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Waves:革新的なプラットフォームの注目すべき6つの特徴

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Wavesの注目すべき6つの特徴
Wavesでは、時価総額においては現在38番目に価値のある仮想通貨となっていますが、このプラットフォームの提供する価値は大きく、市場の評価は過小評価だと言えます。本記事ではWavesの価値を押し上げる6つの特徴について解説します。

Wavesは現在、1コインあたり6.84ドル(約700円)にも満たない価格ですが、時価総額においては現在38番目に価値のある仮想通貨となっています。

しかしこのプラットフォームが提供している価値を考慮すると、現時点の通貨の価格はまだまだ過小評価であるとされています。

本記事ではWavesの価値を押し上げる6つの特徴について解説します。

目次
  1. 世界最速のブロックチェーンを実現する革新的プロトコル
  2. 多機能でシンプル、なおかつ安全なウォレット
  3. 分散型取引所(DEX)の提供
  4. 誰でもトークンを作成可能
  5. 新しいゲートウェイを簡単に設定可能にするWavesGO
  6. スマートコントラクトに対応

①世界最速のブロックチェーンを実現する革新的プロトコル

時価総額こそ38番手であるものの、Wavesはブロックチェーンにおける取引処理速度に関しては世界最速です。

これは、毎分数千の取引の処理を可能にする革新的なプロトコルの実装によって可能になっています。

Wavesは単に現在世界最速のブロックチェーンというだけでなく、この路線で今後も存在感を発揮していく方向性にあるということを意味しています。

さらに、Wavesのコンセンサスアルゴリズムには「Wavs-NG」という次世代のアルゴリズムが導入されています。

これはカーネル大学の研究者らが提唱するBitcoin-NGというモデルに基づいたもので、プラットフォームをより簡潔に、かつ高速にしてくれます。

Waves-NGはBitcoin-NGのモデルを世界で初めてブロックチェーンに適用した例であり、PoS(proof-of-stake)を採用することで、ビットコインが抱えるスケーラビリティ問題にも対処するように設計されています。

②多機能でシンプル、なおかつ安全なウォレット

Wavesでは、ユーザー本人のみが管理できるブロックチェーンアドレスにユーザーの資産が保管されるため、所有者以外の人間がその資産を操作することはできないようになっています。

また、ユーザーは複数通貨に対応したウォレットを作成でき、Wavesアカウントの残高に応じた利息の受け取りや、他者への送金、さらには簡単にマイニングに参加するなどといったことができます。

③分散型取引所(DEX)の提供

仮想通貨市場では、すでに分散型取引所推進の動きがあらわれており、Wavesはこの分散型取引所の先駆けになると思われます。

その理由としては、引き出し額の上限額がないこと、即時の購入処理、matcherとよばれる取引締結のサポート機能、高度な回線、取引所外に設けるウォレットなどが挙げられます。

また、取引手数料は常に最小ラインで、各取引に対して基礎手数料として固定の少額手数料が設けられているのみです。

④誰でもトークンを作成可能

投資家にあまり知られていない事実の一つとして、Wavesでは各ユーザーが独自通貨を発行でき、なおかつそのブロックチェーンをクラウドファンディングに用いることができる、というものがあります。

さらに、ユーザーはこれを用いて物品やサービスを購入でき、さらには投票システムや顧客へのロイヤリティプログラム(優良顧客へ報酬を提供するシステム)の設計も可能になります。

これまでで、ざっと1万を超えるトークンがWaves上で発行され、その時価総額の合計は10億ドル(約1093億円)以上となっています。

⑤新しいゲートウェイを簡単に設定可能にするWavesGO

WavesGOは、新しいゲートウェイを立ち上げの難易度を本質的に下げてくれるフレームワークです。

ゲートウェイは、特定の通貨とWavesを交換する取引の場のことで、例えばBitcoinゲートウェイであればビットコインとWavesを交換することができます。

このゲートウェイが作りやすくなったことで、各種通貨の開発者は自らの通貨・プロジェクトをWavesに取り込むことができ、さらにそのコミュニティもWavesの分散型取引所(DEX)での取引が可能になります

Bitcoinistが以前報じたところによると、WavesGOは、各通貨をWavesに統合する際、全ての通貨に対応した汎用的なブロックチェーンシステムを実装するための業務を全て担ってくれます。

したがってWavesGOでは、それぞれの通貨の独自の仕様の提供、特にプロトコルに対応するインターフェースの提供が必要とされます。

例えば、ライトコインの統合においてはおよそ100行程度のコードさえ提供されれば良いとのことで、残りの業務はWavesGOが処理します。

⑥スマートコントラクトに対応

最後の特徴として、そしてこれがもっとも重要な点なのですが、Wavesはスマートコントラクトへの対応を発表しています。

これによって、もはや過多とも言える新たな特徴・利点がWavesプラットフォームに追加されることになります。

スマートコントラクトへの対応で増える利点には次のような項目が含まれます。

  • ・マルチシグウォレットに対応し、分散的な管理を強化
  • ・イーサリアムに匹敵する機能で、なおかつイーサリアムより簡単でかつ安価に利用できる
  • ・DEX上で作られたトークンの即時の分配・取引が可能
  • ・将来的にはアトミックスワップに対応
  • ・トークンの凍結に対応
  • Dappsに対応
  • ・チューリング完全でないスマートコントラクトにおいてはガスを使用しない

チューリング完全とは

スマートコントラクトにおいてのチューリング完全とは、事実上全てのプログラムを実行できる状態、計算能力の完全な状態を指します。

イーサリアムはまさにこのチューリング完全なスマートコントラクトを採用していますが、そのようなスマートコントラクトではプログラムを作成するには非常に高度な知識と技術が必要となるなどのデメリットもあります。

そこでWavesでは、チューリング完全ではないものの、比較的誰でも実装しやすいなどのメリットがあるスマートコントラクトを採用し、将来的にチューリング完全を目指していくと発表されています。

6 REASONS WHY WAVES IS UNDERVALUED RIGHT NOW

APRIL 30 by BITCOINIST.NET

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