はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Huobiレポート|仮想通貨の時価総額TOP100は4週連続増となるも、24時間取引高は4割減(2/25〜3/3)

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Huobi研究所提供の業界研究レポート
3月3日時点で、時価総額は約13.9兆円とほぼ横ばいで推移したが、上位100通貨の24時間取引高は4割以上減少。前週比-42.3%の約2.4兆円となっている。

仮想通貨市場 前週比

  • 仮想通貨上位100通貨の合計時価総額:約$1,246億(+1.4%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が上昇した通貨:ABBC(+222.0%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が下落した通貨:ETN(-18.1%)
  • 時価総額上位100通貨の3/3取引高:$217.8億(-42.3%)
  • 上位100通貨のうち最も取引高が増加した通貨:RVN(+1110.6%)
  • 上位100通貨のうち最も取引高が下落した通貨:ONT(-94.9%)

仮想通貨市場

仮想通貨マーケット概況

2019/2/25〜2019/3/3の仮想通貨市場全体は、時価総額上位100通貨のうち75もの通貨が上昇した。Coinmarketcapによると、2019/3/3の時点で時価総額上位100通貨の合計時価総額は、前週比+1.4%となる約1,246億ドルとなっている。

その中でも、時価総額が最も上昇したのは+173.1%となったABBCであり、時価総額ランキングは42位にランクアップ。最も時価総額が減少したのはETNであり、前週比-15.9%であり、時価総額ランキングは70位となった。

新たに時価総額上位100通貨にランクインしたのは、ABBC(42位にランクアップ)、RVN(58位にランクアップ)、ENJ(67位にランクアップ)、LOOM(86位にランクアップ)、DGTX(89位にランクアップ)の計5通貨となっていた。

時価総額上位100通貨の中、価格が最も上昇したのは+222.0%となったABBCであり、最も下落したのは-18.1%となったETNだった。

3/3時点で、ビットコイン(BTC)の価格は、前週比+0.3%の3,847ドルとなり、イーサリアム(ETH)は前週比-5.4%の132ドルとなった。

図1:時価総額100位以内通貨の変動率トップ5

時価総額トップ100位通貨の取引高

3/3時点で、時価総額上位100通貨の24時間取引高は前週比-42.3%となる217.8億ドルとなり、内23通貨は20%以上増加。最も取引高が増えたのは+1110.6%となったRVNだった。 

一方で、77もの通貨の取引高が20%以上減少、中でも取引高が最も減ったのは-94.9%減となったONTとなった。

図2:仮想通貨時価総額トップ100位の合計時価総額(左)と24時間の取引高(右、10億ドル単位)

上位10通貨の市場占有率、マーケットシェア

時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)は、比較的安定して推移。

3/3時点で、上位10通貨の時価総額は、前週比+1.1%の1,097億ドルとなり、総時価総額の84.7%を占め、前週よりやや減少した。

ビットコイン(BTC)の市場占有率(ドミナンス)は、前週と同じく52.4%となった。

図3:時価総額上位10通貨の市場占有率(マーケットシェア)

図4:時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)の前週比比較

マイニングに関する統計

ハッシュレート

2/25〜3/3の一週間、ビットコイン(BTC)のハッシュレートは減少した一方、イーサリアム(ETH)のハッシュレートは増加した。

ビットコイン(BTC)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比-0.3%の44.2EH/sとなり、イーサリアム(ETH)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比+1.4%の152.0TH/Sとなった。

図5:ビットコイン(BTC)ハッシュレートの変化

図6:イーサリアム(ETH)ハッシュレートの変化

ディフィカルティ(難易度)

2/25〜3/3の週に、ビットコイン(BTC)のマイニングディフィカルティは上昇したけれども、イーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティは下落した。

ビットコイン(BTC)の平均マイニングディフィカルティは前週比+0.2%となる6.1Tとなり、イーサリアム(ETH)の平均マイニングディフィカルティは前週比-13.8%となる約2,531THとなった。

図7:ビットコイン(BTC)及びイーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティ(難易度)

マイニングプールの市場占有率、マーケットシェア

ビットコイン(BTC)

ビットコインのマイニングプール市場では、「BTC.com」のマーケットシェアが増加し、「AntPool」のランキングが上昇した。

2/25から3/3までに、BTCブロックチェーン上で行われたマイニングのブロック数は、前週比+4.1%の1,038個となった。

    ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率、ハッシュレートの順で記載)

  • BTC.comー181個、17.4%、7.8EH/s
  • AntPoolー141個、13.6%、6.1EH/s
  • F2Poolー124個、12.0%、5.4EH/s
  • SlushPoolー92個、8.9%、4.0EH/s
  • BTC.Topー89個、8.6%、3.9EH/s

