はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETH価格特化の新組織誕生や米国初のソラナ現物ステーキングETF上場など

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

暗号資産(仮想通貨)の材料まとめ

前週比の騰落率(29日〜5土)

  • ビットコイン(BTC):108,187ドル +1.0%
  • イーサリアム(ETH):2,518ドル +3.9%
  • XRP(XRP):2.23ドル +3.9%
  • ソラナ(SOL):148.10ドル +3.7%

時価総額上位の暗号資産(仮想通貨)銘柄を中心に、過去1週間の材料をまとめた。

時価総額1位:ビットコイン(BTC)

仮想通貨ベンチャーキャピタル企業Breedが、米ストラテジー社などに代表される企業のビットコイン財務戦略についての分析レポートを発表。ビットコインによる株価プレミアム戦略を維持できる企業は一握りだろうとの見解を示している。

関連:『ビットコイン財務戦略の成功は少数企業に限られる』Breedレポート、ストラテジー社の先行事例に注目

また、米ストラテジー社(旧マイクロストラテジー)が30日夜、6月22日から6月29日の間に総額5.3億ドルを投じて、4,980BTCを購入したことを報告。これにより、同社のビットコイン保有量は597,325BTCに増加した。

関連:ストラテジー社、約770億円でビットコイン追加購入 『ラッセルトップ200指数』入りも

さらに、ビットコインのマイニング難易度が29日、約7.5%低下。ここ数週間、ハッシュレートも急激に低下していた。ビットコインネットワーク・エクスプローラーMempoolによると、この難易度調整はブロック高903,168で行われ、126.41兆から116.96兆に減少している。

関連:ビットコインマイニング難易度が7.5%低下 米テキサス州猛暑が影響か

他には、大手資産運用企業ブラックロックが提供するビットコイン現物ETF「IBIT」が、株価指数のS&P500に連動する同社のETF「IVV」よりも手数料収入を生み出していることがわかった。1日時点におけるブルームバーグの概算によると、IBITの年間の合計手数料は約1.9億ドルで、IVVを10万ドル上回っているという。

関連:ブラックロックのビットコイン現物ETF、手数料収入が自社の「S&P500ETF」超え

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

時価総額2位:イーサリアム(ETH)

著名金融アナリストでファンドストラット共同創設者のトム・リー氏が6月30日付でBTCマイニング企業ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズの取締役会長に就任。同氏は仮想通貨市場で著名な戦略アナリストとして知られている。ビットマインは2.5億ドルの資金調達を発表し、調達資金をイーサリアム購入に充当する戦略を明らかにした。

関連:イーサリアム戦略転換などで株価7倍暴騰、ビットマイン社にトム・リーが会長就任

また、米証券取引委員会(SEC)がビットワイズ・イーサリアムETFのステーキング機能追加に関する承認判断を延期。6月30日の届出によると、SECは公式な手続きを開始し、結論に達するまでの追加時間を確保している。

関連:SEC、ビットワイズ・イーサリアムETFのステーキング承認判断を延期

さらに、イーサリアム市場で大口投資家が過去3週間で9万5,313ETHを償還し、うち6万8,000ETHをステーキングから中央集権取引所に送金。この投資家は昨年平均2,878ドルの価格帯でETHを取得しステーキングしていた。

関連:ビットコイン需要減少で市場脆弱性指摘、イーサリアム大口投資家は巨額含み損で売却継続=アナリスト

他には、「イーサリアムコミュニティ財団(ECF)」という新たな組織が誕生。ECFが取り組むのは、主にイーサリアムのエコシステムのプロジェクトを支援したり、資金を提供したりすることで、イーサリアム財団ができないことを行うという。

関連:ETH1万ドル到達は『義務』と表明、新組織「イーサリアムコミュニティ財団」が誕生

関連:イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

時価総額4位:XRP

リップル社が30日、イーサリアム仮想マシン(EVM)との互換性を備えたXRPレジャー(XRPL)のサイドチェーンのメインネットがローンチしたことを発表。このローンチは、汎用的なスマートコントラクトをXRPLのエコシステムにもたらす取り組みにおける重要なマイルストーンであると説明した。

