別のウォレットへ移動
データ分析・追跡ツール「Arkham Intelligence」のデータによると、マウントゴックス（Mt. Gox）から20億ドル以上のビットコインを受け取ったBitGoのウォレットは13日に、その資金の大半を別のウォレットに移動させたようだ。この動きは、マウントゴックスの債権者への弁済の準備の可能性を示唆している。
仮想通貨カストディ大手BitGoはマウントゴックスの債権者への弁済を行う指定業者であり、マウントゴックスの弁済プロセスが最終段階に近づいている可能性が高まってきた。
Arkham IntelligenceはXへの投稿で、「マウントゴックスから21.9億ドルのビットコインを受け取ったウォレットがテスト取引を開始した」「このウォレットbc1q26は、マウントゴックス債権者に資金を分配するために受託者と協力している5番目で最後の業者であるBitGoである可能性が高い。BitGoは債権者に分配しようとしているのか？」と推測している。
マウントゴックスは7月上旬から、数十億ドル相当のビットコインをBitbank、Kraken、Bitstamp、SBI VC Tradeなどの指定仮想通貨取引所に送金していた。これらの取引所はマウントゴックスの債権者にビットコインを分配する役割を担っている。
さらに、8月1日には、すでに17,000人を超える再生債権者に対し、ビットコインおよびビットコインキャッシュで弁済を行ったと公表した。債権者の総数は、約20,000人と推定されている。
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