- 仮想通貨規制に関する訴訟が最高裁へ
- 仮に最高裁が規制が違憲もしくは違法だと判断すれば、政府による既存の仮想通貨規制は破棄されます。
- 実名システムは不公平?
- 銀行はUpbit、Bithumb、Coinone、Korbit社の口座だけに変更対応するため、それ以外のマイナー取引所が実名システムを利用することは不可能です。
憲法裁判所に提出された仮想通貨規制に関する訴訟は、最高裁に上告されました。
仮に最高裁が規制が違憲もしくは違法だと判断すれば、政府による既存の仮想通貨規制は破棄されます。
最高裁判所に上告
昨年12月末に韓国政府に対して仮想通貨規制に関する憲法訴願が提起された訴訟は、憲法裁判所から最高裁判所に上告されました。
Jeong Hee-chan弁護士は、『法的根拠なしに仮想通貨取引を規制することは財産権の損害だ』と主張しました。KoreaTimes紙は、Jeong氏の法律事務所を引用し、以下のように報道しました。
『政府による規制が取引を困難にし、仮想通貨の価値を下げています。よってこれは政府による違法的措置で、財産権の侵害です』
さらにJeong氏は、以下のように述べました。
『規制は必要ですが、まずそれに関連する法律を定めることが先です。また署名活動は政府が人々の財産権を尊重し新しい規制を定めるべきだという要請です』
実名システムは不公平か
仮想通貨規制の一部として、政府は仮想通貨取引所口座に実名登録を義務化するシステムを導入しました。
このシステムは1月30日から実行されています。
規制者によると、仮想通貨取引所で取引のための預け入れをするには口座に実名登録をする必要があります。
導入一週間後、韓国のトップ取引所4社の実名登録率は8.21%で、実名未登録口座は160万に上ります。
さらに、銀行はUpbit、Bithumb、Coinone、Korbit社の口座だけに変更対応するため、それ以外のマイナー取引所が実名システムを利用することは不可能です。
The Economic Review紙は、以下のように詳述しました。
『より大きな問題は仮想通貨実名システムの不公平さだ。
政府は仮想通貨実名システムを制定した根拠を明確にするべきだ。
憲法における国民の基本的権利は、国会が定める法律によってのみ制限される』
さらにTop Star Newsは、『政府は銀行法と金融情報法のみを判断基準とし実名システムを合法化した』と述べています。
仮に最高裁が規制が違憲だと判断すれば、政府による既存する仮想通貨規制は破棄されます。
Economic Review紙によると、訴訟の裁判は180日掛かるので結果は6月までにはわかるそうです。
Korean Supreme Court to Judge Whether Crypto Regulations Are Unconstitutional
02/08/18 by Kevin Helms
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