「全か無か」取引の復活検討
米大手デリバティブ取引所Cboeは、個人投資家向けの「全か無か」オプション契約の再開に向けて小売ブローカーとの協議を進めているとWSJが2日に報じた。予測市場の人気に乗じた動きで、同社はカルシやポリマーケットと直接競合することになる。
同契約はバイナリーオプション(固定収益型契約)の一種で、特定のイベントの発生か非発生かにより固定額が支払われるか、全額を失うかの仕組みだ。Cboeは2008年にS&P500やシーボエ・ボラティリティ指数に連動するバイナリーオプションを上場したが、当時はオプション取引が主にウォール街のプロ向けで、個人投資家には普及しなかったため上場は廃止された。
Cboeのグローバルデリバティブ部門長のロブ・ホッキング氏は「イベント型の簡単なコントラクトを提供するイベントスペースに参入していく」と説明した。ただし同社は金融市場に限定する方針で、スポーツや政治など予測市場が扱う非金融イベントの契約は提供しないとしている。
予測市場は急成長を遂げており、カルシとポリマーケットの1月の取引高は合計170億ドル以上に達した。カルシの1月取引高は95.5億ドルで、12月の65.8億ドルから約45%増加した。ギャラクシー・リサーチはこれらの市場が「主流の視認性と資本形成の新しい段階に突入した」と分析している。
また、2025年はオプション取引が記録的に活発となり、1日あたりの平均取引高は6,100万契約に達した。Cboeのリテール拡大部門長のキナハン氏は「個人投資家がオプション市場に入門する新しい起点になる」と述べた。ただし新契約の上場には法的・コンプライアンス面で厳格な審査が必要で、SECまたはCFTCによる規制対象となる。
バイナリーオプションは過去に「全か無か」の高リスク取引や不正行為と深く関わっていたため、2013年にSECは「平均的には投資家が損失を出す可能性がある」と警告した経緯がある。
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