はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ライトコインがビットコインより有望視されている5つの理由

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインではなく、ライトコインという選択
2011年10月ビットコインの問題点を改善し、もっと使いやすい通貨を目指して開発されたLitecoin
Litecoin CEO Charlie Lee の存在
グーグルの親会社のアルファベットで働き、Litecoinを発案、そして、仮想通貨大手取引所Coinbaseの重役としての勤務経験をもちます。
より分散されたProof-of-Workアルゴリズム
GPUマイニングを採用し、誰もライトコインマイニングの市場を独占することが不可能

何が仮想通貨の流行を促しているのだろうか」こちらが2017年、仮想通貨界の一種のテーマになってきました。

多くの疑問点があるにもかかわらず、全体市場のあらゆる仮想通貨の価値は総合として、2016年12月31日から2017年12月20日かけての17.7億ドル(198億円)から635億ドル(7兆1120億円)までの上昇を記録しました。

1年未満での価値上昇率は、ほぼ3500%です。

何が仮想通貨の流行を促しているのか?

仮想通貨の価値を全体的にあげてきたとされる様々な要因があります。

一番の要因は、ブロックチェーンテクノロジーの出現です。

ブロックチェーンを仮想通貨の価値が増築された社会基盤だと考えてみてください。

ブロックチェーンは、全ての取引を第三者抜きで記録できるデジタルかつ分散型台帳です。

ブロックチェーンを現在のデータベースと対照的に使うことは、より安定したネットワークで、迅速かつ安い取引を行うことができるようになるかもしれません。

感情も重要な役割を果たしました。

今までは、機関投資家がほとんど傍観の立場としているため、個人投資家が上昇傾向にある仮想通貨の責任を負っていました。

一部の投資家の中でも投資経験の少ない投資家は、大きな利益を失う恐れにとらわれています。

これらの感情が入り混じることで、仮想通貨の価値がさらに高まっています。

仮想通貨の使用増進も変化を促す要因です。

使用増進を助長するためにビットコインは、 2014年のブランド商法と伴い、無事に新しいディーラーをこのネットワークに追加しました。

より仮想通貨を受け入れるディーラーが増えることで、これらのトークンを使い、物やサービスを買う有用性も上昇してきました。

最後に、将来に関する前向きなニュースが景気循環をもたらしている状況は確実に手助けとなりました。

例えば、CMEグループとCBOEグローバルマーケットがビットコイン先物取引を始めた一方で、日本が今年の初めにビットコインを合法的な入札の形態として取り入れました。

これらの出来事は、仮想通貨を持つ有用性を増進させ、新たな資産体系となりました。

ライトコインという選択

ビットコインはさておき:ライトコインがより良い選択であるようです。

しかし、前述の要因から言えるように、多くのことはビットコインが関係しています。ビットコインは、仮想通貨全体の45%を占め、平均ドル価値で世界で最も多くの取引がなされ、当然ながらに投資家の関心を一番に受けているからです。

このことにより 十分な投資機会を作らないともされています。

その代わりに、私が紹介したい仮想通貨は、2011年10月ビットコインの問題点を改善し、もっと使いやすい通貨を目指して開発されたライトコインです。

実際ライトコインを選ぶことは、ビットコインとライトコインの2つを比べたときに、今後期待される投資家にとってはより望ましい選択です。

ビットコインとライトコインはいくつかの類似点があります。

両方のデジタル通貨は、使われる主要な目的をPeer-to-Peer支払いの促進剤とすることとし、上限発行枚数を決めました(上限発行枚数:ビットコインは21万ビットコイン、ライトコインは84万ライトコイン)。

それにもかかわらず、ライトコインが長期的な目で見ると、ビットコインを上回る5つの理由を提示します。

1. Charlie Lee (以下 リー氏)は完全にライトコインに献身的

2011年、リー氏はグーグルの親会社のアルファベットで働く一方で、ライトコイン企画を作り上げました。

最近までリー氏は、長年にわたり仮想通貨大手取引所Coinbaseで働いていました。

2017の6月、リー氏はCoinbaseの仕事を離れ、ライトコイン促進の場でフルタイムとして働くことを発表しました。

リー氏は、ライトコインを主流に持ってくる目標を掲げ、ディーラーや取引のライトコイン計画に関して全て公開しています。

つまりライトコインに極めて夢中な表立った創立者がいることは、ビットコインと比べ、明確な利点をライトコインに与えます。

またリー氏は、自分の発言力が強くなったことを受け、価格を操っていると言われない様に自らが保有するLTCを売却し、LTCの開発に専念することを明言しています。

ライトコイン創業者が利害対立を避けるために保有LTCを全て手放す
ライトコイン創業者のCharlie Lee氏は自身が所有する全てのライトコインを手放しました。SNSを使い価格操作を行っているという疑いをかけられていたため、こういった利害対立を避ける目的で全てのLTCを売ったとのことです。

