アプトス(APT)の概要
アプトス(Aptos)は、Meta(旧Facebook)のブロックチェーン・プロジェクト「Diem」とそのウォレット「Novi」の元開発チームによって開設されました。
トランザクションの並行処理技術を通じてスケーラビリティ、ネットワークの規模拡大に伴う処理能力の維持や向上に注力。パイプライン構造により、利用可能なすべてのハードウェアリソースをフル活用し、複数のトランザクションを同時に処理し、効率性を追求しています。
2022年9月時点で、アプトスのテストネットでは、1秒間に約1000トランザクションを処理する能力があり、開発チームは、32コアのコンピュータを使用した場合、最大160,000TPSに達する可能性があると述べています。
アプトスラボ(Aptoslabs)は、a16z、Tiger Global、Katie Haun、Multicoin Capital、Coinbase Ventures、Paypal Ventures、Binance Labs、Franklin Templeton、Circle Ventures、Superscryptなど、名だたる投資家たちから大きな支持を集めており、総額で3億5,000万ドル(約500億円)以上の資金調達に成功しています。
APTトークン
アプトスは、Proof of Stake (PoS) コンセンサスメカニズムを採用。流通しているAPT供給量の80%近くが現在135のバリデーターにステークされています(24年4月時点)。金額に応じてトランザクションの処理者を決定し、その後のトランザクションの正当性を確認します。
仮想通貨APTは、アプトスネットワークのネイティブトークンです。このトークンは、ノードがPoSプロセスに参加する際の担保や、ネットワークの全体的な決定を形成する「ガバナンス」プロセスでも使用されたり、一般ユーザーからノードに対する投票権の「デリデート(委任)」に利用されます。
アプトスの現物ETFに対する期待とその根拠
米暗号資産マーケットメーカーのGSRは2024年6月、 ビットコイン(BTC)と イーサリアム(ETH)に続き、 ソラナ(SOL)が第3番目に承認される現物ETF(上場投資信託)となる可能性があり、実現した場合、価格は大幅に上昇するとの見解を示しました。
レポートでは、現物ETFの承認を獲得する重要な二つの要因として、分散化のレベルと市場の需要を挙げ、独自の指標を用いて、アプトス(APT)を含む主要仮想通貨を分析し「ETF可能性スコア」を策定。
2024年5月に承認されたイーサリアムがトップに、ソラナが2位、続いてNEAR、アバランチ(APT)、アプトス(APT)が上位5位を占めるという結果になっています。
アプトスの買い方1、投資目的に合わせた取引所選び
これからアプトス(APT)を買いたいものの、どの取引所が良いか分からない人・買い方が分からない投資家向けに、簡単なガイドをご用意しました。
アプトス(APT)は、日本国内の多数の取引所で取扱いが拡大しています。自分のニーズや投資目標に最適な取引所を選ぶためには、取引所の特徴を理解することが重要です。投資スタイルに合わせた取引所の選び方について4つのポイントをご紹介します。
1. 現物取引と積立投資
アプトスの購入方法には、Eコマースサイトのようにシンプルに購入できる「販売所」や、株式取引のような本格的な「取引所」があります。現物取引をする際は、手数料の低さや利用のしやすさに注目しましょう。また、市場の変動に左右されずに投資を開始できる「積立投資」は、初心者に適した方法です。
2. 取引機能とレバレッジ
アプトスに投資する方法は多岐にわたり、レバレッジ取引は少ない資本で大きな取引を可能にします。短期的な価格変動から利益を得ようとする積極的な投資戦略を求める方に適しています。PCで高機能なツールを提供する取引所もありますが、操作が簡単で直感的なインターフェースを提供する初心者向けの取引所もあります。
3. ステーキングとレンディング
暗号資産を預けて報酬を得るステーキングや、他者に貸し出して金利を受け取るレンディングは、受動的な収益を求める方に適しています。ただし、元本割れのリスクがあることに留意してください。取引所を選ぶ際には、報酬率や条件をよく確認しましょう。
4. Web3ゲーム、NFTへのアクセス
Web3ゲーム、NFTやエアドロップに興味がある方は、取引所から自分のウォレットに暗号資産を移動して、マーケットプレイスやゲームにアクセスする必要があります。迅速な出庫サポートと多様なブロックチェーンへの対応を提供する取引所を選びましょう。
適切な取引所を選択することは、投資体験を簡単にする鍵となります。このガイドが、アプトス取引を始める際の参考になれば幸いです。
主要なアプトス取引所の特徴早見表
おすすめ 取引所 |
おすすめポイント | アプリの特徴 | 現物取引 | レバレッジ取引 | 投資サービス | 取引所手数料 (BTC参考) |
最低取引単位 (BTC参考) |
入金手数料 | 出金手数料 | 出庫手数料 (BTC参考) |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1
