WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米司法省、仮想通貨投資詐欺OneCoinの被害者に補償へ 世界で6400億円以上の損害

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 米司法省、2010年代のOneCoin被害者へ補償開始
  • 共同創業者イグナトワ氏は今も逃亡中

OneCoin被害者にようやく補償

米司法省は13日、国際的な暗号資産(仮想通貨)投資詐欺OneCoin(ワンコイン)の被害者への補償手続きを開始したと発表した。

2014年から2019年の間に不正な仮想通貨ワンコインを購入した者に、補償の申請手続きを案内している。申請期限は6月30日で、司法省刑事局の資金洗浄・麻薬・没収課が担当している。

ブルガリアを拠点としていたワンコインの共同創業者であるルジャ・イグナトワ氏とカール・セバスチャン・グリーンウッド氏らは、2014年から2019年にかけて、世界中の投資家をターゲットに投資詐欺を行っていた。

虚偽の説明によりトークンを売り込んだもので、世界中で40億ドル(約6,400億円)以上を集めた。他者へトークン購入を勧誘し成功した場合に報酬を受け取れる、「ねずみ講」の形を取っていたという証言もある。

関連記事:OneCoin仮想通貨詐欺で得た430億円のマネロン容疑者、最終弁論へ

OneCoinの出口詐欺で得られた約430億円の資金洗浄に加担した被告人の最終弁論が行われた。マネロン報酬約50億円は、ヨットやリゾート地の不動産、高級車購入に充てるなど贅を尽くしていたとされる。

詐欺事件に関与した主要な人物らは有罪判決を受けており、司法省は詐欺行為の収益から得られた資産の没収手続きを進めた。現在、4,000万ドル(約64億円)を超える資産を被害者への補償に充当可能な状態だ。

依然として指名手配中の容疑者も

ワンコインのイグナトワ共同創業者は、依然として逃亡中である。イグナトワ氏は、2022年6月にFBIの最重要指名手配犯10人のリストに掲載された。

FBIは逮捕につながる情報に最大25万ドル(約4,000万円)の報奨金を提供するとしている。米国務省も別途、イグナトワ氏の逮捕につながる情報に対して最大500万ドル(約8億円)の報奨金を与える。

FBIニューヨーク支局のジェームズ・C・バーナクル・ジュニア支局長は「イグナトワの居所を突き止めるため、内国歳入庁犯罪捜査部およびニューヨーク南部地区地裁と連携して捜査を続けていく」とコメントした。

イグナトワ氏と共にワンコインの共同創業者だったカール・セバスチャン・グリーンウッド氏は、すでに2022年12月に電信詐欺と資金洗浄の罪を認め、懲役20年および3億ドル(約476億円)の罰金を言い渡されている。

また、ワンコインの法務・コンプライアンス責任者であるイリーナ・ディルキンスカ氏は2024年4月に電信詐欺と資金洗浄の共謀で有罪を認めた。懲役4年の判決を受け、1億1,144万ドル(約177億円)を没収されている。

さらに、ウィリアム・モロ氏も新たに銀行詐欺共謀罪で起訴された。検察側は、モロがワンコイン関連資金の出所を隠蔽するために、銀行に虚偽の説明を行ったとしている。

2025年被害規模報告書:仮想通貨犯罪で年間1.8兆円の被害 AI詐欺の現状も=FBI統計

FBIの2025年インターネット犯罪レポートによると、米国で仮想通貨関連犯罪の被害額が1.8兆円に到達した。AI生成の偽動画・音声を悪用した投資詐欺も報告されている。

