
レイヤーゼロ経由で7チェーンに展開
レイヤーゼロは19日、決済大手ペイパルのステーブルコインPYUSDを7つの新しいブロックチェーンに拡大すると発表した。アブストラクト(Abstract)、アプトス、アバランチ、インク(Ink)、セイ、ステーブル、トロンの各チェーンで「PYUSD0」として利用可能になる。
アプトスラボは同日、ペイパルがアプトスをMove言語ベースの唯一のローンチパートナーに選定したと発表した。アプトスでは月間700億ドルを超えるステーブルコイン取引量があり、PYUSD0の実用的な決済アプリケーション拡大を目指すという。
PYUSD0は既存のPYUSDと完全に互換性を保ち、米ドルと1対1で交換可能だ。ユーザーはネイティブネットワークのPYUSDとレイヤーゼロ対応チェーンのPYUSD0を区別なく使用できる。
また、展開にはレイヤーゼロのスターゲート「ハイドラ」ブリッジが使用される。ベラチェーンのBYUSDとフローのUSDFもPYUSD0にアップグレードされる予定だ。
PYUSDはパクソス・トラスト・カンパニーが発行し、2023年にイーサリアムで最初にローンチされた。データによると、現在の流通供給量は19億枚で、テザーのUSDTやサークルのUSDCと比べて規模はまだ小さい。
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