- 仮想通貨がNvidiaの事業の中でも比重を高める
- Nvidia CEOはあと数年もすれば必ずブロックチェーン技術は必要不可欠になる、と主張し、ブロックチェーン技術と仮想通貨が双方ともGPUに深く関わってくると予想しました。
- マイニング事業
- マイニングにNvidiaのGPUが使われる一方で、現段階では仮想通貨マイニングをまだ事業化するつもりはない、との見解を述べました。
数年もすればブロックチェーン技術は必要不可欠になる
最近、半導体メーカーであり、GPU開発および販売を行うNvidiaが仮想通貨マイニング事業に参入しましたが、同社のストックオプションは低減していました。
しかし、この動向にも関わらず、同社のCEOであり創設者であるJensen Huang(以下、ハン氏)は、仮想通貨の盛り上がりはすぐには終わりを見ないだろう、と考えています。
ハン氏はMad Money TVというテレビショーに出演した際に、番組司会者のJim Cramer(以下、クレイマー氏)に対して、仮想通貨は定着した、と主張しました。
それについて同氏は、仮想通貨によって人々は全く軋轢のない仕事に従事することができるようになり、仮想通貨ユーザーは低価格で送金したり換金したりできるようになったためだ、と説明しました。
Nvidia社は、高出力GPUの製造から販売を含めた、仮想通貨技術に関連するあらゆることに取り組んでいます。
また、チップ生成の経験を生かして他の様々な関連分野にも参入しています。
同社は昨年2017年に流行した仮想通貨市場に投資を開始しましたが、次第にウォールストリートの関心は冷めていきます。
2017年に現在のほとんどの仮想通貨が大きな関心を集めると同時に、市場は段々と活気を帯びてきました。
ハン氏は番組中のクレイマー氏のインタビューの中で、あと数年もすれば必ずブロックチェーン技術は必要不可欠になる、と主張し、ブロックチェーン技術と仮想通貨が双方ともGPUに深く関わってくると予想しました。
同氏はまた、NvidiaのGPUプロセッサーが仮想通貨の製造とマイニングに完璧に適しているのは当然だと述べています。
ハン氏は、Nvidiaが深く仮想通貨産業にかかわる理由の一つとして、同社のGPUプロセッサーのマイニング対応能力を挙げています。
これによりNvidiaのデバイスが、仮想通貨市場において理想的な候補となりました。
事実、仮想通貨マイニングにおいて同社のGPUがトップリストに上がった、とハン氏は付け加えています。
Nvidiaのスーパーコンピューターの力は求められている仕事にぴったりのものでした。
ブロックチェーン技術には、世界中に分散する能力を持つと同時に、安全で不変なコンピュータが必要不可欠です。
同社のGPUプロセッサーはこの点において幅広く使用できます。
新事業になるか
しかし、ハン氏は、NvidiaのGPUプロセッサーは仮想通貨マイニングには十分必要なものではあるが、まだ事業化するつもりはないと述べ、仮想通貨の流行が、会社の近未来の投資を促す大きなきっかけにはなり得ない、と強調しました。
Nvidiaは現在、ゲーム産業とデータセンター事業、また自動車の自動運転技術やプロフェッショナルなグラフィックビジュアルにも携わっています。
ハン氏は、Nvidia社の主要事業はこれらにあり、今後さらに集中していく方針を述べました。
仮想通貨の流行はGPUプロセッサーの需要増加に役立ったが、それによって我々の事業方針が変わることはない、と同氏は主張しました。
NVIDIA CEO BELIEVES CRYPTOCURRENCY WILL BE CORE BUSINESS FOR COMPANY
Mar 31 2018, by ALI RAZA
参考記事はこちらから