- Bitcoin Core clientの最新アップデートにより、SegWitがデフォルト化する
- 最新のアップデートによって、SegWitがデフォルトで有効になります。これによって、ユーザーは高度な知識が無くても、SegWitを利用できるようになります。
- サービスプロバイダにとっても歓迎すべき今回のアップデート
- 今回のアップデートは、ユーザー向けのものですが、取引所やウォレットプロバイダにとっても、SegWitをよりスムーズに導入するきっかけになります。また、ビットコインの高い手数料と取り引きの遅延からビットコイン決済を取りやめていた業者が再びビットコインを採用する契機にもなります。
今、ビットコインは大きな変化を遂げています。
最新のクライアントアップデートでは、SegWitがデフォルトで有効になります。
これは、仮想通貨エコシステムのスケーラビリティを改善する大きな一歩となるでしょう。
SegWitとハードフォークの歴史
かなり以前に、ビットコインネットワークはスケーリングアップデートされる予定でした。
Segregated Witness(SegWit)と呼ばれるそのソリューションは万人受けしませんでした。
結果的にビットコインコミュニティが二つのグループに分裂してしまいました。
そのようなことから、SegWitの「利用」の目処は付いていませんでした。
結局、SegWitに反対の人はビットコインをハードフォークさせ、ビットコインキャッシュを作りました。
ビットコインキャッシュはトランザクションを改善するため、直接ブロックサイズの拡張を行いました。
しかしその「分裂」以降、SegWitの導入を広めることが難しくなりました。
Bitcoin Coreアップデートにより、SegWitサポートがデフォルトで可能に
現在全ネットワーク取引の約12%がSegWitを利用しています。
多くのサービスプロバイダはSegWitを現存するコードに統合させることに苦戦しましたが、今やっとその努力が報われる時が来たようです。
最新の0.16 Bitcoin Core clientより、SegWitサポートがデフォルトで有効になっています。
このユーザーウォレットインターフェイスにより、高度な知識がない人でもSegWitを利用することができます。
このスケーリングソリューションをより使いやすくすること自体もここ数ヶ月の課題でした。
十分なユーザー数が新しいクライアントにアップグレードすれば、ついにビットコインネットワーク全体として改良が見られるかもしれません。
今回のアップデートはサービスプロバイダにとっても歓迎すべき事
サービスプロバイダにとってこのアップグレードは歓迎されるべきことです。
ユーザー向けのSegWitソリューションではありますが、取引所やウォレットプロバイダにとっても、SegWitをよりスムーズに導入するきっかけになります。
もちろんSegWitがビットコインネットワークのデフォルトソリューションになるまでにはまだ時間がかかりそうです。
SegWitのデフォルト化によって、業者によるサポートも改善するかもしれません。
いくつかの企業は高い手数料と取り引きの遅延によりビットコイン決済を取りやめましたが、SegWitのデフォルト化によって、業者によるそれらのサポートも改善するかもしれません。
ビットコインの手数料とトランザクションの問題が未来においてなくなれば、世界一の仮想通貨を使用することがまた容易になるでしょう。
現在、ビットコインのドミナンスも上昇しています。
今回のアップデートがビットコインにどのような影響を与えるのか、今後も注目に値します。
Can Default SegWit Support Make Bitcoin Price Rise Even Higher?
Feb. 20, 2018 by JP Buntinx
参考記事はこちらから