WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

銀行の仮想通貨自己資本規制ルールの作成を米金融当局に要請、ルミス氏らの議員が書簡送付

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • BTCに1,250%のリスクウェイト適用をバーゼル規制が規定
  • FRB・FDIC・OCCの3機関に公正なルール策定を要求

仮想通貨の自己資本規制ルール

暗号資産(仮想通貨)などのデジタル資産の上院銀行小委員会で委員長を務めるシンシア・ルミス氏など6名の米共和党の上院議員は5月27日、米国の金融当局宛に書簡を送付し、銀行に関するデジタル資産のバランスシート上の取り扱いについて、明確で公正なルールを作成するように求めた。

書簡を送付したことを6月4日に公表しており、議員はトークン化証券の自己資本規制ルールを明確にするガイドラインを当局が今年3月に発表したことを称賛した上で、その取り組みに続けてデジタル資産の自己資本規制ルールを策定するように求めている。

今回の書簡の送付先は、連邦準備制度理事会(FRB)の銀行監督担当副議長、連邦預金保険公社(FDIC)の総裁、通貨監督庁(OCC)の長官。この3組織は共同で、今年3月にトークン化証券の自己資本規制上の取り扱いに関するFAQ(よくある質問と回答)を公表していた。

関連記事:米FRB、トークン化証券の自己資本規制を明確化

米FRBはOCCおよびFDICと連名で、トークン化証券に対する自己資本規制の取り扱いを定めたFAQを3月5日に公表。

議員は今回の書簡で、トークン化証券の自己資本規制ルールについて3組織が「資本の取り扱いは、所有権を記録する技術ではなく、もとの資産のリスク特性を反映すべきだ」と述べていたことを指摘。その上で、同様の原則を他のデジタル資産にも適用すべきだと主張した。

書簡の背景

書簡を送付した背景にあるのは、バーゼル銀行監督委員会が2022年に決定した銀行の自己資本規制ルール。このルールは、ストラテジー社のフォン・レCEOが過去に見直しを求めるなど、問題を指摘する声が複数上がっている。

関連記事:ストラテジーCEO、バーゼル規制が銀行の仮想通貨参入を制限と指摘

ストラテジーCEOフォン・レー氏が、バーゼル規制が銀行の仮想通貨参入を阻害していると指摘。米国が仮想通貨の世界的中心地を目指すなら、実装方法の見直しが必要だと訴えた。

今回議員は、バーゼル銀行監督委員会のルールでは、規定の条件を満たさないビットコイン(BTC)などのデジタル資産には1,250%のリスクウェイトが適用されると指摘した。

そして、これは銀行がデジタル資産を保有する場合に、100%かそれ以上の資本を別に保有することを義務付けることになると説明。その上で、これは非常に厳しい分類であると主張した。

議員は、この分類はデジタル資産の実際のリスク特性を考慮した評価にもとづいていないとも述べている。さらに、この枠組みは資産カテゴリーによって課される包括的なペナルティのようであり、実質的に銀行がデジタル資産を保有することを禁じるものであると非難した。

その上で、バーゼル銀行監督委員会のルールは、技術に中立なアプローチとは反するものであると述べている。

議員は、バーゼル銀行が2025年11月にこのルールのレビューを行うことを発表していることや、米議会がデジタル資産の包括的な法案(仮想通貨市場構造法案:クラリティー法案)を現在議論していることなどにも触れた。

