仮想通貨 ダッシュ(DASH)とは?

匿名性に特化した仮想通貨
「Darksend」と呼ばれるトランザクション形式により高い匿名性を実現しています。
取引速度が速いため、即時取引が可能
「Instant Send」と呼ばれる機能により数秒で取引が終わります。
マスターノードの存在
マスターノードとなって「Darksend」や「Instant Send」の運営の補助をすることにより、手数料がもらえます。
目次
  1. 概要
  2. 歴史
  3. 特徴
  4. 取引所
  5. ウォレット
  6. マイニング
  7. まとめ

概要

 
通貨コード DASH
取引開始日 2014年01月18日
認証アルゴリズム Proof of Work(X11)
発行上限 約22,000,000DASH
現在の流通量7,445,394DASH(7/11)
ブロック生成間隔約2.5分
ブロックチェーンURL ブロックチェーンサイト
公式サイト DASH公式サイト
WhitePaperWhitepaperページ

ダッシュ(DASH)は匿名性が高く、また即時取引が可能な仮想通貨です。

DASHは元々「Darkcoin」という名前でした。名前から想像出来るように、匿名性に特化した仮想通貨です。また、DASHへと改名した時に「InstantX」と呼ばれる機能を導入し、即時取引も可能になりました。現在ではこの機能を「Instant Send」と呼びます。

歴史

匿名性に加え、迅速な取引を実現しているDASHはもともと人気の高い仮想通貨で、2016年にはLamassu社と業務提携契約を行いました。Lamassu社はビットコインなど仮想通貨専用のATMを提供している有名企業です。仮想通貨専用のATMでは、世界でもトップクラスのマーケットシェアを持っています。

そして2017年に入り、その他のアルトコインと同様に上昇しました。

2017年7月末現在では21,000円台をキープしています。年初めの2000円に届かない程度の価格に比べると、かなり上昇したと言えるでしょう。

最近のニュースでは、分散型paypalと言われるDash Evolutionの開発を行うという発表、更にはアイルランドのスタートアップ企業であるギフトカードの販売サイト、ビットカート(https://www.bitcart.io/)がBTC決済を廃止し、DASH決済に絞るという発表がありました。このサイトではDASHを使ってAmazonギフトカードを定価より安い価格で購入することが出来ます。今後も様々なサイトで決済手段として使われるようになるとすれば、DASHの価格が上昇していく可能性は非常に高いです。

特徴

特殊なアルゴリズムやマスターノードなど様々な特徴を備えた通貨がDASHです。それぞれの特徴を簡潔に紹介します。

匿名性の高さ

Darksendと呼ばれるトランザクション形式を用いて高い匿名性を実現しています。ビットコインはブロックチェーンを確認すれば、誰が誰に送ったのか1対1でわかるようになっています。しかし、DASHではブロックチェーンを確認してもわかりません。このようなDarksendの仕組みは、Coinjoinと呼ばれています。

Coinjoinとは、一般的な仮想通貨の送金とは異なり、同じ時期に送信しようとしている複数のユーザーの仮想通貨を、一度一定の場所に入れてから再度個別に特定のユーザーに送金していく方法のことを言います。従来はビットコイン用に考案されたミキシング方法を利用しています。

上画像はCoinjoinの例です。5 DASHと1.3 DASHを送金するために、一度送金プールにまとめられます。ここで送受信情報をシャッフル(金額単位の小分け)し、受信者に送金されます。送信側と受信側の金額は同じになるので送受信は正確に行われつつ、誰のコインが誰に送られたかという情報が分からない仕組みです。

Darksendの利用ルールとしては、2つの制限が存在しています。

  • 参加者が3人以上必要
  • 送金限度額は1000DASHまで

同じように匿名性の高い通貨としてはMonero、ZCash、Komodoなどがありますが、この中でも時価総額はDASHが最も高くなっています。

Moneroについてはこちら
ZCashについてはこちら
Komodoについてはこちら(調査中)

取引速度の速さ

Instant Sendはマスターノードに承認を一任することで、承認スピードを上げます。ビットコインでは現在、10分以上、最近では30分近くかかる承認を約4秒で行うことが可能です。

