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世界/日本企業時価総額 VS 仮想通貨時価総額  仮想通貨市場は、大いに成長の余地あり。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨のトークンの価格と時価総額の関係性
時価総額/市場に出ているBTCが現在の価格になります。
日本企業時価総額vs仮想通貨時価総額
ビットコイン時価総額がソフトバンクに追いつく勢いです。
世界の企業時価総額 vs 仮想通貨時価総額
Appleと全仮想通貨額はまだ5倍も離れている。盛り上がりを見せる仮想通貨市場がまだかなり小さい規模であるということがわかります。

最近ビットコインの急激な価格上昇から、世界のニュースを通じて多くの人々の関心の的となっている仮想通貨業界。

一年を通して仮想通貨全体の市場価格は大きな成長を遂げましたが、世界の企業の時価総額と比較して現在どの程度の市場規模なのか?

その前に、仮想通貨のトークンの価格と時価総額の関係性をご存知でしょうか? みなさんが普段取引されている仮想通貨の価格は時価総額から市場に出ているトークン数を割ったものが、そのトークンの価値として市場の目安となります。

要するに、時価総額(そのトークンに投資されている総額)が、現在保有されている仮想通貨の価格を決定する重要な関係性があることをまず確認しましょう。

ビットコインは仮想通貨時価総額ランキングで圧倒的な1位の座に君臨しています。 このビットコインの価格を時価総額から計算してみます。(わかりやすいように上3桁以外は切り上げしています。)

ビットコインの時価総額が、94,000,000,000USD 市場に出回るビットコインの数16,620,000BTC だとすると、時価総額/市場に出ているBTCとなるので、 BTC価格は5655USD 日本価格で678,700JPYとなります。

この計算式を理解した上で、リップルの価格がビットコインの価格よりかなり安い理由がわかると思います。 

リップルはビットコインの約2322倍の量が市場に出回っているため、市場供給量が変わらないと仮定して、今のビットコインと同じ時価総額になった時には、現在のBTC価格の2322分の1の価格が1XRPの価格となります。

安い価格だからもっと高くなるだろうという考えではなく、市場供給されているトークンの量が価格には影響していることを理解することが、今後多く出てくるであろう仮想通貨をトレードする上で重要になります。

ではこれを理解した上で、さっそく世界の企業時価総額と視覚的に見ていきましょう。 (ドル建ての時価総額を参考にしています。今回は1ドル=110円で計算しています。)

日本企業時価総額vs仮想通貨時価総額

※2017年10月14日の比較

まず日本の企業との比較から見ていきましょう。

仮想通貨の基軸通貨となるビットコインは、今年仮想通貨と同じように大きく時価総額ランキングをあげたソフトバンク社と近い時価総額となっています。

またイーサリアムはディズニーで有名なオリエンタルランド社、リップルは阪急阪神ホールディングス株式会社と似た時価総額になっていることがわかります。

すべての仮想通貨の時価総額でも、トヨタ自動車と同じ時価総額となります。 

これには驚かれた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか? 世界で自動車を売り、世界でも有名なトヨタではありますが、仮想通貨全体の時価総額があくまでも1企業と同じ額しか市場に入ってきていないのです。

世界の企業時価総額 vs 仮想通貨時価総額

世界のトップ企業との比較で見てみようと思います。

世界ランキングTOP5時価総額は

1位がアップル

2位がGoogle

3位がマイクロソフト

4位がFacebook

5位がAmazon

となっています。 上位5社の時価総額は合計約329.2兆円となりますが、図でわかるように上位の5社の時価総額とでは、仮想通貨全体の17.5兆円をもってしても、約18.8倍もの差があります。

驚くことに、世界トップ企業であるアップル1社と仮想通貨全体の時価総額の比較だとしても、約5倍もの差がまだあることがわかります。

このように見ると、盛り上がりを見せる仮想通貨市場がまだかなり小さいものだということがわかります。 最近では世界のお金を動かす金融地区ウォール・ストリートでも、仮想通貨市場の拡大は良くも悪くも見過ごせない状況になってきています。

ウォール・ストリートの投資銀行から流れる資金に関してプラスに市場が捉えてることも、現在の価格上昇に大きな意味をもたらしているでしょう。

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