CoinPostで今最も読まれています

6/12(火)|仮想通貨市場は反転・歴史的な米朝首脳会談で株式市場にも追い風

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
コインチェック銘柄でもあるイーサリアムクラシックが、米大手取引所への「Coinbase」上場を発表したことで、1711.7円(+20.9%)を記録。仮想通貨取引所のセキュリティ問題の再燃一服に加え、日本の大手仮想通貨取引所「bitFlyer」に対するFUDも公に否定されたことで、直近2ヶ月の最安値まで下落したBTC価格も落ち着きを取り戻した。
仮想通貨関連株
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株は、歴史的な米朝首脳会談が好感されたことで、円相場は1ドル=110円台前半で推移するなど堅調な為替相場と日経平均株価に支えられたほか、仮想通貨市場の反転を背景に、ほぼ全面高。リミックスやGMOなど、仮想通貨取引所の関連銘柄を中心に反発を見せている。

仮想通貨市場

仮想通貨市場は、韓国取引所Coinrailの資金流出事件を受けた、仮想通貨取引所のセキュリティ問題の再燃が一服。日本の大手仮想通貨取引所「bitFlyer」に対するFUD(恐怖、不安、疑念を意図的に煽る行為)も公に否定されたことで、直近2ヶ月の最安値まで下落したビットコイン価格も落ち着きを取り戻した。

出典:TradingView

20時30分現在、ビットコインが約76万円(24時間比+1.32%)、XRPが65.47円(+2.55%)とプラスになった他、ETCが1711.7円(+20.9%)を記録。依然として市場全体の地合いが悪い中で、20%を超える高騰となった。

三菱UFJとの協力の下日本進出を目指している、米大手仮想通貨取引所Coinbaseが、ETCを上場すると発表し、高騰した形だ。

Coinbaseは、米国で規制に寄り添う形で運営を行うセキュリティに重点を置く取引所で、取引通貨は多くないものの、同取引所の信頼度から、上場発表の価格へのインパクトでも有名な取引所となる。

12月に発表されたビットコインキャッシュのCoinbase上場時は、他のファンダ要因も影響したものの、前日比+100%の高騰と24時間で2倍の価格まで暴騰した。

例えばXRPは、Coinbaseへの上場は未だないものの、上場の噂が流れたことだけで、期待感漂う上昇相場が継続したほどだ。

市場全体が下落相場となり、地合いが悪い状況が続いているものの、注目取引所の上場発表は、現在の下落要因としても注目される流動性の欠如を補う形で、通貨の値動きに勢いを持たせるファンダメンタルズ要因の一つとして、注目されている。

そのほか、下落要因として注視すべき内容は、昨日までの下落を助長させた、サイバーセキュリティ(ハッキングなど)と規制だ。

7月には仮想通貨の議論が行われる予定の「G20」が控えていることに加え、韓国政府や英規制機関の動きなど、世界各国の政府の仮想通貨規制への動きやサイバーセキュリティへの対応が、再度注視される状況に来ているように感じる。

CoinPostの関連記事

米Ripple社SVP:韓国には仮想通貨に友好的な規制が必要
リップルのシニア・バイス・プレジデントは、韓国の仮想通貨に関する法律の部分的な緩和の必要があると主張しており、成長を妨げるのではなく、促進するような仮想通貨規制にすることで、韓国は金融市場で大きな力を得ることができると考えています。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株は、歴史的な米朝首脳会談が好感されたことで、円相場は1ドル=110円台前半で推移するなど堅調な為替相場と日経平均株価に支えられたほか、仮想通貨市場の反転を背景にして、ほぼ全面高に。

仮想通貨取引所銘柄では、軟調に推移していたREMIX(3825)が5.45%高となったほか、昨日大幅安を記憶したGMO(9449)も4.76%高と反発するなど、仮想通貨市場の底打ちを狙った買い戻しの動きも散見される。

そのほか、昨年リリースした女性向けゲーム「A3!」の大ヒットで、ソーシャルゲーム銘柄として知られるアエリア(3758)が4.41%高。

同社は、仮想通貨取引所「Zaif」を運営するテックビューロと提携し、6月18日(月)から、ブロックチェーンプラットフォーム『mijin』を利用した「ブロックチェーン・トレカ」に関する実証実験を開始することを発表したことが材料視された。

トレーディングカードをゲーム運営会社のサーバー上で管理するのではなく、改竄がほぼ不可能なかたちで記録・流通できるブロックチェーン技術を利用することで、トレーディングカードをデジタルアセットとして「一枚単位で登録・発行・流通させる方式」を採用したサービスとしており、コレクション要素の強いトレーディングカードとブロックチェーン技術の相性の良さについて注目されている。

