- 倫理条項をめぐり与野党が対立
- 予測市場の法案成立確率は五分五分に近い水準
グレースケールが支持
グレースケールは23日付のレポートで、仮想通貨市場の規制枠組みを定める超党派の法案「クラリティー法」の成立を支持すると表明した。法案が成立すれば、ソフトウェア開発者・トークン発行者・投資家等の市場参加者に堅固な法的基盤をもたらし、パブリックブロックチェーン技術の普及を後押しするとの見解を示した。
上院共和党は22日、クラリティー法の修正草案の全文を初めて公表した。法案の焦点となっているのは、公職にある官僚・議員がデジタル資産を発行または支援することを在職中に制限する、いわゆる「倫理条項」だ。共和党が制限の維持を主張する一方、民主党側はその修正を求めている状況だ。
関連記事:米クラリティー法案の最新草案、大統領の仮想通貨発行を禁止するも2029年には失効
米上院共和党が仮想通貨市場構造法「クラリティー法」の最新版草案を公開。大統領に関する倫理条項は2029年1月失効、執行機関はDOJに限定され、民主党の反発が予想される。上院本会議採決は早ければ来週。
グレースケールは同レポートで、市場参加者が確率を取引する予測市場での法案成立確率が五分五分に近い水準で推移していると示した。超党派の交渉担当者が残る数点の問題で進展すれば、法案は近く上院を通過する可能性があるとみている。

出典:グレースケール
クラリティー法は、米証券取引委員会(SEC)と米商品先物取引委員会(CFTC)それぞれの管轄権を明確化し、デジタル資産の規制枠組みを体系的に整備することを目的とする超党派の立法だ。ユーザー自身が秘密鍵を管理する非管理型ソフトウェア開発者への保護規定や、本人確認(KYC)・マネーロンダリング対策(AML)等の不正資金対策の要件も盛り込まれている。
ゴールドマンCEOも支持表明
採決をめぐる状況が緊迫するなか、米投資銀行ゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモンCEOも23日、クラリティー法への支持を表明した。ソロモン氏は米政治専門メディアのポリティコのインタビューで「法案は完璧ではなく、議論の余地もある。ただ最も重要な点として、公平な競争環境を整備し、市場の安定と発展を促す」と述べた。
同氏はさらに「法案を前進させ、市場構造を整えることでイノベーションを推進したい。強く支持している」と語り、ゴールドマン・サックスは企業としての立場として「誰もが参加できる一つのシステムが必要だという信念を持っている。この法案はその方向への重要な一歩だ」と話した。
関連記事:ゴールドマン・サックスCEOがクラリティー法案支持、銀行業界と対立か
ゴールドマン・サックスのソロモンCEOが米「クラリティー法案」への支持を表明した。JPモルガンなど大手銀行がステーブルコイン規定への反対を続ける中、業界内立場の違いが鮮明になっている。



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