- 仮想通貨市場
- 仮想通貨市場は19日、昨日まで2日連続で続いた全面高の状況から多少価格に調整が入ったものの、昨日までの上昇率の高さを加味すると上昇後の価格帯を維持。大きな反落を支えたのは出来高に伴う急進を記録したビットコインの状況で、低迷が続いたビットコインの出来高が数日で2倍強まで急伸した。
仮想通貨市場
仮想通貨市場は19日、昨日まで2日連続で続いた全面高の状況から多少価格に調整が入ったものの、昨日までの上昇率の高さを加味すると上昇後の価格帯を維持しました。
相場こそ下落傾向に傾かなかったものの、先週末から昨日まで続いたポジティブ材料が続く状況から一変、特定材料に悪い方向転換が見られ、相場への影響が懸念されました。
懸念された内容は、ブルームバーグが報じたコインベースに関する事実状況の変化です。
昨日の仮想通貨市況でも追記したように、16日に米ブルームバーグが報道した証券ディーラー3社の買収をSEC、FINRAが承認したニュースを、18日の追加報道で事実上撤回しました。
18日の内容は、証券ディーラー買収の承認を、コインベースがブルームバーグに対しメールの文面上で、承認したとは言い難いと否定したというもので、有価証券問題の進展として、市場に大きな期待感が高まっていた点や、上場インパクトが強いことで有名な取引所、かつ5通貨の上場検討 が行われている状況など、方向転換による折り込み相場に対するマイナスの影響が懸念された格好です。
5通貨の上場検討に関しては、コインベースの正式発表ということからも、信ぴょう性は高く、有価証券問題に対して強気の見方が強いステラはプラス域を維持、時価総額6位浮上後も勢いは衰えていません。
歓迎すべき変化はビットコインの出来高増
このように懸念された状況の中で、相場の大きな反落を抑えた要因は、昨日までの高騰によるビットコイン出来高の増加です。
長い弱気相場が続いた仮想通貨市場は出来高の減少が著しく、トレンドの変化を維持するために出来高の上昇は重要視されていました。
coinmarketcapのデータによると、ビットコインの取引高は、USD建で7月15日に30億USDを割り込むなど、低い水準まで低迷していましたが、18日からの高騰に触発される形で共に上昇に転じ、本日19日の2時には68億USDを記録するなど、2倍を超える出来高の上昇が見られました。
現在でも58億USDを維持するなど高い水準を保っており、上昇トレンドが期待される中で、歓迎されている状況といえるでしょう。
今後このような形で出来高に伴う高騰が継続された場合、上昇への期待値は高まるかもしれません。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株
東京株式市場は買い先行で始まったものの上値が重くのし掛かり、小幅反落。仮想通貨(ブロックチェーン)関連株も、ビットコイン価格とともに反落しています。
本日12.01%の逆行高を見せたファステップス(2338)は、香港の取引所関連で知られており、2営業日連続で大幅続伸。ただし、乱高下を伴いやすい低時価総額銘柄なので、出来高や値動きには注視する必要があります。
ブロックチェーン関連株が全体的に2〜3%下げるなど軟調相場な中、グノシー(6047)やSBIホールディングス(8473)は小幅高となっており、直近のファンダ要因に対する市場の期待感が伺えます。
有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。