- ブロックチェーン上に板門店宣言を記録
- 4月27日に行われた韓国と北朝鮮による南北首脳会談後に発表された板門店宣言。これを韓国の27歳開発者がイーサリアムブロックチェーンに記した事が話題となっております。
板門店宣言がブロックチェーンに記される
先月4月27日世界の注目が集まる中、板門店で開催された南北首脳会談。その終了後、韓国文在寅大統領と北朝鮮の金正恩委員長が揃って発表した板門店宣言は緊張が高まっていた朝鮮半島に新しい時代をもたらしたとして、記憶に新しいのではないでしょうか。
この板門店宣言がイーサリアムブロックチェーンに記録されたとして今、話題になっております。しかし、記録したのは韓国政府、北朝鮮政府のどちらでもなく、韓国の27歳のゲーム開発者Ryu氏。
彼は約1100円の手数料(Gas fee)を支払い板門店宣言をイーサリアムブロックの5,517,596ブロック目に記録しましたが、彼は記録する際に、板門店宣言を同ブロックチェーン上に韓国語だけでなく、英語でも記録しました。
CoinDesk Kore社の取材にて、彼は「政治への関心はそう強い方ではありませんでしたが、この会談をテレビで見て非常に感銘を受けました。その後、一開発者として何ができるだろうかと考えた結果、イーサリアムブロックチェーンに記録する事に決めたのです」と語った他、「この記録はイーサリアムが消滅しない限りは無くならないでしょう。暗号通貨の世界にも朝鮮半島の歴史的な出来事を知らせたかった」と述べました。
ブロックチェーン上に記載する例は他にも
直近、4月にもアメリカのTD Ameritradという会社がビットコインブロックチェーン上に広告を掲載したとして話題になりました。
ブロックチェーン上に広告を流すという事はどういった事か。
それはブロックチェーンにのブロックチェーン上に簡単なメッセージや文字をトランザクションの中に置く事ができるOP_Returnという機能を利用し、68個のトランザクションを繋ぎ、ビットコインブロックチェーン上に同社のロゴが刻まれたデジタルフラグを立てました。
他にも、国内では、結婚契約をブロックチェーン上に記録したカップルの話まであるようです。 (→BUSINESS INSIDER JAPAN:改ざんできない愛の記録 —— ブロックチェーンで結婚したカップルの話)