- 仮想通貨市場
- 地合い軟調の中、堅調に推移するバイナンスコイン(BNB)は、昨年末から+100%の上昇率に到達するなど、同取引所における新上場通貨の投票時に使用できる需要などから価格を後押ししている。またXRPでは、Bitfinexで大量売却が行われたことで、瞬間的な下落を観測した。
- 仮想通貨関連株
- 今朝方発生した大阪地震(震度6弱)の警戒感から、リスクオフの様相を呈した株式市場。そんな中、ブロックチェーン技術の共同開発を手掛ける「ULSグループ(3798)」が、四季報情報などに触発されて逆行高に。
仮想通貨市場
仮想通貨相場は、先週米国証券取引委員会(SEC)、企業財務部門部長のWilliam Hinman氏が、「同委員会は、ビットコインとイーサリアムを有価証券としては分類しない」と発言したことで、価格の続落が一旦止まったものの、依然として軟調な地合いが続いており、方向感の欠ける展開となっています。
18時現在、ビットコインは前日比で0.82%のマイナスとなっている他、アルトコインもプラスで推移している通貨は、時価総額50位まで範囲を広げても3通貨のみに留まっています。
バイナンスコイン
堅調に推移しているBinanceコインは、取引所Binanceが”上場通貨を決める投票”を行なっており、その投票に必要なBNBトークンの需要を後押ししています。
現在の投票状況(18時)
1位: Pundi X (NPXS) 38.82%
2位: Fusion (FSN)18.69%
3位: Bytom (BTM) 13.40%
4位: Havven (HAV) 10.29%
5位: Dock (DOCK) 8.53%
となっており、この投票はBinanceが指定する時間で2018-06-19 09:00:00が期限となります。
2017年末からの変動率でBNB優勢
2017年末から下落した仮想通貨市場ですが、各通貨ごとに変動率を割り出すとBNBコインが下落相場の中で堅調に推移していることがわかります。
XRP瞬間的な下落
16時30分頃に瞬間的に大きな下落が見られたXRPはBitfinexにて急激な取引量の拡大が確認され、大量のXRPが売られたことが下落要因となった可能性が指摘されています。
一時的に大きな下落があったものの、すぐに反発し値を戻しています。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株
今朝7時に発生した大阪地震(震度6弱)の警戒感から、内需セクターへの売り圧力で日経平均株価が下げ幅一時200円超となったことに伴い、新興市場のマザーズ指数が1.35%下落、仮想通貨市場も依然として軟調であることで、仮想通貨(ブロックチェーン)関連株もリスクオフの様相を呈しています。
ブロックチェーンゲームをリリース予定のアクセルマーク(3624)が8.19%安となったほか、海外の仮想通貨取引所思惑などで一時期高騰していたファステップス(2338)が21.61%と連日の大幅安。
その一方、仮想通貨取引所「QUOINE」グループなどとブロックチェーン技術の共同開発を手掛けるULSグループ(3798)が、3.02%(70円高)となる2390円になるなど、逆行高を見せました。
同社は、先日の決算でも保守的な予想を出しており、四季報で「期初の確定受注のみで算出、仮想通貨売却益等見込まず、上振れ期待大」との記載があるほか、テクニカル面でも良好で、週足の下髭から高値ブレイク目前であることから、一部投資家の資金が集まっているものと思われます。
有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。
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