図8:ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率(マーケットシェア)

イーサリアム(ETH)

イーサリアム(ETH)におけるマイニングプールのマーケットシェアは比較的安定して推移。

2/25から3/3までの間に、イーサリアム(ETH)ネットワークで生成されたブロック数は前週比+22.8%となる36,664個となった。

    イーサリアム(ETH)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率の順で記載)

  • Ethermineー10,367個、28.3%
  • SparkPoolー7,884個、21.5%
  • Nanopoolー4,616個、12.6%
  • f2pool_2ー4,520個、12.3%
  • miningpoolhub_1ー2,072個、5.7%

図9:ETHにおけるマイニングプールの市場シェア

アクティビティデータ

ビットコイン(BTC)

2/25〜3/3の週に、ビットコイン(BTC)のブロックデータサイズとブロック毎の平均トランザクション回数と共に増加した。

blockchain.infoによると、2/25から3/3までの間にビットコイン(BTC)の平均ブロックデータサイズは前週比+2.8%で1.1MBとなり、ブロック毎の平均トランザクション回数は前週比+5.0%となる2,371回となった。

図10:ビットコイン(BTC)のブロックデータ及び平均トランザクション回数

イーサリアム(ETH)

Etherchainによると、イーサリアム(ETH)の平均ブロックデータサイズは前週比-9.3%の22,022bytesとなり、イーサリアム(ETH)のブロック毎の平均トランザクション回数は前週比-11.1%となる109.4回となった。

図11:イーサリアム(ETH)の平均ブロックデータサイズ及び平均トランザクション回数

Huobiについて

Huobi は2013年の創業以来、顧客数·取引量共に世界トップレベルの取引所として、130か国以上のお客様にサービスを展開してきております。

2018年、BitTrade(仮想通貨交換業者関東財務局第00007号)を傘下に安心・安全・顧客本位の金融サービスを日本の顧客に提供いたします。

Huobi研究所

Huobi研究所は、仮想通貨取引所を運営しているHuobiグループによって2016年4月に設立され、2018年3月に、ブロックチェーン分野における技術開発・業界調査分析・応用研究・コンサルティングを目的とした、より高度な組織へ発展を遂げました。

また、経済、金融、AI、法律等様々な分野に精通する人材を多く抱えている他、世界のあらゆるブロックチェーンに関する学術団体や大学、研究施設と提携しており、Huobi研究所の所長を務める袁煜明(Hubery Yuan)氏は、元産業保安研究所の副院長兼TMT(テクノロジー・メディア・通信業界)主席アナリストを務めた人物であり、New Fourtune社から「ベストアナリスト賞」を受賞しております。

また、同研究所はブロックチェーン分野の研究基盤を構築し、業界に対してより明確に根拠のある理論や研究成果を提供する事で、業界及び産業の発展を促進する事を目指しております。

Huobi研究所の理念として、「ブロックチェーンのエコシステムを構築し、より良い未来に貢献する事」を掲げております。

Huobi Japan公式アカウント

Twitter:https://twitter.com/HuobiJapan?lang=ja

Telegram:https://t.me/huobijapanofficial?utm_source=Telegram

Facebook:https://www.facebook.com/HuobiJapan/

YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCpWnfmrT6qyTtkdgZJgNn4w/

※注意事項

今回の記事はあくまで、調査レポートを元にCoinPostの考えを述べたもので、仮想通貨の値上がりを保証するものや、投資を奨励するものではございません。

仮想通貨への投資の際は、価格変動リスク、信用リスク、流動性のリスク等、リスクを確認した上、ご自身の責任の下で投資を行いましょう。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

