- ビザとゼロハッシュがステーブルコイン払出で提携
- Visa Direct利用企業が資金前払い・払出に活用可能
ビザとゼロハッシュ提携
決済大手ビザは5日、オンチェーン基盤企業ゼロハッシュとの提携を発表した。Visa Directを利用する対象企業が、ステーブルコインによるアカウントへの資金前払いおよび支払いを行えるようになる。
Visa Directは195以上の国・地域で、対象となるカード・アカウント・デジタルウォレットを含め180億超のエンドポイントに接続している。ゼロハッシュが提供する基盤を通じて、ビザのネットワーク全体でステーブルコイン活用を広げる取り組みの一環となる。
ゼロハッシュは決済・資金移動分野で複数のパートナーに基盤を提供しており、モルガン・スタンレーなどの銀行、マーケタなどのカード発行会社、ワールドペイなどの決済サービス事業者が含まれるという。
両社の狙い
ゼロハッシュの創業者兼CEO、エドワード・ウッドフォード氏は、ネットワーク基盤レベルでのステーブルコイン活用がグローバルな普及を後押しすると述べた。企業が国境を越えて資金を前払い・管理する手段が速くなり、受取側もより早く資金にアクセスできるようになるとしている。
また、ビザのプロダクト担当グローバル責任者、マーク・ネルセン氏は、ステーブルコインが特に国境を越えた資金移動を速く柔軟にする機会を生んでいると述べた。ゼロハッシュとの協業により、既存の金融システムと相互運用可能な形で規模を伴うステーブルコイン機能をクライアントに提供できるとしている。
関連記事:マスターカードとボーダーレス、ステーブルコイン決済の信頼性検証へ
マスターカードがボーダーレスと共同で、ステーブルコインの国境を越えた決済の信頼性を検証する実証実験を開始したと発表した。インフィニアなど3社が参加する。
ライバル勢の動き
決済業界ではライバルのマスターカードもステーブルコイン対応を進めている。マスターカードは6月、法定通貨に加えステーブルコインを用いた日中複数回・週末・祝日の決済・清算に対応する機能拡張を発表した。
対応するステーブルコインはサークルのUSDCをはじめ、パクソス発行のPYUSD・USDG・USDP、リップルのRLUSD、SoFiのSoFiUSDなど複数の規制対象銘柄に及ぶ。



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