- 企業の運用資産残高は約456兆円
- キャッシュの運用ソリューションから事業を拡大
株式指数ファンドをトークン化
クレディ・アグリコル・グループ傘下で欧州の大手資産運用企業であるアムンディ(Amundi)は5日、自社の主要金融商品である欧州株式指数ファンド「Amundi Core STOXX Europe 600」のトークン化シェアクラスのローンチを発表した。
トークン化には暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のブロックチェーンを採用。これまではデジタル資産戦略の一環としてキャッシュの運用ソリューションにトークン化の技術を活用してきたが、指数への投資に活用を拡大するとした。
アムンディは、2026年9月末時点の運用資産残高が2兆5,790億ユーロ(1ユーロ=176.89円換算で約456兆円)に上る大手資産運用企業。仮想通貨・ブロックチェーン領域でも著名な企業で、昨年11月には、マネー・マーケット・ファンドのトークン化シェアクラスをローンチしたことを発表していた。
上述したキャッシュ運用からのトークン化の拡大とは、マネー・マーケット・ファンドのトークン化からの事業拡大を指す。
マネー・マーケット・ファンドとは
投資家から資金を集めて運用する投資信託の一種。一般的に国債などで安全性の高い運用を行うことが特徴である。
関連記事:欧州最大級の資産運用会社アムンディ、イーサリアム上で初のトークン化ファンドを運用開始
欧州最大級の資産運用会社アムンディが、マネーマーケットファンドの初のトークン化シェアをイーサリアムブロックチェーン上で開始した。24時間365日の運用が可能になり、投資家は従来型とトークン化の両方でファンドにアクセスできる。
今回のシェアクラスについて
今回トークン化シェアクラスをローンチした商品の名称は、クレディ・アグリコル・グループのフランス語の発表に書かれている。従来商品の正確な名称は「Amundi Core Stoxx Europe 600 UCITS ETF Acc」であり、このファンド全体の運用資産残高は本記事執筆時点で約228億ユーロ(同約4兆円)に上る。
なお、トークン化のシェアクラスは提供するが従来の運用モデルに変更はなく、これまでの投資方法を選択することも可能。トークン化シェアクラスの提供には同じグループの欧州企業CACEISの技術やインフラを活用する。
アムンディは、機関の顧客やデジタルプラットフォームの進化するニーズに応えるために徐々に複数のトークン化ファンドを開発していくことを計画。トークン化の技術を活用し、プロセスの自動化やアクセス可能性の改善、速い決済や透明性の実現を通して、運用の効率性を提供したいと考えている。
また、市場インフラや規制の枠組みが発展し続けるにつれて、トークン化したシェアクラスは資産において、デジタルによる提供や活用に新たな機会を生み出すことになるだろうとも述べた。
そして、トークン化を指数ファンドに拡大することによって、伝統金融とデジタル金融を橋渡しする基盤を構築することに貢献するとした。



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