Huobiレポート|Githubコミュニティでイーサリアムのコード更新が頻繁に(12/12〜12/19)
世界有数のHuobi研究所提供。1000BTC以上の大口取引は、前週1143回から1037回へと微減。Githubコミュニティでは、ETHのコード更新が頻繁に行われており、3週連続で大量の更新があった。
「休眠状態のビットコイン」数量と相場の相関性を考察|Huobi研究所が10年間のBTCデータを分析
Huobi研究院のデータによると、永久紛失したBTCは大凡200万〜300万があり、BTCトータル数量の12%〜18%だと予測されている。BitcoinTalkから見れば、10年間に渡り、bitcoinがヒットワードランキングのトップ1となった。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者10,000名突破。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/12 水曜日
13:45
「仮想通貨は正当なポートフォリオ分散手段」 機関投資家のアプローチに大きな変化=シグナム
スイスのデジタル資産銀行シグナムが発表した最新調査で、回答した世界の機関投資家の89%が仮想通貨をすでに保有し、仮想通貨を投機ではなくポートフォリオの有効な分散投資手段とみなしていることが明らかになった。
13:00
米上場ターボ・エナジー、ステラ・タウラスと提携 スペインで再エネ融資をトークン化
ナスダック上場のターボ・エナジーがタウラス、ステラと提携し、スペインでクリーンエネルギー融資のトークン化実証実験を開始。ブロックチェーン活用で744億ドル規模のEaaS市場参入を目指す。
12:45
JPモルガンとDBS、トークン化預金の相互運用で取り組み
JPモルガンとDBS銀行がトークン化預金の相互運用性フレームワーク開発に取り組んでいると発表した。KinexysとDBSトークンサービス間でリアルタイム決済の実現を目指す。
12:37
Bitcoin JapanのCEO、ビットコイン準備金基盤のAIインフラ投資計画など明かす 
エネルギー軸でビットコインとAIを融合 Bitcoin Japan株式会社(旧堀田丸正)は11日、臨時株主総会で商号変更を完了し、ビットコイン財務戦略の詳細を発表した。 関連:…
11:40
ソフトバンクG、エヌビディア株を9000億円で全売却、オープンAI投資へシフト
日本のソフトバンクグループが保有のエヌビディア株を全売却し、オープンAIへの最大400億ドル投資に充てる。ビジョンファンドは234億ドルの投資利益を計上し、純利益は前年比2倍以上となった。
11:15
XRP現物ETF、今週中に米国で上場見込みか 最終書類提出=専門家
カナリー・キャピタルがXRP現物ETFのナスダック上場に向けた8-Aフォームを提出した。専門家は明日か木曜日のローンチを示唆しており、米国で2つ目のXRP追跡ETFとなる見込みだ。
10:35
ビットコイン量子コンピュータ対策で議論白熱に、アドレス移行提案の是非めぐり
仮想通貨ビットコインの量子コンピュータ対策として、Taprootアドレスからの移行が提案され議論が起こった。量子耐性の獲得方法で専門家の見解が分かれている。
10:25
7年ぶりの米国ICO「モナド」、トークンセール開示文書を公開 評価額3800億円弱
モナド財団が11日、MONトークンのコインベース公開販売に関する開示文書を発表。FDV約3,750億円、最大75億トークンを販売。大口集中を防ぐ「ボトムアップ方式」を採用し、11月17日から販売開始。
10:10
ソラナ現物ETF、取引開始から10日間連続で資金が純流入
仮想通貨ソラナの現物ETFは10日時点で、取引開始から10日間連続で資金が純流入。この状況について、事前の予想を上回っているとの見方が上がった。
08:05
スタンダードチャータード、シンガポールでステーブルコイン決済カード「デカード」を支援
スタンダードチャータードがDCSカードセンターと提携し、ステーブルコインを実店舗で使用できるクレジットカード「デカード」の主要銀行パートナーとなった。
07:35
プライズピックス、ポリマーケットと提携 米国で予測市場参入
プライズピックスが世界最大の予測市場プラットフォームのポリマーケットと複数年提携を締結した。連邦規制下でスポーツやエンターテインメントに関する予測市場契約を提供し、米国での事業拡大を目指す。
07:02
メタプラネット、株主数が日本の人口の約0.2%相当まで増加
仮想通貨ビットコイン財務企業メタプラネットのサイモン・ゲロヴィッチ代表取締役社長は、同社の株主数が日本の人口の約0.2%相当にまで増加したと報告。過去数カ月で日本の株主数は66%増加したとも説明した。
06:30
TDコーウェン、ビットコイン年末価格を14万ドルと予想 ストラテジーのBTC追加購入数も試算
TDコーウェンがストラテジーの新規ユーロ建て優先株発行により6720ビットコインが追加されると予測した。ビットコインの年末ベースケース価格は14万1277ドルに据え置かれ、強気シナリオでは16万ドルを想定。
06:05
ブラジル中銀、仮想通貨と国際資本取引の新ルール導入
ブラジル中央銀行が仮想通貨取引および国際資本取引に関する包括的な規制を発表。サービス提供企業への許可制度や報告義務を設け、資本移動の透明化および安全性を強化する。
05:35
中国がアメリカによる20兆円ビットコイン窃取を主張、ルビアンハッキング事件で
中国国家計算機ウイルス緊急対応センターが、2020年のルビアンマイニングプールから127,272ビットコインが盗まれた事件について、米国政府による国家級ハッキング作戦だとする報告書を公表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