モロ氏はワンコインに関連する資金3,500万ドル(約56億円)を香港の口座に、600万ドル(約10億円)を米国の口座に送金させたとされる。

仮想通貨関連の投資詐欺は最近増加しているところだ。FBIの2025年度インターネット犯罪レポートによると、米国で年間の合計被害額は約72億ドル(1.1兆円)に達した。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/29 木曜日
16:26
ビザ、ステーブルコイン精算が10倍に 年換算約3.9兆円突破
米ビザの2026年度第4四半期決算で、ステーブルコインによる精算額が年換算3.9兆円を超え、前年比10倍に拡大した。精算対応チェーンは10に倍増。ビザも参加するOUSDの流通量は約1,260億円を超えた。通期純収益は過去最高の7兆円超。
15:37
日本免税とUPBOND、JPYCで訪日客に免税還付 11月1日開始
日本免税は11月1日から、訪日客の免税還付金を円建てステーブルコインJPYCで受け取れるサービスを始める。同日開始の免税制度「リファンド方式」に合わせ、UPBONDのウォレット基盤とAvalancheを使って送付する。
14:47
ビットコイン、8万5000ドルの壁に阻まれレンジ相場続く=グラスノード分析 
Glassnodeの週次レポートによると、今年4度押し戻された8万5,000ドルが価格の壁となっている。 ビットコインETF需要は後退する一方、保有者による損失確定売りは縮小。価格はレンジ内で推移し、ボラティリティも大きく低下している。
13:55
米大手清算・決済機関DTCC、トークン化サービスを開始 金融20社が利用契約
米DTCC傘下のDTCがトークン化証券サービス「DTS」を開始した。JPモルガンなど20社が利用契約を結んでいる。対象は大型株やETF、米国債でSEC無措置書簡が根拠となる。
11:49
ビットワイズ予測「ビットコインは10年後160万ドルに到達」 年率34.3%増で
ビットワイズは、ビットコインが2036年に159万9,766ドルに達するとの試算を公表した。年率34.3%で前年の28.3%から上方修正。機関投資家の1から5%配分で最大7.4兆ドルの資金流入を想定し、量子コンピュータなどのリスクも挙げた。
11:25
SBI、米クロスリバー親会社と日本合弁へ RWAトークン化やAI決済
SBIホールディングスが米クロスリバー銀行の親会社CRBグループと、日本での合弁会社設立に向け基本合意。融資債権のRWAトークン化やクロスボーダー決済、AIエージェント向け決済を検討し、円建てステーブルコインJPYSCの導入も検討する。
10:44
リップルとコインベースが提携、ステーブルコインRLUSDのアクセス拡大へ
仮想通貨業界大手のリップルとコインベースがパートナーシップを締結。コインベースが段階的にRLUSDに対応することやXRPLなど3チェーンで入出金可能になることなどを発表した。
10:12
グーグル、金融機関向けの仮想通貨・トークン化資産セキュリティツールを限定公開
グーグルが金融機関向けの仮想通貨保護サービスを限定公開した。MPCで秘密鍵を分散管理する仕組みで、複数の金融機関が試験中。商用提供は2027年初頭の予定だ。
09:10
リップル「2026年は成功の年」、年間プロダクト収益のランレートは1400億円超へ
リップルは、2026年の年間プロダクト収益のランレートを算出し、約1,420億円に近づいていると発表。多様なソリューションを利用している顧客やパートナー企業の数が3倍になったとも公表した。
10/28 水曜日
19:27
米国人の63%「金融システムの刷新が必要」 仮想通貨は認知に壁=米DEF調査
米DeFi教育財団(DEF)とIpsosが米国の成人1,545人に実施した調査で、現在の金融システムを安全と考える人は19%で、63%が刷新を求めた。一方、仮想通貨取引所への信頼は4%、DeFiは5%と低く、認知の壁も明らかになった。
18:06
日本ビットコイン産業、BTC現物出資で約8億円調達へ ANAP系と提携
ビットコイン決済事業の日本ビットコイン産業は28日、ビットコインの現物出資による約8億円の第三者割当増資を発表した。ANAP子会社とはライトニングネットワークのルーティング事業で提携し、カード決済に頼らない越境決済の基盤づくりを進める。
17:35
XRPクジラの保有比率68.5%、約4年ぶり高水準=サンティメント
サンティメントによると、1,000万XRP以上を持つウォレットの保有量が468.7億XRPに達し、供給量の約68.5%と2022年11月以来の水準に。価格低迷下での買い増しと、同社が示す節目をまとめた。
16:10
XRPレジャーのRWA、9割が未流通 エバーノース分析
この記事のポイント DEXのXRP取引、ステーブルコイン建てが86%に 融資機能XLS-66、バリデーターの承認待ち RWAの9割、オンチェーンで動かず XRPを保有・運用する…
14:24
商工中金、トークン化預金「DCJPY」発行へ 電子船荷証券と同時決済検討
商工中金が発行するトークン化預金「DCJPY」を貿易決済に使う検討が始まった。DCPとSTANDAGEが電子船荷証券の移転と代金決済を同時に行う仕組みを検証し、2028年度の商用化を目指す。日経は年内にも実証を始めると報じた。
13:55
メタプラネット傘下入り予定のスーパーリーグ、4BTC追加購入
米ナスダック上場のスーパーリーグ・エンタープライズが、22日から25日にかけて4BTCのビットコインを平均約8万581.26ドルで購入した。メタプラネットからの出資は、2026年第4四半期の完了を予定している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