米大統領選の影響
現地時間5日に行われた米大統領選で、暗号資産(仮想通貨)に肯定的な姿勢を示す共和党のドナルド・トランプ氏が勝利しました。トランプ氏は2025年1月の就任式を経て、米国の第47代大統領に就任します。
トランプ氏は選挙活動中に、米国を仮想通貨の中心地にすることや、仮想通貨企業に対して厳しい執行措置を続ける米証券取引委員会(SEC)のゲーリー・ゲンスラー委員長を解任すること、ビットコインを戦略的に備蓄することなどを公約しました。
こういった公約を背景に、選挙当日は開票速報でトランプ氏の優勢が伝わると投資家は早くから反応。当選が確実視される前の日本時間6日の12時ごろにはビットコインのドル建ての価格が、24年3月の史上最高値である73,835ドルを更新しました。一方、同氏の当選確実が報じられたのは同日の夜でした。
アルトコインも含めた仮想通貨相場は大統領選後も上昇基調にあり、その後もビットコインは最高値の更新を継続しています。
そこで、本記事では、主要セクターの仮想通貨や仮想通貨関連株、トランプ氏の関連株の6日からの騰落率をまとめます(14日朝時点)。これらの資産は、トランプ氏の政策によって恩恵を受けるとされている銘柄です。
銘柄別の騰落率
以下が、セクターごとの主要銘柄や株の騰落率。「銘柄名:執筆時点の価格:前週比の騰落率」の順番に表記しています。
時価総額トップ5(ステーブルコイン除く)
- ビットコイン(BTC):90,066ドル:+19.1%
- イーサリアム(ETH):3,190ドル:+17.4%
- ソラナ(SOL):213ドル:+14.4%
- ビルドアンドビルド(BNB):615ドル:+4.1%
- ドージコイン(DOGE):0.39ドル:+101.5%
レイヤー1
- トンコイン(TON):5.26ドル:+9.7%
- アバランチ(AVAX):32.78ドル:+21.4%
- スイ(SUI):3.31ドル:+43.7%
- ニアプロトコル(NEAR):5.12ドル:+21.7%
- アプトス(APT):11.55ドル:+21.3
レイヤー2
- ポル(POL):0.37ドル:+11.8%
- ブロックスタック(STX):1.93ドル:+12.9%
- アービトラム(ARB):0.60ドル:+11.0%
- マントル(MNT):0.70ドル:+17.9%
- オプティミズム(OP):1.62ドル:+1.6%
DeFi(分散型金融)
- ユニスワップ(UNI):8.56ドル:-8.1%
- アーべ(AAVE):171.63ドル:-1.7%
- ジュピター(JUP):1.15ドル:+11.0%
- ピスネットワーク(PYTH):0.4ドル:+4.2%
- レイディウム(RAY):4.9ドル:+13.7%
ミームコイン
- シバイヌトークン(SHIB):0.000025ドル:+36.0%
- ぺぺ(PEPE):0.000021ドル:+120.7%
- ドッグウィズハット(WIF):4.16ドル:+71.4%
- ボンク(BONK):0.000037ドル:+67.6%
- ねいろ(NEIRO):0.0024ドル:+15.3%
AI(人工知能)
- ビットテンサー(TAO):535ドル:+1.8%
- フェッチAI(FET):1.26ドル:-10.8%
- レンダー(RNDR):6.86ドル:+35.5%
- グラス(GRASS):2.89ドル:+11.6%
- io.net(IO):2.2ドル:+15.8%
株式
- コインベース(COIN):284.72ドル:+15.91%
- マイクロストラテジー(MSTR):328.38ドル:+27.87%
- テスラ(TSLA):330.24:+14.31%
- マラホールディングス(MARA):21.7ドル:+14.81%
- ブラックロック(BLK):1,030.98ドル:-0.87%
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