SBI VCトレード
|
SBIグループの100%子会社 最高水準のセキュリティ |
口座で保持するだけ ステーキングが便利 |
販売所 | 〇 | 積立・ステーキング レンディング |
Maker:-0.01% Taker:0.05% |
販売所:0.00000001 BTC 取引所:0.00000001 BTC |
無料 | 無料 | 無料 | ‐ |
2
OKCoinJapan
|
狭いスプレッドと 高い流動性 |
スピーディーな入出金・入出庫 | 販売所 取引所 |
◎ | レンディング | Maker:~0.07% Taker:~0.14% |
販売所:0.00001 BTC 取引所:0.0001 BTC |
無料 | 400円~1,320円 | 0.2~0.5APTの範囲内 顧客自身で設定 |
30日間の取引量100 万円未満 Lv1の場合 |
おすすめ取引所の詳細
アプトスの買い方2、取引にかかる手数料をチェック
仮想通貨取引所では、いくつかの手数料が関わってきます。主なものには、取引手数料、スプレッド(売買価格に含まれるカバー手数料)、仮想通貨の出庫手数料、そして日本円の入出金手数料等があります。
取引所によっては、アプトスの市場形成に寄与する注文方法(メイカー取引)に対して、手数料分を収益として得られる場合もあります。また、取引所の流動性に依存する売買価格差、つまり「ビットアスクスプレッド」も重要なコスト要因となります。
アプトスの買い方3、具体的な購入までのプロセス
1. 口座開設
まずは購入の前に、交換業者への登録手続きを行なって口座を開設することが必要です。口座開設は主に以下のステップで進んでいきます。
- メールアドレスを入力して登録用のURLを受信
- 必要事項を入力
- 本人確認書類を提出
まずは、自身が使用するメールアドレスを交換業者の専用ページに入力します。その後は入力したメールアドレス宛に登録用のURLが届くので専用のページを開き、多くの場合ここでパスワードの設定を行います。
次は氏名や住所、投資目的などの情報を入力。口座開設には本人確認が必要なため、必要書類をアップロードしたり、郵送したりする手続きが必要です。その後に審査が行われ、通過すればアプトスを購入できるようになります。
2.入金方法
口座開設が完了したら、次にアプトスを購入するために円の入金を行います。円の入金方法は、対応している銀行などが交換業者によって異なるので、必要に応じて事前に確認しておくことをお勧めします。
入金では、主に以下のような方法で最初に円を交換業者の口座に預け入れます。
- 銀行振込
- インターネットバンキングから入金
- コンビニから入金
入金後、自身の口座に円の残高が反映したら、その資金を使ってアプトスの購入が可能。取引所か販売所を選んで、必要事項を入力して購入手続きを行います。
3.アプトス(APT)の買い方(参考例SBI VCトレード)
「販売所」では、同社が設定した価格でアプトス(APT)の売買が行えます。購入は提示された買取価格で、売却は売り価格で行われ、操作が直感的で初心者にも理解しやすいです。しかし、購入価格と売却価格の間にスプレッド(価格差)があるため、短期トレードには不向きです。
アプトス(APT)の購入画面(OK CoinJapanの例)
OK CoinJapanの「販売所」では、同社が設定した価格でアプトス(APT)の売買が行えます。購入は提示された買取価格で、売却は売り価格で行われ、操作が直感的で初心者にも理解しやすいです。
販売所の利用画面 出典:OKCoinJapan
OK CoinJapanの「取引所」では、参加者同士が直接価格と数量を提示して取引します。自分の望む価格で購入または売却を希望し、それに応じた相手がいれば取引が成立します。この方式では、指値注文や成行注文を利用して取引を行うことができます。
取引所の利用画面 出典:OK CoinJapan
SBI VC トレードではアプトス(APT)のステーキングが便利
ステーキングのメリットは、長期保有予定の仮想通貨を預け入れて放置しているだけで、株の配当のようなパッシブインカム(受動的収入)を得られる点にあります。
SBI VCトレードにおいては、5月15日(水)からアプトス(SOL)の取扱いが開始されました。口座に預けるだけで、ステーキングサービスの対象となり、毎月資産が増加します。アプトスのステーキングの想定年率は、約6.0%とされています。
SBI VCトレードのステーキングサービスを利用するための特別な申し込みや手続きは必要ありません。平均保有量に基づき、SBI VCトレードの口座内で毎月自動的に報酬が支払われるシステムです。このサービスはいつでも解約が可能で、資産の引き出しも自由に行えます。
SBI VC トレードの口座開設方法
SBI VC トレードで口座開設をし取引開始するまで、主に「仮登録(メールアドレス登録)」・「本登録(本人情報の入力と本人確認書類の提出)」・「取引に必要なパスワードの受領」の3ステップを踏む必要があります。上記の表のように、本人確認書類の提出方法は3種類あるため自身に合った選択しましょう。
また、外国籍の方は以下の中から各1つずつ書類提出が必要です。事前に準備しておきましょう