2. ライトコインはSegWit向上を実現

2つのコインにおけるもう一つの違いは、リー氏がCoinbase重役の仕事を辞める大きな動機にもなりました。

それは、5月のSegWitブロックチェーンの完了です。

ビットコインより優るライトコインのSegWitは、ブロックチェーンの可能性の高める手助けとなりました。

その一方で、取引決算時間の能率を促進させ、取引コストの削減をしました。

もしビットコインのブロックチェーンに関する苦情が継続的なものなのであれば、それは取引コストもしくは決算時間が懸念されます。

ライトコインは、その点において現在のところは優れています。

3. より分散されたProof-of-Workアルゴリズム

ライトコインも、Proof-of-Workアルゴリズムに関しては非常に異なる方針をとってきました。

プルーフ・オブ・ワークとは、投機者が高性能コンピューターを使うことによって、ネットワーク上の取引の正当性を認めるために複雑な方程式を解く過程のことです。

YourStory.comで述べられたように、ビットコインマイニングは、非常にプロセッサー負担が大きいものです。

その一方で、ライトコインはメモリ集約的です。

簡単に言えば、ビットコインマイニングは、専門的(費用がかかる)かつ、高い処理能力を有する特定のマイニングによってしかできません、一方で、ライトコインマイニングはより少ないコストのGPUマイニングでできます。

GPU基盤のマイニングを許可することで、より多くの投機者を巻き込み、保証することが奨励されます。

そのおかげで、大手のマイナー集団がライトコインマイニングの市場を独占することが不可能に近くなります。 ビットコインに関しては、一握りの大きなマイニンググループに独占に近い形でマイニングされている現状があることが懸念されています。

要するに、ビットコインよりもさらに分散化されたネットワークなのです。

4. より早いブロック処理率

一つ前の要因として構築したライトコインネットワークは、ブロックをビットコインよりもはるかに早い速度で処理します。

ライトコインはブロックを2分30秒ごとに処理する一方で、ビットコインは、ブロックを10分に一度の速度で処理します。

従って、ライトコインは、より早く投機者に報酬をもたらします。4倍速の進歩は、ライトコインがビットコインネットワークよりもより多くの容量を処理するだけでなく、取引過程をも迅速に行うことを可能にしました。

5. 大多数のルール

最後に、投資家は、ライトコインの好む大多数のルールがうまく働くよう圧力をかけることができます。

心理的には、ライトコインが17.4億ドルから2倍の35億ドルに倍増する方が、ビットコインが281億ドルから562億ドルに倍増するよりも簡単に倍増するだろう。

投資家は率先して「次なるビッコイン」を探し求めていて、その多くはライトコインを通して発見されました。

筆者から読者へのメッセージ

私がビットコインよりもライトコインを支持していることが明らかな一方で、急激な動きが高まるにつれ仮想通貨への投資の潜在的な危険性を認識することも重要です。

例えば、規制や法整備の環境は世界中のたくさんの国々で未だ解決されていません。

もちろん日本はビットコインを受け入れました。しかし、私たちは中国などが最初の仮想通貨提供を取り締まるのを目の当たりにしました。

中国に関しては、かたくなに自国の仮想通貨取引を認めません。

政府は、ビットコインやライトコインを外様の立場に置き、デジタル通貨を非合法化すること、もしくは政府の支援を受けた仮想通貨を作り上げるができます。

仮想通貨の使用を始めるのは簡単そうですが、その分競争が激しいことも指摘すべきです。

メディア露出によるビットコインとライトコインの価値は否定できません。しかしながら、私たちは、50から100の仮想通貨と、それに加えてブロックチェーンテクノロジーが毎月市場に投入されていることを目の当たりにしています。