関連:リップル社、XRPLのEVM互換サイドチェーンの正式稼働を発表 イーサリアムとの相互運用実現へ

また、2日のウォール・ストリート・ジャーナル報道によると、リップル社が米通貨監督庁(OCC)に国家銀行免許の申請を行ったことが明らかになった。承認されれば同社のステーブルコインRLUSDはOCCの規制対象となり、銀行免許を通じた追加の仮想通貨サービス提供も検討されるとみられる。

関連:リップル、米国銀行ライセンス申請 サークルに続く動き

関連:リップル(XRP)の買い方|初心者が知るべき投資メリットと注目点、最適な取引所選び

時価総額6位:ソラナ(SOL)

米REXシェアーズとオスプレイファンズが開発したソラナ現物ステーキングETFが米国市場で取引を開始。このETFは米国初のステーキング機能付き仮想通貨現物ETFとなる。

関連:米国初のソラナ現物ステーキングETF、7月2日取引開始予定

また、世界第2位の仮想通貨取引所Bybitが30日、Backed社(Backed Finance)と提携しトークン化株式サービス「xStocks」を現物取引プラットフォームに上場したと発表。トークン化株式はApple、Amazon、Microsoft等の大手企業60銘柄超を含め、ソラナブロックチェーン上で24時間365日取引できる。

関連:取引所BybitとKraken、ソラナ基盤トークン化株式「xStocks」を190カ国で提供開始

さらに、米ナスダック上場のDeFi Development Corpが1日、2030年満期の転換優先社債1億ドルを私募発行する意向を発表。同社は米国初のソラナ蓄積および複利成長を目的とした準備金戦略を採用する上場企業で、市場環境などの条件に応じて最大2,500万ドルの追加発行オプションも設定している。

関連:ナスダック上場DeFi Development Corp、1億ドル転換社債発行 ソラナ蓄積戦略を拡大

関連:ソラナ(SOL)の買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
07:05
個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
06:25
トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
06:02
金持ち父さん著者キヨサキ、3.5億円分ビットコインを売却し広告事業投資へ 以前の姿勢から一転
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が11月22日、約225万ドル相当のビットコインを売却し、外科センターと看板広告事業に投資すると発表した。以前の「売らずに買い続ける」発言から一転した。
05:45
マイケル・セイラー、指数除外懸念に反論「ストラテジーはファンドではない」
ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は主要株価指数からの除外懸念に対し「我々はファンドではなく上場事業会社だ」と反論した。
11/21 金曜日
17:25
米ビットコインETF、1週間で大規模な資金流出が2回
11月20日、米ビットコイン現物ETFは9億300万ドル(約1,395億円)の純流出を記録し、史上2番目の規模となった。1週間前の記録を更新。ブラックロック、グレースケール、フィデリティの主要3ファンドで流出の大部分を占め、全ETFで純流入ゼロという異例の事態に。
16:38
予測市場が急成長 カルシ(Kalshi)が1500億円調達と報道も
予測市場カルシが2ヶ月で評価額2倍超の110億ドルで10億ドル調達。取引量は10月に過去最高の44億ドルを記録。競合ポリマーケットも120億〜150億ドルでの追加調達を協議中で、予測市場への投資が加速。
16:33
暗号資産(仮想通貨)の申告分離課税が実現したら?押さえておきたい税務のポイント|Aerial Partners寄稿
仮想通貨の申告分離課税が現実味を帯びてきた今、投資家が知っておくべき税制変更のポイントを解説。税率の一定化、損益通算、特定口座の導入可能性など、制度導入後の注意点と準備すべきことをわかりやすく紹介します。
16:10
CAICAテクノロジーズ、JPYC決済ソリューションの提供を開始
CAICAテクノロジーズが日本円ステーブルコインJPYCの決済ソリューション提供を開始。企業向けにコンサルティングサービスと決済モジュールを提供し、ステーブルコイン決済の導入を支援する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