マスターノードの存在

Instant Sendなどを実現するために、DASHにはマスターノード(Masternodes)というものが存在します。マスターノードは、Instant Sendのためのトランザクションのロック、コインのミキシング、資金調達の投票などDASHに関する重要な意思決定を行うコンピュータのことです。マスターノードになることで、手数料などを貰うことが出来ます。公式サイトによると、1週間で2 DASH程度手に入れることが出来るそうです。

マスターノードになるためには様々な条件が必要で、まずは1000 DASHをノードに格納する必要があります。支度金のようなものです。さらに、専用のIPアドレスを用意して1時間以上の接続を失うことなく、1日24時間稼働させることのできるコンピューターが必要になります。

イメージとしては、ブロックチェーンを処理するコンピューターの中にDASHに特化した専門のプロを採用するイメージです。 プロが処理することで、スピードの処理の解決や、匿名性のための複雑な取引を安全にかつ迅速に行うことができるようにしたのがDASHです。マスターノードはDarksendやInstant Sendなどの特定サービスの運用を支える対価として、手数料の45%を分け合っています。

マスターノードについて詳細はこちら(英語・上級者向け)
http://dashmasternode.org/what-is-a-masternode/

DASH EVOLUTIONについて

開発が進行中のDASH EVOLUTIONでは、DASHのウォレットから「貯金」ボタンを押すだけで数%の金利を受け取ることが出来るようになります。貯めたDASHがマスターノードの構築に利用され、誰でも貯めたDASHを利用して新たなマスターノードとなることが出来ます。マスターノードには1000 DASHが必要ですが、この仕組みを使ってDASHを十分に持っていない人もマスターノードとなり、報酬を得ることが出来ます。報酬の一部はDASHを貯めた人々にも分けられます。

この仕組みによって分散型マスターノードを共有することで、マスターノードのことを殆ど知らなくても安全に金利を受け取ることが出来るようになります。

特殊なアルゴリズム

採用しているハッシュアルゴリズムのX11は複数のハッシュ関数を用いることにより、セキュリティをアップしています。

11種類の関数、blake、groestl、jh、skein、bmw、shavite、simd、echo、luffa、keccak、cubehash、また、Scrypt(LTCやGAMEなどで採用されている様々な関数)よりも消費電力が少ないといわれています。

その他の特徴

海外ではその取引スピードから自動販売機などでも使用することが出来ます。また、送金金額を間違ったとしても、返金されるシステムが導入されています。

取引所

DASHは日本国内の取引所ではCoincheckが取り扱いをしています。Coincheckでは似たような通貨であるZCashやMoneroなども取り扱っております。Coincheckで購入する際は手数料が高くなってしまう傾向にあるのでビットコインを購入した後に、海外取引所に送金して購入することをオススメします。

取り扱い取引所CoinPost記事
コインチェック(Coincheck)とは?
Poloniex(ポロニエックス)とは?
Bittrex(ビットトレックス)とは?
調査中
調査中

ウォレット

スマートフォンのウォレットでは初心者にはjaxx(https://jaxx.io/)などがわかりやすいのではないでしょうか。

その他のウォレットについては公式ページ(https://www.dash.org/wallets/)に詳細があります。

マイニング

Proof of WorkであるDASHの場合、ビットコインと同様にコンピュータの計算力が重要になります。よってマイニング専用のコンピューターが必須となるでしょう。 X11はAsic系のマイニングマシンが今は必須と言えます

GPUマイニングも可能ですが、Asicマシンがマイニングに参加している以上、コストパフォーマンスはかなり悪くなってしまうと思われます。

Asic系統のマシンのリストは下記のリンクから

Asicマイングマシンリスト

Proof of Workのマイニングについてはビットコインの記事で詳しく述べています。ビットコインの記事はこちら

まとめ

匿名性が高い特徴を持った仮想通貨はいくつかありますが、DASHは時価総額で言えば最も市場の注目を集めている仮想通貨です。上記で紹介したDASH決済によりAmazonギフトカードが購入出来る、ビットカート(https://www.bitcart.io/)のようなサイトが増えてくることで更に脚光を浴び、市場価格は上昇すると思われます。