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約2.5時間停止していたSuiのブロックチェーンが復旧 原因や対策を公表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Suiが一時停止

暗号資産(仮想通貨)SUIのブロックチェーン「Sui」は21日、およそ18時間15分から20時45分(日本時間、以下同)の間、稼働が停止した。

バグによって全てのトランザクションの処理が止まっていたが、現在は復旧済み。原因を説明するブログをすでに公開しており、今後のバグを防ぐためにテスト環境を強化するなどと述べ、今回の教訓も説明している。

Suiの公式Xアカウントが、ネットワークの停止を公表したのは、21日20時21分。トランザクションの処理が止まっているが問題を特定したとし、すぐに修正すると説明した。

その後、21時08分にネットワークが復旧したことを報告。トランザクションに関するバグが原因だったとし、それによってバリデータの稼働が停止したと説明した。

バリデータとは

ブロックチェーンに記録されるデータの妥当性を検証するノードのこと。

▶️仮想通貨用語集

そして、22日6時09分に問題を解説したブログを公開。最近のアップグレードによってコードにバグが含まれたとし、特定の条件が重なるとバリデータが停止してしまうようになっていたと述べている。具体的には、ネットワークの負荷を防ぐシステム「Congestion Control」に問題があったとした。

Sui側は、今回の問題は2.5時間で解決でき、即座にSuiの貢献者たちが対応したと説明。そして、バリデータが速く協力的に対応したことは、Suiコミュニティの強さを証明しているとした。

コードの修正版をリリースしてから、ネットワークが復旧するまでの時間は15分だったと説明している。

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今回の教訓

発表では今回の教訓として、問題の検知・対応システムが正常に機能していることがわかったと説明。コミュニティからの報告と同時に、自動でアラートが発せられたとした。

また、バリデータを停止させるような様々なトランザクションを生成できるテストシステムを強化し、同様のバグを防いでいくとも説明。他にも、問題に対する反応時間をさらに短縮するため、ワークフローを改善していることも説明した。

ネットワークが停止した頃からSUIの価格は、一時5%超下落したが、その後は上昇に転じており、本記事執筆時点では前日比プラス2.9%の3.67ドル(約565円)である。

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