- 有名人が宣伝するICOが詐欺として起訴
- 米国証券取引委員会(SEC)が月曜日に伝説ボクサーFloyd Mayweather氏が宣伝したトークンセールが詐欺であるとみなし、Centra TechのICOを起訴しました。
- 多くの虚偽事項
- Visa、Mastercardなど大手金融機関と関係があると嘘をついていたことや、ICO資料の複数の役員が虚偽の掲載だったことが判明しました。
SECがICOを停止し、創設者を詐欺行為で告発
Sohrab “Sam” Sharma氏とRobert Farkas氏が創業したその会社は昨年ICOを通して3200万ドル(約34.1億円)を集めました。
SECによると、CentraはVisa、Mastercard、そしてBancorpなどの大手金融機関と関係を持っているなどと虚偽の宣伝をしていました。
既に上記の会社は、Centraに複数の手紙を送っています。
さらに、Centraの宣伝用資料には、虚構の役員が複数掲載されていました。
SEC執行部共同監督Stephanie Avakian氏は以下のように述べました。
「Centraは投資者に対し新たなデジタル技術を約束し、正当な会社とのパートナーシップを偽り、凝ったマーケティングキャンペーンを通して虚偽の罠を投資者にしかけました。」
SECはICO調査として、2月に初めてCentraに対し召喚状を発令していました。
そして会社の銀行口座が一掃された後、4月1日にSharma氏とFarkas氏が逮捕されました。
Farkas氏は国外逃亡を図っていたようです。
Centra ICOは有名人の宣伝に頼っていた
Centra ICOはプロダクトの宣伝に有名人を起用したことでよく知られています。
伝説ボクシングチャンピオンFloyd Mayweatherはソーシャルメディア上でそのトークンセールを宣伝し、1500RTと5600Likeを獲得しました。
CentraはMayweatherに加え、DJ Khaledにも宣伝を頼んでいました。しかし、どちらの有名人も起訴状に名前はあがりませんでした。SEC執行部共同監督Steve Peikin氏は以下のように述べました。
「被告は計画を売り込むために有名人の起用とソーシャルメディアに頼っていました。宣伝やもっともらしい宣伝材料はSEC登記および開示要件の代わりにはなりません。」
SECによると、必要な公示がされなければ上記のような有名人によるICO宣伝は違法となる可能性があります。
Knockout: SEC Charges Floyd Mayweather-backed ICO with Fraud
April 3, 2018 by Josiah Wilmoth
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