- 仮想通貨市場は堅調
- BTCは依然として1週間順調に価格を伸ばしており、市場全体の中でのBTCドミナンス(市場占有率)も、最低値32%から40%を突破し、継続して上昇を記録、アルトコインの価格もフィアット建で軒並み上昇した。
- トランプ大統領の保護貿易政策が引き続き株式市場の重しに
- 先週トランプ大統領から言及があった鉄鋼とアルミにおける米国輸入関税の件が、日米株式市場の重しになっており、週末にかけてEUや中国などから牽制発言が相次ぎました。今週中には具体的な詳細が出てくる見通しですが、しばらくは不透明感からリスクオフムードが継続しそうです。
仮想通貨市場
仮想通貨市場は、週明けから全体的に堅調に推移し、日本時間20時現在も順調に推移しています。
BTCは依然として1週間順調に価格を伸ばしており、市場全体の中でのBTCドミナンス(市場占有率)も、最低値32%から40%を突破し、継続して上昇を記録しました。
仮想通貨市場の中でも、BTCの価格上昇が強い中で、本日はアルトコインの価格もフィアット建で軒並み上昇し、BTCの上昇に追随する形となりました。
これには、相場下落の中で堅調にBTCが推移したことが、市場全体にも安心感を与えている結果とも言えるでしょう。
特に主要通貨の中で価格が上昇したのはXRP(リップル)で、前日比20%以上の価格上昇を記録し、2週間ぶりの大きな価格回復が見られました。
NY市場(3/2)
- NYダウ工業30種平均 23,538.06(-70.92)
- ナスダック 7,257.87(+77.31)
- S&P500 2,691.25(+13.58)
2日のNY市場は高安まちまちの展開でした。トランプ大統領が輸入関税をかける事について厳しい保護政策には繋がらないとの見方が広がり、前日の貿易摩擦懸念が幾分か和らいだ事から、ナスダック、S&P500指数は小幅高。
一方でNYダウは、採用銘柄のマクドナルドが4.8%安と足を引っ張ったほか、キャタピラーやボーイングなども足を引っ張りました。
前日の関税に関する報道で上昇していた鉄鋼関連銘柄もUSスチールが1.3%安など2日は一服。また、貿易戦争の懸念から安全資産とされる金に買いが入り、金先物市場は上昇しました。
週末にはEUで報復関税に関する報道が出てくるなど、トランプ大統領の貿易に関する発言は世界経済に波紋が広がっているほか、トランプ大統領はTwitter上で「貿易戦争は良い事だ」とツイートするなど、この先この問題がどうなっていくのか注目です。
東京市場
- 日経平均 21,042.09(-139.55)
- TOPIX 1,694.79(-13.55)
- マザーズ 1,152.84(-60.81)
東京市場は主要三指数揃って下落。先週末金曜日のNY市場でダウが下落した事や円高によってリスクオフの展開となりました。
やはり東京市場でも話題の中心はトランプ大統領の保護主義路線の政策。今週中には、具体的な話が出てくる見通しですが、不透明要因から機関投資家を中心に売られる展開に。
また、海外勢による先物の売りも下落要因となったようです。
個別銘柄では任天堂が大幅安の展開。トヨタやファナックなども安かった一方で、ファーストリテイリングが買い優勢で、日経寄与度上位に。ファストリだけで+34.88円と、下落を一部食い止めた格好となりました。
今日上昇した仮想通貨関連銘柄としては、連日話題となっているファステップス。
先日から急上昇を見せており、年初来最高値更新。取引所開設の延期が引き続き好材料となっているようです。