- 韓国取引所Bithumbがキオスク端末事業へ参入
- Bithumbが、小売業におけるキオスク端末(端末を利用した無人の販売システム)業への参入を決定しました。日本ではあまり馴染みのないキオスク端末ですが、韓国をはじめとした諸外国では、無人化を図るためカフェ・レストランなどの小売サービス業で広く普及しています。
- 仮想通貨による支払いも視野に
- 国内への仮想通貨導入を促進させるべく、同社がリリースするキオスク端末では仮想通貨による決済が可能となる予定です。また、他社よりも10%安いレンタル料で端末提供を実施する予定であり、小規模の飲食業者にも難なく利用ができるサービスを目指しています。
Bithumbの手がける新事業
韓国の主要な仮想通貨取引所の一つであるBithumbは、3/7に「Touch B」ブランドを立ち上げてキオスク端末(端末を利用した無人の販売システム)事業に参入することを発表しました。
また、Yonhap(韓国の通信社)は以下のように報じました。
BithumbはTouch Bブランドを有するキオスク端末を飲食チェーンや、個人レストラン、カフェに提供するため、端末の製造業者と提携を結ぶことに合意しました。
Zdnet Korea(韓国のWebメディア)はBithumb社の声明を以下のように引用しています。
キオスク端末業への参入は、個人経営者が安価に端末を導入できるようになることから、非常に有意義な事業であると捉えています。
今後もBithumbではブロックチェーン技術を基盤としたさまざまな産業に参入していくことを見込んでおり、我々との提携は個人経営者への助力となることでしょう。
韓国におけるキオスク端末の普及
韓国では、キオスク端末による注文は一般的です。
2月にBithumbは複数の端末製造業者と提携を結び、「フランチャイズチェーンやレストラン、カフェといった飲食業を営なむ中小企業に最適化されたキオスク端末を提供します」と声明を発表しました。
さらに、Bithumbは他社よりも10%安い端末レンタル料でサービスを提供することを考えています。
この事業は中小の小売・サービス業におけるコスト削減、売り上げの増加、作業効率の向上への助けになりうるでしょう。
キオスク端末はタッチ画面で使いやすいマルチメディアデバイスであり、効率的に情報を得られ簡便な支払いシステムを提供できます。
とBithumb社は述べています。
さらにBithumbは仮想通貨による支払い機能を付け加えることを計画しており、キオスク端末事業が従来の取引所事業と相乗効果を生むだろうと確信しています。
Bithumb Launching Kiosks at Restaurants for Food Orders and Crypto Payments in Korea
By Kevin Helms, MAR 9, 2018
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