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フィデリティ、ステーブルコイン発行体向け短期運用ファンドを設定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • FYMXXは6月15日設定、最低投資額100万ドル・管理報酬0.25%
  • ステーブルコイン準備資産ビジネスに大手が参入加速

ジーニアス法準拠のMMFをステーブルコイン発行体向けに提供

フィデリティ・インベストメンツは15日、ステーブルコイン発行体を主な投資家として想定した政府系マネーマーケットファンド(MMF)「Fidelity Reserves Digital Fund(ティッカー:FYMXX)」を設定したと、ザ・ブロックが18日に伝えた。

MMFとは、短期国債や現金など安全性の高い資産だけに投資し、元本の維持を目的とする短期運用ファンドを指す。ステーブルコイン発行体にとっては、顧客から預かった資金の裏付け資産(準備資産)の置き場として活用できる。

同ファンドは、米国のステーブルコイン規制法「ジーニアス法」が規定する適格準備資産への投資に限定する。具体的には米国債(短期・中期・長期)、現金、オーバーナイトのレポ取引、同法準拠の他のMMFが対象となる。

目論見書は「ファンドの持ち分は、ステーブルコイン発行体が顧客向けに発行するステーブルコインの裏付け資産の全部または一部として保有されることを想定している」と説明している。

関連記事:ステーブルコインは現金か——「ドルの影」がブロックチェーンを走る話

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ファンドの主要条件と大手参入の流れ

最低初回投資額は100万ドル(同社判断で引き下げ可能)で、1口あたりの純資産価値(NAV)は1ドルの維持を目指す。管理報酬は年率0.25%。目論見書は、ステーブルコインの新規発行や償還に伴い、特に市場の不確実性が高まる局面ではファンド資産が変動し得ると注記している。

同週にはステート・ストリートも同様のジーニアス法準拠型ファンドを設定しており、BNYメロン、ゴールドマン・サックス、ブラックロックも昨年以来類似ファンドを設定済みだ。

CoinGeckoのデータによると、ステーブルコイン市場の時価総額は19日時点で約3,100億ドルに達しており、USDTが約1,860億ドルで市場を主導している。

関連記事:米当局、ステーブルコイン発行体の規制案を公開 ジーニアス法施行で銀行と同水準の本人確認要請の方針

FRBは、決済向けステーブルコインの発行体を対象にした規制案を他の当局と共同で公開。ジーニアス法の施行で銀行と同水準の本人確認を要請する方針であることを示した。

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