- 今週の下落相場を振り返る
- 今週は一時68万円台をつけるなど、この6日間で16%の下落を記録しました。RSIとボリンジャーバンドを用いて、現在の価格帯の位置などを確認しながらこれからの戦略を探ります。
今週はまさに悲観相場
今週一週間はまさに悲観相場だったと言えるのではないでしょうか。
10日(日)午前中に83万円台後半から80万円台前半まで大きく下落。
一時反発したものの、徐々に下落し80万円を割り込み、日付が変わり11日午前2前後あたりから更に下落が加速し、79万円台から73万円台前半まで下落し、わずか二日間で10万円の下落となりました。
この二日間で12%の下落を記録。しかし、下落はこの二日間だけに留まりませんでした。
76万円台まで回復したものの、12日夜以降から再び下落。日付が変わり14日深夜1時半頃には一時68万円台をつけました。
この68万円台が今週の一番底となり、やや反発し、15日午後18時現在は73万円台まで回復しております。
売られ過ぎの基準であるRSI30%を下回る
RSIとは
投資家の心理状況を表す為に考案されたテクニカル指標。
このRSIの数字が高いと「買われ過ぎ」、低いと「売られ過ぎ」となり、相場の強弱を教えてくれるテクニカル指標で、株式の世界では一般的には70%以上だと買われ過ぎ、30%以下になると売られ過ぎと言われている。
以前のチャート分析でも取り上げましたが、BTC/USDチャート上でもRSIの売られ過ぎである30%を下回り、26.4%前後同指数が下がっております。
現在は反発し73万円台まで回復していますが、68万円台を底値に反発していくのか、それともビットコインの歴史上過去最低のRSI16.1%まで更に一段下落するのか。
ポジションを取る際には冷静に見極める必要があります。
6月15日夕方前後のボリンジャーバンドとRSI
ボリンジャーバンドとは
価格帯の大半がこのバンド(帯)の中に収まるという考え方をしたテクニカル分析の1つ。
95.5%の値動きは±2αの線の中に収まるという統計から、+2αを超えた時やその付近にある場合は売り、-2αを下回った時やその付近にある場合は逆に買いのタイミングという逆張りの手法によく使われる。
改めて、RSIとボリンジャーバンドでBTC/JPY1日足(bitFlyer)の中期チャートを見ていきましょう。
上記の図をみると、14日の68万円まで下落した時の価格は、帯の下限を下回っており、その後、バンド帯に戻るような形で上昇しているようなことが分かります。
ただ、バンド帯に戻ったからといって、未だバンドの下限付近であり、逆張り、つまり買いを入れるタイミングであると言えます。
また、RSIも買われ過ぎである30を下回っていましたが、30台中半ばまで回復しております。
ただ、ボリンジャーバンドがバンドの下限付近であるからといっても、本当に反転するかどうかはファンダメンタルの材料等様々な観点から材料を分析し、ポジションを上手く取れるようにしましょう。
免責事項
当記事は、特定の通貨に対する投資や買いや売りのタイミングを推奨するものではなく、市場環境などファンダメンタルズ要因によっても大きく左右されるため、あくまで一つの考え方となります。
また、仮想通貨投資をする際には、価格変動リスク、流動性リスクなど様々なリスクに注意し、自己責任で行って頂くようお願いいたします。当記事を参考にした投資に対して一切の責任を負いかねます。