はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

韓大手取引所「Bithumb」スイスでICO実施か|韓国はICO規制緩和へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Bithumbが今年中にICOを実施か
韓国の最大手取引所Bithumbが「Bithumb Coin」のリリースを計画中であることを公表しました。トークン2種類の発行計画を明らかにしていますが、トークンの用途など詳細については不明です。
韓国企業のICO実施と規制当局の対応
同国の大手IT企業Kakaoも、同様に国外でICOを実施予定であると今年初旬に発表しています。国益の国外流出を懸念した韓国規制当局は、自国内でのICO実施を緩和・合法化する意向を示しています。

Bithumbが2018年中にICO実施か

韓国大手メディアの「News1」がBithumbへの取材を行い、同取引所が「Bithumb Coin」のリリースを計画中であることが明らかにされました。

Bithumbは、独自通貨として2種類のトークンを発行することを計画していることを公表しましたが、そのトークンの用途など、その他の詳細については明らかにしていません。

過去には、BinanceやKucoin、Huobiといった世界規模の大手取引所が「独自の仮想通貨」を発行、取引手数料の減額などの特典を付与した事例もあります。

自取引所での手数料減額が「Bithumb Coin」に付与されるかどうかは現時点では未定であり、同通貨に関するその他の情報の公表は、ICOへの準備が整うまでは控えるとしています。

Bithumbは、ICOの公募は考えておらず、機関投資家・投資機関をターゲットとしたクローズドな「プライベートセール」を行う意向としています。

特定の投資家・機関のみを対象にトークンセールが行われた例としては、大型ICOを実施したTelegramが挙げられます。

CoinPostの関連記事

現時点でTelegramはICOで.5億(約892億円)を調達したことを発表
TelegramはICOで.5億(約892億円)を調達したとのニュースが広まっています。Telegramはその資金調達の目的として、TONブロックチェーンの開発および、Telegramメッセンジャーの維持、発展を挙げています。

韓国企業のICO

韓国は、仮想通貨業界の中でも特に大きな盛り上がりを見せている先進国の一つであり、国内の大手IT企業として知られるKakaoも、同様に「国外でICOを実施する可能性が高い」と今年初旬に発表しています。

CoinPostの関連記事

韓国最大のメッセージアプリ:カカオトークが独自仮想通貨発行のICOを検討中
カカオ社はICOを通じて独自仮想通貨「カカオコイン」の発売を検討中です。3月20日に行われる記者会見で、計画の概要を説明するため、具体的なロードマップを発表する予定です。国内ICO禁止を発表した韓国の金融規制当局の動向が注目されています。

規制のかかる韓国国内でのICO実施は自由度が低いため、ICOを積極的に推進する他国で行おうとするケースが散見されます。

Kakao社は、自社が保有するブロックチェーン・ベンチャーの拠点を「スイス」に移転し、関連会社を分社化することを提案しました。

KakaoのICO実施やブロックチェーン開発は、”数十億ドル(数千億円)規模の資金”を動かすと期待されており、開発の拠点をスイスに移転することは、韓国国内におけるブロックチェーン開発、ひいては韓国経済にとって大きな損失になりうると考えられます。

韓国規制当局の対応

韓国規制当局は、Kakao社のICO、およびブロックチェーン開発の重要性を十分認識しており、FSC(大韓民国金融委員会)はKakaoのICO実施の話を受け、「近い将来、韓国内でのICOを合法化・規制緩和を行う可能性」について発表しました。

CoinPostの関連記事

韓国金融規制機関:ICOの全面禁止を撤回、規制緩和を検討か
韓国のメディア「Korean Times」によると、韓国国内のICOによる資金調達が全面禁止されて約6ヶ月経過した現在、金融規制当局が「一定の条件を満たしたICOを容認する方向」に向けて、関係機関と協議中と報じています。

