- ビットコインが再び1万ドルの水準に、ビットコインを取り巻く環境は2017年とは異なる
- ビットコイン価格が初めて1万ドルに到達した2017年11月とはビットコインを取り巻く状況が異なっています。2018年1月から厳しくなった規制の影響で「バブル崩壊」を経験したビットコインが再び1万ドルに到達したことは、大きな意味を持ちます。
- ビットコイン市場と外部市場との関連性が検証され始めている
- ビットコインの先物取引が始まってから2ヶ月が経ち、ビットコイン価格と株式市場との関係性が検証され始めています。2月上旬の株式市場の暴落から立ち直り、再び米国株式が高水準を維持するようになれば、ビットコイン価格もさらに上昇するかもしれません。
2月15日、ビットコイン価格が再び1万ドルを上回りました。
ビットコイン価格は2017年にすでに1万ドルを上回っていますが、今回の価格上昇は2017年とは状況が異なっています。
ビットコイン価格
2017年11月、ビットコインの価格は初めて1万ドルの水準を超えました。
2017年の残りの期間で、ビットコイン価格はさらに爆発的に上昇し、約13400ドルで2017年の終値をつける前には2万ドル近くまで値をつけました。
そして現在に至り、2月15日の正午、ビットコイン価格はこの2週間で初めて1万ドルを上回りました。
もちろん、2017年とは様子がまったく異なります。
ビットコインの先物取引が始まり、規制当局がより積極的に干渉し、大半の仮想通貨は過去最高値から50%近く下落しました。
この環境では、今週の「ビットコイン価格1万ドル」は私たちが昨年見たものとは違った意味を持っています。
ビットコインがこの水準を確実に維持していることが分かれば、次の波がより高くなり、新たな資本を仮想通貨市場に呼び込むことになるでしょう。
昨年末の約19000ドルから今月初めの約7000ドルへの積極的な売りは、仮想通貨バブルの崩壊だった可能性が高いです。
ビットコインの投機をやめさせようとする韓国政府の姿勢が緩和したことで、仮想通貨市場は強気姿勢を取り戻しました。
先物市場の投資家もビットコイン価格が下がったために、活動を控えていました。
ビットコイン価格と株式市場は連動しているか
現時点では、外部の市場がビットコインの価格とどのように関わり合っているのかを検証する段階にあります。
この2ヶ月間のビットコイン先物取引では、株式市場と為替市場がどのように影響しているかをより明確に把握し始めています。
例えば、ちょうどビットコイン価格が5940ドルに挑戦した2月6日、S&P500は200日の移動平均を割り込む水準にありました。
これは、最近の暴落の後に米国株式が引き続き高水準を維持すれば、ビットコインが2万ドルに再挑戦するチャンスを持つことを意味するのでしょうか。
Bitcoin is retesting the $10,000 level – here’s why it’s so important
February 16, 2018 by Phillip Streible
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