- 仮想通貨市場
- ビットコイン価格(BTC/JPY)が85万円を超えたことで、直近2週間の最高値の更新し、レンジ相場に変化が期待されたものの、本日にかけて再度下落、6/8の20時時点では、83万円を切る価格まで戻しています。
- 仮想通貨関連株
- マネックスグループ(8698)が4.57%安となったことで、昨日の上昇分を帳消しに。その一方で、仮想通貨取引所「QUOINEX」グループと提携するULSグループ(3798)が、4.92%高と堅調に推移。
仮想通貨市場
仮想通貨市場は、全体的に下落傾向にあり、日本で取り扱いもある主要銘柄を中心に、前日比マイナスの状況が目立ちました。
6月に入り全体的な時価総額の推移に大きな変化はなく、3300億USDから3500億USDの間となる、3400億USD前後で推移しています。
昨日はビットコイン価格(BTC/JPY)にて85万円を超えて直近2週間の最高値の更新となったことで、2週間ほど続く同価格帯でのレンジ相場からの脱却が期待されたものの、本日にかけて再度下落し、6/8の20時時点では、83万円を切る価格まで戻しています。
このように、直近で大きな価格高騰が見られないビットコインですが、昨年末の好調相場の影響でビットコインが最高値を更新した2017年12月17日以降、最高値(All time high)の更新は途絶えている状況になります。
これにより、ビットコイン価格はATHを更新しなかった期間が、直近2年のうち最長(173日間)となったことが報告されました。
今までも長期のATH更新なしの期間は、多数存在しており、2010年から3回ほど長期の価格停滞期が観測されています。
ビットコインの最高値は200万円を超えており、+260%ほどの高騰が必要なことから、まずは100万円台復帰が待ち望まれているのが現状です。
また本日、一部のSNSにおいて取引所bitFlyerの不正アクセス疑惑が浮上しました。
この噂を受け、同社は公式で事実ではない旨を報告し、一時的にサービスへのアクセスが中断からの復旧を報告しました。
6 月 8 日 14 時 15 分頃から当社サービスにアクセスできない状態となっておりましたが、現在サービスは再開いたしました。Lightning 現物 及び Lightning FX のサービスを板寄せを経て再開させていただきます。板寄せ中でもご注文のキャンセルは可能です。
— bitFlyer(ビットフライヤー) (@bitFlyer) 2018年6月8日
コインチェックの事件以降、投資家も不安感を覚える状況が続いており、相場への影響も懸念されましたが、対応により現在では問題なく稼働しています。
また昨日韓国大手Bithumbに上場し、昨日高騰したXEMは、全体相場の下落の影響もあり、本日価格を落としています。
相場的な影響は期待されたほどなかったものの、本日一時的に取引高1位の取引所となるなど、存在感を見せ、XEMの流動性へ強いインパクトを与えました。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株では、寄り直後からまとまった売りの出たマネックスグループ(8698)が、4.57%安の往って来いで昨日の上昇分を帳消しに。期待と不安が交錯しているような状態ですが、金融庁の認可登録など先行き不透明感もあり、懐疑的な見方も台頭しつつあります。
その一方で、仮想通貨QASHの開発などで仮想通貨取引所「QUOINEX」グループと提携するULSグループ(3798)が、堅調に推移して4.92%高。2月下旬にマークした年初来高値の2,510円を越えていけるか注目です。
また、5月11日よりマイニングを稼働開始するなど仮想通貨銘柄として認知されているフォーサイド(2330)が5.42%高に。続落する中での急反発を見せました。
有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。
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