有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。

CoinPostの関連記事

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
03/28 木曜日
17:35
分散型AIの3大プロジェクトが団結、新トークン「ASI」に統合へ
SingularityNET、Fetch.ai、Ocean Protocolが人工超知能連合を結成し、各プロジェクトの暗号資産(仮想通貨)を新トークンASIに統合する計画を発表。単一の分散型AIネットワークとしてリニューアルを目指す。AGIの父と呼ばれるベン・ゲーツェル博士が主導する。
15:58
ビットコインのレイヤー2「BEVM」ローンチ
BEVMがメインネットをローンチ。暗号資産(仮想通貨)ビットコインをガス通貨として利用するEVM互換のレイヤー2ネットワーク。シリーズAで数十億円を調達し、分散型ビットコインクロスチェーンカストディサービスを実現。
15:00
NEARプロトコル、マルチチェーン再ステーキング「LiNEAR」始動へ 
NEARプロトコルがChain Signaturesを導入、暗号資産(仮想通貨)の相互運用性を強化。ビットコインやイーサリアムなど複数のブロックチェーンをサポートする。オムニチェーン再ステーキングLiNEARが始動。
14:15
「イーサリアムが有価証券でもETF化は可能」ブラックロックCEO
仮想通貨イーサリアムに関しては、米国においてその法的ステータスが定かではない。CFTCは商品(コモディティ)と見做している一方、SECはETHに関係するスイスのイーサリアム財団を調査していることが先週報じられた。
10:45
Parallel Studios、VanEckやソラナベンチャーズから53億円調達
パラレルはイーサリアムメインネットおよびBaseチェーン上で稼働するものだが、先日発表された、コロニーのローンチ先がソラナのブロックチェーンであることや、今回ソラナベンチャーズが出資したことから、今後クロスチェーンでの展開が考えられる。
10:15
イーサリアム「BLOB」にデジタルアートを記録する方法 Ethscriptionsが導入
イーサリアムのチェーン上にデジタルアートなどを記録するEthscriptionsは「BlobScriptions」を発表。ブロブにデータを記録する方法となる。
08:10
21Shares、欧州でTONの上場取引型金融商品を提供
今月初めテレグラムは仮想通貨TONを正式に統合し広告収入をチャンネル所有者と共有し、TONブロックチェーン上でToncoinを使って報酬を支払うようになった。この動きが投資家からの需要を押し上げたようだ。
07:30
ブラックロック「BUILD」、一週間で240億円超の資金流入を記録
ブロックチェーン上でトークン化された現実世界資産(RWA)の運用を提供するOndo Financeからの10億円以上新たな資金もありファンドの規模は拡大中。
06:50
スクエニやソラナ財団、Elixir Gamesに21億円出資
Elixir Gamesは、ゲームローンチャー「Elixir Games Launcher」で、さまざまなWeb3ゲームを遊べるPCアプリを提供。また、Web3ゲームがNFTなどのゲーム内資産のセールを代行するローンチパッドで、ミントなどの機能を提供する予定だ。
05:50
SECに有利か、裁判官がコインベースの棄却申し立て認めず
その一方、裁判官は、コインベースが顧客が仮想通貨ウォレットアプリを利用できるようにしたときに、無登録ブローカーとして運営していたというSECの主張を取り下げることを決定した。
03/27 水曜日
17:25
Slash Payment、独自トークンのエアドロップ対象条件を発表
暗号資産(仮想通貨)決済サービスSlash PaaymentのエコシステムトークンSVLについて、エアドロップの参加条件が明かされた。分散型決済エコシステムの利益が、ステーキング参加者に還元。スナップショットまでに割り当てを増やすことも可能だ。
17:00
ビットコインなど仮想通貨投資の始め方|初心者が注意すべきリスクとおすすめ戦略
ビットコインなど暗号資産(仮想通貨)投資の初心者向けスタートガイドを解説。基本戦略や知識、特に注意すべきリスクやセキュリティ対策を紹介し、「何歳から始められる?」のか、取引所ごとの年齢制限一覧も提供。
16:04
KDDIのNFT市場「αU market」、アニモカブランズとの連携開始
KDDIが展開する「αU market」で、『PHANTOM GALAXIES』の限定版NFT販売を開始。アニモカブランズが支援するブロックチェーンゲームとの連携施策の第一弾。暗号資産(仮想通貨)ウォレット「αU wallet」を接続して購入できる。
14:23
21Shares「半減期前のビットコインは、過去の歴史とは異なるダイナミクスを経験している」
スイスを拠点にする資産運用企業21Sharesは、仮想通貨ビットコインの半減期が市場に及ぼす影響について分析したレポートを発表。ビットコインは現在、過去3回の半減期とは、「異なる市場ダイナミクスを経験している」と指摘した。
12:23
ビットコイン7万ドル台で堅調推移、コインベース・プレミアムは強気から中立に
暗号資産(仮想通貨)市場では、半減期前のビットコインは過去最高値に迫る7万ドル台まで反発して堅調推移を辿る。米国の機関投資家動向を示すコインベース・プレミアムは強気から中立に転じた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/03/28 15:00 ~ 18:00
東京 東京日本橋タワーB2階
2024/04/06 ~ 2024/04/09
香港 香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター3FG
2024/04/09 14:00 ~ 16:00
その他 オンライン
2024/04/13 ~ 2024/04/14
東京 東京都港区
重要指標
一覧
新着指標
一覧