- ビットコインの値動き振り返りとテクニカルチャート分析
- 年初来安値を記録するなど、大きな下落に見舞われた今週一週間のビットコイン(BTC/JPY)の値動きをテクニカル指標を用いながら解説。また、ファンダメンタル的に6月29日がCMEビットコイン先物の最終取引日である他、最終決済日が近い事も説明しております。
今週一週間の値動き振り返り
ビットコインの値動きは先週に引き続き下落トレンドが継続した他、一段安となり、2月6日前後につけた年初来安値を更新し、直近の安値は6月25日午前0時前後につけた64万4000円台となっております。
25日午前0時前後の安値からは少しずつ反発し、テザー発行などが好材料となり一時73万円まで急上昇し、長い上ひげを25日夜につけましたが、そこからじわじわと下落。29日13時40分現在65万台前半で推移しております。
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テクニカル分析で一週間を振り返る
ボリンジャーバンドとは
価格帯の大半がこのバンド(帯)の中に収まるという考え方をしたテクニカル分析の1つ。
95.5%の値動きは±2αの線の中に収まるという統計から、+2αを超えた時やその付近にある場合は売り、-2αを下回った時やその付近にある場合は逆に買いのタイミングという逆張りの手法によく使われる。
RSIとは
投資家の心理状況を表す為に考案されたテクニカル指標。このRSIの数字が高いと「買われ過ぎ」、低いと「売られ過ぎ」となり、相場の強弱を教えてくれるテクニカル指標で、株式の世界では一般的には70%以上だと買われ過ぎ、30%以下になると売られ過ぎと言われている。
最安値をつける直前の22日の大きい陰線が3つ続いた際はボリンジャーバンドのバンド帯を下回って推移した他、RSIも21%まで落ちており、30%で売られ過ぎを示すRSIの基準からいえば相当下落しておりますが、そこからの戻り幅は小さく、24、25日にかけて更に下落。
24,25日の下落の際はRSIは20%台をつけていたものの、バンド帯の中には留まりました。
ただ、29日現在の値動きは、バンド帯を下回って推移しており、RSIも30%を切る程度のラインにある為、ここからの反発があるかどうかといったところですが、29日がCMEビットコイン先物の取引最終日となっている他、7月5日が最終決済日のため、価格の急変動がある可能性もあります。
免責事項
当記事は、特定の通貨に対する投資や買いや売りのタイミングを推奨するものではなく、市場環境などファンダメンタルズ要因によっても大きく左右されるため、あくまで一つの考え方となります。
また、仮想通貨投資をする際には、価格変動リスク、流動性リスクなど様々なリスクに注意し、自己責任で行って頂くようお願いいたします。当記事を参考にした投資に対して一切の責任を負いかねます。