- 50週線は13回中11回的中
- BTCは安値から32.4%上昇中
50週線に的中実績
米仮想通貨金融大手ギャラクシー・デジタルの調査部門ギャラクシー・リサーチは21日、ビットコイン(BTC)の弱気相場終了を判断する上で、週足終値ベースの50週移動平均線奪回が最も的中率の高いシグナルになるとの分析結果を公表した。
分析では終値ベースで50%以上下落し90日以上続いた下落局面を弱気相場と定義し、2011年以降に完了した6回の弱気相場と現在の下落局面を検証対象とした。50週移動平均線を奪回した後に安値を更新した場合は、奪回の失敗と定義している。
検証の結果、値動きが速く振れ幅も大きい50日移動平均線は106回の奪回のうち43回が失敗し、最初の奪回はすべての弱気相場で失敗していた。一方、50週移動平均線は13回の奪回のうち失敗はわずか2回にとどまった。

出典:ギャラクシー・リサーチ
過去の弱気相場における実例
個別の事例では、2013年から2015年の弱気相場でビットコインが最終安値を付けるまでに50日移動平均線を13回奪回し、一部の反発は57日間同水準を上回った後に失速した。最終的に成立した50週移動平均線の奪回は945日間続いたという。
50週移動平均線の奪回が失敗した2例は、いずれも2021年12月と2022年3月の「ダブルトップ」局面で発生し、その後ビットコインは1万5,758ドルまで下落した。2023年3月に成立した奪回(安値形成から130日後)は、その後973日間続いた。
長期化した弱気相場では、50週移動平均線の初回奪回が安値形成から130日から284日後に成立し、その時点でビットコインは既に63%から80%上昇していたとしている。ギャラクシー・リサーチは、移動平均線はあくまで有用な指標であり、絶対的な法則ではないとの見方を示した。
仮想通貨ビットコインの含み益にあるUTXO移動が過去最大規模に達したとクリプトクアントの分析が示した。短期保有者の取得コスト水準を巡る需給バランスが今後の相場を左右する。
現在の価格水準
現在の価格動向を踏まえると、ビットコインは6月30日の安値から32.4%上昇し、7万8,000ドルで推移している。50週移動平均線は8万2,470ドルにあり、上昇余地は約6%となっている。
ギャラクシー・リサーチは、週足終値ベースで50週移動平均線を上回れば弱気相場の終了を裏付ける有力なシグナルになるとの見方を示した。その水準に達するまでは、直近の値動きの改善も一時的な調整局面にとどまる可能性があるとしている。



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