端的に言って、ビットコインやライトコインが長期的にディーラーのための仮想通貨として残り続けるという保証はありません。

ずる賢い投資家が利益を得るためにいかに新技術に対して過大評価してしまうことを忘れてはいけません。

人間のゲノムの読み取りから3D印刷まで、投資家は新技術が素早く統合することを期待する傾向にある長い歴史を持っています。

実際には、新技術を取り入れることは、何年も、時には10年の年月がかかることがあります。

ブロックチェーンや仮想通貨を迅速に取り入れることへの欠如は、めまぐるしい 変動を仮想通貨において引き起こす可能性があります。

つまり、ライトコインはビットコインを上回るはずである一方で、今のところは健全投資としての要素もないと私は思います。

5 Reasons Litecoin Is a Better Choice Than Bitcoin

Dec 24, 2017 by Sean Williams

参考記事はこちらから

CoinPostの考察

CoinPostではライトコインの数々の分析記事を公開しております。こちらも参考に読んでみてください。

ライトコイン創業者が利害対立を避けるために保有LTCを全て手放す
ライトコイン創業者のCharlie Lee氏は自身が所有する全てのライトコインを手放しました。SNSを使い価格操作を行っているという疑いをかけられていたため、こういった利害対立を避ける目的で全てのLTCを売ったとのことです。
ライトコインの売り時は2018年?それとも2017年末?
ライトコインは仮想通貨全体でも時価総額で7位になるなど、非常に良いパフォーマンスをあげたが、2018年中には、その優位性も失われ、ビットコイン・キャッシュに押され始め、勢いが失速、または、下降トレンドに転換されてしまうのではないかと危惧されています。
ライトコインニュース一覧
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/01 火曜日
05:45
カザフスタン、仮想通貨の国家準備金創設へ 犯罪没収資産と国営マイニングで調達
カザフスタン中央銀行のスレイメノフ総裁が30日、犯罪事件で押収した資産と国営マイニング事業で得たビットコイン・仮想通貨を原資とする国家準備金創設計画を発表した。
05:30
ストラテジー社、約770億円でビットコイン追加購入 『ラッセルトップ200指数』入りも
米ストラテジー社は30日夜、6月22日から6月29日の間に総額765億円を投じて、4,980 BTCを購入したことを報告。前週購入数の20倍となった。
06/30 月曜日
17:30
ポンタポイントで暗号資産運用体験「Pontaビットコin牧場」開始 総額1,000万円キャンペーンも実施
BACKSEATとロイヤリティマーケティングが、Pontaポイントで暗号資産の運用体験ができるサービスを開始。実際の売買は行わず、ゲーム感覚で楽しめる。
15:52
仮想通貨は「やめとけ」って本当?損失回避のカギとなる4つのリスクと対策を紹介
仮想通貨=危険という印象の背景 「暗号資産(仮想通貨)=危険」という先入観は依然として根強く残っています。激しい価格変動やセキュリティ事故などのネガティブなニュースが注目を集め…
14:26
『ビットコイン財務戦略の成功は少数企業に限られる』Breedレポート、ストラテジー社の先行事例に注目
仮想通貨VCのBreedがビットコイン財務戦略企業についての記事を発表。弱気相場が到来した場合、株価プレミアムを維持できる企業は少数だとの見解を示した。
12:54
メタプラネット、1,005BTC追加購入 ビットコイン保有量は上場企業5位に
156億円分を追加購入 株式会社メタプラネットは6月30日、ビットコイントレジャリー事業の一環として、1,005BTCを追加購入したと発表した。平均購入価格は1BTCあたり1,…
12:16
暗号資産とは?広がりと注目の背景を初心者向けに解説
ビットコインや暗号資産はなぜ今、国家や企業から注目されているのか?世界的な広がりとその背景を、初心者にもわかりやすく解説します。
11:30
仮想通貨にまつわる5つの誤解|“しくみ”と考え方を整理する
仮想通貨に対する5つの誤解を、初心者向けにわかりやすく解説。簡単な答えと詳細な背景で正しい理解をサポートします。
11:21
堅調推移のビットコイン過去最高値に迫る、米株指数上昇で強気ムード継続
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+1.1%の1BTC=108,590ドルに。 過去最高値は、今年5月に記録した112,000ドル。 先…
09:23
米タイム誌『最も影響力のある企業100選』にコインベース、仮想通貨業界の政策牽引で選出
米TIME誌が発表した「最も影響力のある企業100選」に米国の仮想通貨取引所最大手であるコインベースが選出された。株価は先週最高値を更新した。
06/29 日曜日
14:27
コインチェックの使い方・メリットと口座開設手順、アプリ活用法を解説
東証1部上場企業マネックスグループ傘下の仮想通貨取引所コインチェックについて、投資家目線でオススメする3つの注目ポイントを紹介。ビットコインのほかリップル(XRP)やネム(XEM)など多数のアルトコインを取り扱うなど、サービス充実度は目を見張るものがある。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルによるSEC相手の控訴取り下げやソラナ財務企業の株価暴落など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:28
BTCイールドとは?一株あたりのビットコイン量で企業価値を測る理由
BTCイールドはマイクロストラテジーが提唱し、メタプラネットも採用する“一株あたりのビットコイン保有量”で企業価値を捉える新指標。株式希薄化リスクやメリット、実際の数値をわかりやすく解説します。
11:30
ビットコイン下降チャネル上限届かず、PCE発表控え押し目形成の可能性に注意|bitbankアナリスト寄稿
今週の週次レポート 国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が、今週の暗号資産(仮想通貨)ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。 目次 ビットコイン・オン…
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メキシコ大富豪のBTC価格上昇予測に高い関心
今週はメキシコ大富豪のビットコイン価格上昇予測、米テキサス州のビットコイン準備金設立法案成立、金融庁の仮想通貨規制審議に関するニュースが最も関心を集めた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