ある関係者は、韓国大手新聞の「Korea Times」に対し

規制当局は、税務機関や司法省、その他関連機関と議論を重ねており、ICO合法化のための明確な”ガイドライン策定”を計画している。

と語っています。

韓国政府は、ICOの合法化における「税制の規定」が最優先事項である他、

付加価値税、利得税の規定と同様に、取引所のライセンスによる認可についても議論が必要だ。

と、述べています。

South Korea’s Biggest Cryptocurrency Exchange to Conduct ICO in Switzerland

APRIL 21, 2018 12:28

参考記事はこちらから
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/22 木曜日
05:40
テキサス州下院がビットコイン準備金法案『 SB21 』を可決 最終成立には上院再承認が必要
テキサス州下院がビットコイン戦略準備金設立法案を可決。上院の再承認が必要で、知事の署名を経て、ニューハンプシャー州、アリゾナ州に続く米国3州目のビットコイン保有州となる見込み。なお、初期投資は数千万ドル規模と予測。
01:08
ビットコイン、4ヶ月ぶりの過去最高値更新で109500ドルまで上昇
暗号資産(仮想通貨)ビットコインが4ヶ月ぶりに1BTC=109,500ドル(約1,600万円)の過去最高値を更新した。米国ETFへの資金流入が継続し、累計6.2兆円規模に。専門家は「金からビットコインへの資金シフト」を指摘し、2025年には最大25万ドルの予測も。
05/21 水曜日
17:58
GMOコイン、ネムやモナコインなど6種類の仮想通貨を取扱廃止へ
GMOコインが6種類の暗号資産(仮想通貨)の取扱い廃止を発表。対象は、ネムやジム、ベーシックアテンショントークンなど(XEM、BAT、QTUM、ENJ、XYM、MONA)流動性不足を理由に8月2日までに段階的終了する。
15:19
バイナンス、3種類の現物取引ペアを停止へ 5月23日実施
バイナンス(国際版)が2025年5月23日に3種類の現物取引ペア(ACA/BTC、MASK/BNB、TRU/BTC)の取扱いを中止すると発表。トークン自体の上場廃止ではなく、別の取引ペアでの売買は継続可能だ。
14:41
NAC保有でNOT A HOTEL宿泊権がもらえる「THE DOOR」 6月リリースへ
NOT A HOTEL DAO株式会社が新サービス「THE DOOR」を2025年6月に開始。NAC保有者は毎月抽選で高級別荘の宿泊権を獲得可能。Web3技術と実物資産を融合した新たな宿泊体験を提供。
13:40
イーサリアムDEXトレーダー70%超急増、Uniswapが市場独占するも特許訴訟に
イーサリアムのDEX取引が活性化し、アクティブユーザー数が73%増の64,000人に到達した。イーサリアムの取引市場シェア86%を占めるUniswapが3兆ドルの累計取引量を達成する一方で、Bancorによる特許侵害訴訟に直面している。
12:30
ビットコイン10万ドル台で再注目、投資魅力が金に接近か=アナリスト
ビットコイン価格が10万ドルを突破し、金価格が調整する中、投資資金の流れに変化が。フィデリティやゴールドマン・サックスなど大手金融機関の分析から、金とビットコインの関係性と今後の見通しを解説。
11:35
「NFTの多くは有価証券ではない」米SECパース委員が見解
米SEC委員のパース氏がNFTの証券性を否定する見解を示した。クリエイターロイヤリティを伴うNFTも証券に該当せず、ミームコインや多くの仮想通貨も除外対象と意見している。
11:00
アバランチ、140億円規模の新ブロックチェーン環境「Fusion」リリース
仮想通貨アバランチが1億ドル規模の新エコシステム「Fusion」を発表した。モジュール型の2層アーキテクチャで、成果主導型の実用的ブロックチェーンネットワーク構築を可能にする。
10:35
元大統領候補のStrive社、75000BTC取得計画 Mt.Gox債権から
元大統領候補のラマスワミ氏の資産運用会社Striveが、破産した仮想通貨取引所Mt.Goxの7万5000ビットコイン債権を割引価格で取得する計画を発表。10月までの債権者返済に先立ち株主承認を目指す。
10:25
ジャスティン・サン、トランプ米大統領との晩餐会参加へ
仮想通貨トロンの創設者ジャスティン・サン氏は、トランプ米大統領との晩餐会に参加することを公表。晩餐会参加希望者の中で、トランプコインの最大保有者だと説明した。
09:30
株価50%急騰、米上場DigiAsia 純利益の半分をビットコイン購入へ
ナスダック上場フィンテック企業DigiAsia Corpが純利益の最大50%をビットコイン購入に充当する戦略を発表。最大1億ドルを調達しBTC準備金を確立、長期保有と収益創出を目指す。
08:35
ビットコイン、過熱なき上昇か オンチェーン分析が裏付ける=アナリスト
Avocado_onchainとSwissblockの最新分析によれば、ビットコインの現在の反発上昇は過去と異なり過熱することなく進行中。ビットコインファンダメンタルインデックスも弱気ダイバージェンスの兆候なく、オンチェーン指標が市場の健全性を示しているようだ。
08:00
イーサリアム過熱状態、2500ドルで調整局面入りか アナリスト分析
Cryptoquantの登録アナリストがイーサリアムが2500ドル付近で過熱状態と指摘。一方でバイナンスからのアルトコイン流出は蓄積の兆候に。
07:25
ロビンフッド、米SECにRWAトークン化の規制案提出
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、RWAトークン化の規制に関する提案書を米SECに提出。将来的に、トークン化したRWAの取引所を運営する計画があるようだ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