そして、米国の資本市場が今後も世界的に見て非常に流動性が高く、革新的で、競争力のある市場であることを維持し、米ドルが世界の準備通貨であり続けるために、これから当局と協業することを楽しみにしていると結んでいる。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/04 水曜日
07:20
米上場のストライブが43124BTC保有、世界2位のメタプラネットへ接近
仮想通貨ビットコインを財務資産に持つ米ストライブが10月24日から30日に124BTCのビットコインを買い増し、保有量は累計43,124BTCとなった。上場企業の保有量で4位に位置し、2位のメタプラネットとの差はわずか876BTCだ。
06:50
米CFTC、個別株の無期限先物の取引開始を可能に
米CFTCのセリグ委員長は、個別株を対象にした無期限先物の取引を、CFTC登録の取引所で初めて開始できると発表した。仮想通貨市場で普及してきた商品が米国の規制市場に上陸する。
06:20
予測市場が「青い津波」予想、仮想通貨に関わるオハイオなど4州も民主党優勢 米中間選挙
米中間選挙で予測市場のカルシとポリマーケットは、民主党の上院過半数を75%前後と予想した。仮想通貨団体が資金を多く投じたオハイオ、テキサス両州と、クラリティー法案に反対した共和党議員が出馬するメイン州でも、民主党候補の勝率は7割を超えた。
05:50
ハッキングを受けたMercado Bitcoin、顧客は被害を負担しないと説明
メルカド・ビットコインは4日、2日の不正流出事案で被害資産が3,630万ドル相当に上り、1,290万ドルをブロックしたと発表した。サービスは停止中で、段階的な再開を計画している。
11/03 火曜日
20:20
民主党が議会を制したら仮想通貨市場の法整備に逆風か、米中間選挙投票は3日夜から
米中間選挙で民主党側が大勝した場合、仮想通貨規制は法案の成立から調査・監視へ軸足が移る可能性がある。クラリティー法案が停滞し続け、トランプ大統領の家族の事業への調査が強まるとの見方が出ている。
12:15
メタプラネットが253億円の自社株買い ビットコイン購入配分を80億円戻す
メタプラネットは10月の自社株買いが約253億円に達したと報告した。社債80億円を完済し、その分仮想通貨ビットコイン購入への配分が増えた。
11:18
ビットコイン8万ドル割れ、ウィンターミュートは7.68万ドルを注視
仮想通貨トレーディング企業ウィンターミュートは2日の週次レポートで、ビットコインが8万ドルを下回ったと指摘した。バイナンスの約63億ドル流出後に15億ドル規模の清算が発生。次に維持すべき水準として約7.68万ドルの50週移動平均を挙げた。
10:38
米SEC、トークン投票だけでは「管理者」に当たらず FAQで見解
米SEC企業金融局は11月2日、仮想通貨の分類に関するFAQに3問を追加した。互いに関係がなく協調の取り決めもない広範なガバナンスの参加者は、原則としてネットワークの実質的な管理者(中央当事者)に当たらないとのスタッフ見解を示し、管理者と見なされる権限の具体例も挙げた。
10:15
EU拠点の組織から167億円以上の仮想通貨が不正流出の疑い
ZachXBT氏は、EU圏の組織が複数の取引所口座から1億600万ドル超を不正に引き出された疑いを報告した。資金はイーサリアムやモネロに換えられ移動されているところだ。
09:35
北朝鮮、バイナンス流出の関与を否認 FBIに「重大な政治的挑発」
北朝鮮の金与正氏は、バイナンスから60億ドル超の仮想通貨が盗まれた事件を北朝鮮の犯行としたFBIの発表に反発し、「重大な政治的挑発」と非難する談話を出した。過去最大とされる流出の経緯をまとめた。
08:50
SBI、米エレボール銀行に1億ドル出資へ ステーブルコイン入出金に対応
SBIホールディングスが米デジタルバンクのエレボールに1億ドルを出資する。同行はステーブルコインの入出金やブロックチェーン決済に対応し、2026年2月の開業後、預金は70億ドルを超えた。同行の事業内容と出資の狙いをまとめる。
08:16
ブラジル大手取引所Mercado Bitcoin、推計63億円超流出で入出金停止
ブラジルの大手仮想通貨取引所Mercado Bitcoinが2日、セキュリティ事案を受けて入出金を停止した。Hypernativeの推計では63億円超相当が流出。同社は顧客被害やデータ流出はないとし、5ネットワークの送金先アドレスを公開した。
11/02 月曜日
19:21
ステーブルコインの100万円上限、金融庁研究会で議論 全銀協は慎重
金融庁は2日、デジタル・分散型金融に関する研究会の第2回会合を開き、ステーブルコインの100万円上限やレンディング規制を議論した。JPYCとSBI VCトレードが上限の見直しを求めた一方、全銀協は慎重な検討を求めた。
14:55
米上場企業、5833BTCのビットコイン売却か担保化を検討 バイナンス事件受け
米ナスダック上場のネクスト・テクノロジーが、保有する約5,833BTCの売却または担保設定を取締役会で承認した。バイナンスの不正流出事件を受け、カストディリスクの高まりを理由に挙げている。
14:10
DeFiサイトなど15ドメインに不正リダイレクト 訪問者の資金抜き取り
Name.comは顧客ドメイン15件が不正にリダイレクトされたと発表した。DeFiサイトでのEVM系流出額は約13.8万〜20.2万ドルと推計されている。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