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ビットコイン先物の日取引額630億円まで急成長、価格急騰時には日韓の出来高が増加

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

高まるビットコイン先物取引
アメリカでビットコイン先物取引を取り扱うCMEは、7月24日の日間取引量が12,878もの取引量におよび、過去最高を記録し、CBOEのビットコイン先物取引量と合わせて、日間合計71,528BTC相当の先物取引が行われたことが明らかになった。
eToroシニア市場アナリストの分析
eToroのシニア市場アナリストのGreenspan氏は、自身のツイッターで、ビットコイン価格を8,000ドルにまで押し上げたのは、「東アジアが影響している」と語り、日本円、韓国ウォン建てでのビットコイン取引が活発に行われていた事を主張している。
先物取引とは
いわゆるデリバティブの一つで、価格や数値が変動する各種有価証券・商品・指数等について、未来の売買についてある価格での取引を保証するもの

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6月末に、一時6,000ドル(約66万円)を割り、昨年12月の過去最高値20,000ドル(約220万円)近くから、大幅な下落を記録したビットコイン市場 。しかし、今月7月に入ってから、その価格は着々と回復し、現在では、8,200ドル(約90万円)ほどで取引されています。

高まるビットコイン先物取引

そんな中、アメリカでビットコイン先物取引を取り扱うシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)は、7月25日に自身の公式ツイッターで、そのビットコイン先物の日間取引量が7月24日火曜日に12,878もの取引量に及び、過去最高を記録した事を発表しました。

CMEの1取引(コントラクト)は、5BTCで行われるため、合計64,390BTCの取引、ドル換算にすると約5.3億ドル(587億円)相当に上ります。

さらに、そのツイートでは、月ごとの日間平均契約数を示す棒グラフの画像が添付され、2017年12月時点でその数は1,056取引であったのに対し、7月24日までの7月の日間平均契約数は5,017取引および、375%の成長を記録していることが明らかにされました。

さらに、アメリカでビットコイン先物の取り扱いを行っているもう一つの取引所であるシカゴ・オプション取引所(CBOE)も1取引が1BTCからなる7,138もの取引を行い、CME、CBOE合計で日間71,528BTCの取引を行なったと考えられています。

このBTC数を1BTC8000ドルで計算すると、1日で5.7億ドル(約630億円)相当の取引が行われたことになります。

eToroシニア市場アナリストの分析

さらに、以前Twitterにてビットコインは「過去に類を見ないほどの上昇相場の幕開けとなるかもしれない。」と発言していた、株式や、為替、ビットコインなどの取引プラットフォームを提供するeToroのシニア市場アナリストのMati Greenspan氏(以下、Greenspan氏)も、今回のビットコイン価格上昇について再度Twitterにて言及しました。

Greenspan氏は、今回のビットコイン価格を8,000ドル(約88万円)にまで押し上げたのは、「間違いなく、東アジアが影響している」と記述しました。

彼は、自身のツイートにて、BTC/JPY、BTC/KRW、BTC/USD、BTC/USDTという法定通貨 日本円、韓国ウォン、米ドル、仮想通貨テザーとビットコインという4つの取引ペアにおける取引量を示した画像を添付し、ビットコイン価格が上昇する際に、日本円、および、韓国ウォン建てでの取引高が高まっていた事を主張しました。

一方で、米ドルでの取引高も急上昇したものの、あくまでもその上昇は、ビットコイン価格が上昇した後の取引であったことを示唆し、仮想通貨テザー建てでの取引も比較的安定していたと記述しています。

この分析が正しいのであれば、東アジアは、ビットコイン市場にとって非常に強力な影響を与える可能性を秘めていると言えるでしょう。

そして、7月27日にCMEのビットコイン先物取引が満期を迎えることから多少ビットコイン価格への影響はあるのではないかと考えられていますが、今回のCMEの発表のように、ビットコイン先物取引の取引量が増加してきているのは、注目すべき変化であると言えます。

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ビットコイン価格はアルトコインを置き去りにした単独での上昇が目立ち、現時点で、約86万円で取引されている。eToroのシニア市場アナリストのGreenspan氏は、今回の相場に関して「過去最大の上昇相場の幕開けか」と言及し、注目を集めている。
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