TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

6/21(木)|Coinbase上場予定のETCが一時高騰・株式市場ではコインチェック認可期待が台頭か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
テザー社の「USDT発行裏付け資金」の問題に進展があり、疑惑払拭への第一歩となったことで、BTC価格は74万円台で堅調に推移。Coinbaseへの上場が予定されているイーサリアムクラシック(ETC)も一時、前日比15%と高騰している。
仮想通貨関連株
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株は、国内最大手の取引所のコインチェックをグループ入りさせた「マネックスグループ(8698)」が5.75%高と連騰。金融庁の認可期待が膨らみつつあることで、出来高も再び急増傾向にあり、本日の出来高は全銘柄中4位となる6,200万株超えとなった。

仮想通貨市場

ビットコイン相場は、昨日10時前後に韓国大手取引所Bithumbのハッキング報道を受け、一時2万円前後下落したものの、同日中に持ち直し、74万円台で推移しています。

出典:TradingView

ハッキング被害によって急落を繰り返したビットコイン相場が今回持ちこたえた理由として、すぐに自社で被害報告、被害額の保証、資産の保護を行なうなど、迅速な初動対応を発表したことが影響しました。

また、長きに渡る下落相場の要因の一つであるテザー社のUSDT発行裏付け資金の問題に進展がありました。

テザーの問題は、半年近く真相が解明されないまま、大量のUSDTが次々に発行され、価格操作の可能性を示唆する論文が発表されるなど、疑惑が膨らんでいた経緯があります。

テザー社は今回、第三者となるFeeh Sporkin & Sullivan LLP(弁護士事務所)による報告書にて、2018年6月1日時点における、市場に出回っているUSDTの総量と、テザー社所有の二つの銀行口座における、同日の米ドル保有残高を証明、市場のFUDを一時的に退けました。

依然として、正式な監査が必要な状況にありますが、疑惑払拭への第一歩となり、ビットコイン価格の上値の重さを緩和する一つの進展となりました。

ETCの高騰

Coinbaseへの上場が予定されているイーサリアムクラシック(ETC)も、新たな材料が見当たらないながらも、一時前日比+15%と高騰。

先日SECがイーサリアムが証券に該当しないことを明確にしたことも、イーサリアムから分裂し、コミュニティが非集権化となるイーサリアムクラシックの価格を後押ししたと考えられます。(ただし、現時点ではETCに関する明確なSECの言及は行われておりません)

ビットコインに続きイーサリアムが証券に該当しないと明言されたものの、ICO通貨に関しては依然として厳しい状況が続いており、SECが具体的な提言を行う日も近いのではないかと予想されています。

直近で相場を大きく動かす可能性がある要因として、注意して正確な情報を得る必要があると言えるでしょう。

Enigmaとインテルの提携

本日、仮想通貨「Enigma(ENG)」は、プライバシーを保護する演算技術の革新的な開発をする研究開発のために、Intelとパートナーシップを組むことを発表しました。

この影響を受け、Enigma(ENG)は20%を超える高騰。時価総額を80位まで急伸させています。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株は、マネックスグループ(8698)が5.75%高と連騰。

同社は昨日、2019年春より「PTS(時間外取引システム)」サービスを再提供。2019年夏以降開始予定のPTS信用取引への対応も予定することを発表しました。

出来高も再び急増傾向にあり、本日は全銘柄中4位となる6,200万株超えに。テクニカル分析では一目均衡表で雲の上限を上抜けたほか、日足移動平均線のゴールデンクロス目前とあり、株主総会を23日(土)に控え、コインチェックのサービス全面再開に向けた市場期待が台頭しています。

また、日本維新の会の藤巻健史参議院議員は、マネックス松本CEOの先見の明について言及しました。

藤巻議員は6月14日、税制改正に向けた議論を行う「財政金融委員会」で財務省主税局長に対し、以下のように主張しています。

今年は、ボラタイル(リスク回避などで乱高下の激しい相場)で大損している国民も多く、(雑所得として総合課税に含まれる)最大55%となる仮想通貨の税金制度は懲罰的であり、税制を改正すべきだ。

仮想通貨とブロックチェーンは表裏一体。(不適切な)税制で、国の将来を潰してはならない。

同議員は、以前から国会などでブロックチェーンの技術に対して税制が遅れていると指摘。「仮想通貨取引では申告分離課税(20%)、仮想通貨同士の交換は非課税にすべき」と主張するなど、仮想通貨の税制改正に取り組む国会議員として、若い投資家を中心に支持を集めています。

その一方、好調な「仮想通貨取引所ビットポイント」を背景に強気予想を出しているリミックスポイント(3825)が8.15%と大幅安。昨日、独自仮想通貨「ビットマイル」サービスを準備中の株式会社ビットマイルを傘下に持つ、INMホールディングスとの資本業務提携を発表するも、全戻しとなりました。

同社は、コインチェックのサービス停止後に業績を急伸、市場予想を大きく上回る好調な決算に加えて、19年3月期の売上・収益大幅増の見通しを打ち出して高騰していたものの、コインチェックのサービス全面再開やSBIバーチャルカレンシーズの本稼働などを控え、顧客を奪い返されるのではないかとの懸念が指摘されており、市場規模拡大で払拭されることが期待されます。

有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。

CoinPostの関連記事

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。
マネックスグループ松本CEOインタビュー:仮想通貨コミュニティの期待に応えていく
国内最大手の仮想通貨取引所のコインチェックをグループに迎え入れた、マネックスグループの松本CEOに対し、「仮想通貨メディアCoinPost」としてインタビューを実施。仮想通貨に興味を持ったきっかけやグループの今後の展望について、今現在の心境を語っていただきました。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/22 金曜日
06:45
トランプ氏のメディア企業、「TruthFi」仮想通貨決済サービスの商標出願
トランプ次期大統領が保有するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループは今週、デジタル資産取引やその他決済処理サービスのプラットフォーム「Truthfi」の商標出願を行った。
06:25
SECがソラナ現物ETFの審査開始、2025年承認へ期待高まる
米証券取引委員会はソラナ現物ETFの上場申請に関する審査を開始したようだ。SOLは本日8%上昇している。
06:08
トランプ次期政権の仮想通貨諮問委員会、ビットコイン準備金設立の可能性=報道
トランプ次期大統領が提案した仮想通貨諮問委員会は、米国のビットコイン準備金を設置する可能性があると報じられた。
05:45
SOLやXRPが上昇、ゲンスラーSEC委員長の退任確定を受け
仮想通貨のソラナやXRPなど、SECが規制の標的としている銘柄は22日、ゲンスラーSEC委員長の退任が確定したことを受けて大幅に上昇した。
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
07:50
テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。
06:50
米上場のバイオ企業、ビットコイン財務戦略を採用
米上場のバイオ医薬品企業のHoth Therapeuticsは、最大100万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入を取締役会で承認した。
06:40
トランプ次期政権、史上初の仮想通貨特命官ポストを検討
トランプ次期大統領の移行チームは仮想通貨政策に特化した史上初の常勤のホワイトハウスポジションの設置を積極的に検討しているようだ。
06:20
マイクロストラテジー時価総額が米国トップ100に、ビットコイン史上最高値更新受け
仮想通貨ビットコイン続伸を受け、BTCを大量に保有する米マイクロストラテジー社の株価も続伸し、史上最高値となる504.7ドルに到達し米国で時価総額トップ100にランクインした。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