を有効利用する手だてとして、貸暗号資産サービスも行っています。一定期間コインチェックに仮想通貨を預け、契約期間満了後に利用料(最大年率5%)をその仮想通貨でもらうというものです。
一万円相当の仮想通貨から始めることができ、現在貸付を募集しています。コインチェックで取り扱う全ての銘柄とXYMが対象です。
ただし注意点として、仮想通貨は価格変動が激しいため、貸付時と返却時で該当銘柄の価格が大きく変化している可能性も考えられるため一定のリスクもあることは考慮しておきましょう。
電気&ガス
コインチェックは「Coincheckでんき」と「Coincheckガス」というサービスも提供しています。
Coincheckでんき
Coincheckでんきは、電気料金の支払いを、コインチェックを通じて行うと割引、もしくは料金の一部がビットコインで還元されるサービスです。

ビットコイン付与プランかビットコイン決済プランの2種類から選ぶことができ、前者は毎月支払った電気料金の1~7%相当額のビットコインが付与されるプランです。
一方、後者は電気料金をビットコインで支払うことで、電気料金が1~7%割引されるというもの。
沖縄や離島を除いた全ての地域で対応しており、国内外で実績のある電力会社と提携しているため安定した電気を提供可能であるとしています。
Coincheckガス
CoincheckガスもCoincheckでんき同様、ガス料金の支払いをコインチェックを通じて行うと、割引、もしくは料金の一部がビットコインで還元されるサービスです。

ビットコイン付与プランでは、毎月支払ったガス料金の3%相当額のビットコインが付与されます。ガス料金は東京ガスと同じです。
ビットコイン決済プランでは、後者はガス料金をビットコインで支払うことで、東京ガスのガス料金が3%割引されます。
Coincheck NFT

出典:コインチェック
2021年3月、コインチェックはNFTを売買できるプラットフォーム「Coincheck NFT」を立ち上げました。このプラットフォームは、コインチェックの口座を持っているユーザーなら誰でも利用可能です。取引に必要な仮想通貨をコインチェック口座に預けておけば、簡単にNFT取引が行えます。出品手数料は無料で、販売手数料は販売価格の10%です。
NFTの取引はオフチェーンで行われるため、ブロックチェーン上で通常発生するネットワーク手数料はかかりません。ただし、ウォレット「MetaMask(メタマスク)」からNFTをCoincheck NFTに入庫する際のGAS費用はユーザーの負担となります。ウォレットからNFTを出庫する際の手数料は、Ethereumブロックチェーンを使用するNFTは0.00125 ETH(手数料は変動する可能性があります)、Polygonブロックチェーンを使用するNFTは無料です。
Coincheck NFTのラインナップ
「Coincheck NFT」は、これまでに多くの企業やNFT、ブロックチェーンゲームプロジェクトとの提携を発表しています。
「Coincheck NFT」のサービス開始を記念して、クリプトスペルズとのコラボレーションで限定レアカードを販売したところ、販売開始からわずか6分で完売しました。また、The Sandboxとのコラボレーションでは、ゲーム内の仮想空間「LAND」をNFT化し、計33個を出品したところ、2時間で完売。1個あたり0.7ETH(当時の価格で約16万円)で販売したため、約530万円相当のNFTが即座に売り切れました。
さらに、2021年8月には、世界140以上のクラブとライセンス提携しているファンタジーフットボールゲーム『Sorare』の取り扱いを開始しました。
2025年01月現在、Coincheck NFTの取扱商品は26ブランドに拡充。代表的なNFTブランドには以下のものがあります。
- The Sandbox
- Decentraland
- CryptoSpells
- Sorare
- Meebits
- Moonbirds
- NOT A HOTEL
- 元素騎士オンライン-META WORLD-
- キャプテン翼(TSUBASA NFT)
- Eternal Crypt – Wizardry BC –
「Coincheck NFT」では、複雑な操作を必要とせずに気軽にさまざまなNFTを購入できます。興味がある方は、コインチェックの口座を開設して、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
Coincheck IEO

出典:コインチェック
2021年、コインチェックは国内取引所として初めてIEO(Initial Exchange Offering)プラットフォーム「Coincheck IEO」の提供を開始しました。
IEOは、仮想通貨取引所がトークンの販売から上場までをサポートする一種の包括的なサービスで、仮想通貨やブロックチェーンに関連する新プロジェクトの資金調達を目的としています。取引所を通じてトークンが販売されるため、購入者にとっても信頼性が高まります。
Coincheck IEOの第一弾は、Hashpalette社による「Palette Token(PLT)」で、1,000,000,000PLTの総発行枚数のうち230,000,000 PLT(23%)が販売されました。このトークンセールは2021年7月1日に開始され、わずか6分で目標金額の約9億円を集め、申し込み倍率は24.1倍に達しました。
パレットはIEO実施からわずか1ヶ月でメインネットをローンチし、コインチェックはこの初のIEOプロジェクトを成功裏に完了しました。
今後のIEOの予定としては、音楽やエンターテインメント業界に焦点を当てたファンクラブサービス「Fanplus」のWeb3展開を進めるため、Fanplaとの調整が進行中です。
2024年における国内でのIEO市場は、優れたトークンエコノミクスの設計や事業の将来性に基づいて、高い注目を集めています。暗号資産(仮想通貨)取引所で行われるKYC(本人確認)プロセスは数週間を要することがあります。そのため、IEO抽選への参加やセカンダリマーケットでの取引に興味がある方は、早めに口座を開設しておくことをお勧めします。
まとめ
コインチェックは、使いやすさを追求したアプリ設計、そしてマネックスグループに裏打ちされたガバナンス(運営)体制に定評のある取引所です。板取引に慣れていない方やローソク足チャートの見方がわからない初心者でも安心して利用できるため、国内取引所の中でも特に初心者に優しい取引所の一つと言えます。
さらに、他の国内取引所に先駆けてNFTマーケットプレイスやIEOサービスを提供し、ブロックチェーンを使ったことがない方でも簡単に利用できる仕組みを整えています。さまざまな仮想通貨の利用に興味のある方にとって、おすすめの取引所です。
コインチェックでの口座開設は無料で、スマートフォンを使った本人確認なら最短1日で取引を開始することが可能です。ただし、申し込みが殺到する時期には数日かかることもあります。思い立った今の瞬間に口座開設を済ませて、新しい投資の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
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