- 韓国が仮想通貨取引禁止か
- 韓国の朴相基(パク・サンギ)法相は11日、仮想通貨の取引所取引を禁止する法案を法務省が準備していることを明らかにしました。
- 仮想通貨重要国の動向が注目される
- 中国ショックと呼ばれた当時の中国の取引所禁止令時の状況と、現在の韓国は仮想通貨市場に対する影響力が同レベルに相当するという見方も強く、影響が懸念されています。
REUTERSが韓国の取引所禁止についてを報じました。
[ソウル 11日 ロイター] – 韓国の朴相基(パク・サンギ)法相は11日、仮想通貨の取引所取引を禁止する法案を法務省が準備していることを明らかにした。
情報引用元:REUTERS
仮想通貨重要国となった韓国に暗雲が漂う
韓国は、仮想通貨の取引量が世界に対して群を抜いて高く、重要国に位置付けられています。
現時点では『詳細は明かせないが、政府の作業部会と協力して作業を進める』としています。
この報道がされるまでにも、韓国政府は自国の仮想通貨市場が過熱していることを理由に、投資家保護やマネーロンダリングなどの観点で法整備に向けて取り組んでいました。
韓国政府は匿名口座の開設を禁じることを視野に入れています。また、韓国政府は仮想通貨を通貨として認識していないでしょう。なお、今回の規制は市場の抑制ではなく投資家保護が趣旨です。
しかし、これまで報道されてきた内容ではあくまでも『規制の厳格化』という形で、『取引所の取引禁止』ではなかったため、状況が大きく異なります。
規制の厳格化は、市場の透明性を向上させるために大きな後押しとなり、将来の仮想通貨市場発展に良い結果をもたらすことが考えられますが、取引の禁止となると、自国通貨の国外流出を懸念した中国の取引所禁止令と同じ結果(大きな下落)を招く可能性が出てきたことになります。
中国ショックと呼ばれた当時の状況と、現在の韓国は仮想通貨市場に対する影響力が同レベルに相当するという見方も強く、影響が懸念されています。
現在の仮想通貨全体の価格下落も、韓国政府の公式発表を不安視する投資家の心情が現れた結果と言えるでしょう。