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Huobi研究所提供業界研究レポート:今週HBインデックスは7%上昇|上位100通貨のうち今週最も上昇したのは51%上昇のBCD

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Huobi研究所提供業界研究レポート
今週も仮想通貨取引所の中でも大手取引所のHuobi社の研究所でリリースされているレポートをCoinPostで日本語に訳し、皆様にお届けいたします。 今回も主に「仮想通貨市場に関する統計」と、「マイニングに関する統計」の2点をピックアップ。 現在話題のHB10インデックス指数のデータなど、仮想通貨投資家必見の内容になっておりますので、この調査レポートを是非仮想通貨投資にお役立て下さい。

仮想通貨市場先週比較

  • 仮想通貨上位100通貨の合計時価総額:2,650億ドル(+8.26%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が上昇した通貨:BCD(+51.03%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が下落した通貨:XTZ(-51.50%)
  • 時価総額上位100通貨の取引高:+9.1%
  • 上位100通貨のうち最も取引高が増加した通貨:BCD(+3231.84%)
  • 上位100通貨のうち最も取引高が下落した通貨:POWR(-97.48%)
  • HBインデックス:841.74(+7.03%)

仮想通貨市場

仮想通貨マーケット概況

今週(7/2〜7/8)の仮想通貨時価総額は全体的に上昇し、仮想通貨時価総額上位100通貨のうち71もの通貨が上昇しました。

Coinmarketcapによると、2018/7/9時点で時価総額上位100通貨の合計時価総額は先週比8.26%増となる2,650億ドルとなりました。

その中でも最も時価総額が上昇したのは51.12%増となったBCDで、時価総額ランキングも33位にランクアップ

次に上昇したのは時価総額49.65%増となったDGB。同通貨は時価総額ランクが10位ランクアップし、35位となりました。

新たに時価総額上位100通貨にランクインしたのは、NPXS(1434位ランクアップ)、XTZ(1322位ランクアップ)、ETN(15位ランクアップ)、QASH(11位ランクアップ)、FCT(10位ランクアップ)の計5通貨となっております。

価格が最も上昇したのも51.03%上昇したBCDであり、最も価格が下落したのは先週比で51.03%下落したXTZでした。

7/9時点で、ビットコイン(BTC)は先週比5.7%上昇の6773.88となり、ETHは先週比7.2%上昇の489.12ドルとなりました。

図1:時価総額100位以内の仮想通貨価格の変動率上位下位トップ5

出典:coinmarketcap

時価総額トップ100位通貨の取引高

7/9の時点で、時価総額上位100通貨の24時間における取引高は先週比で9.1%増加し、通貨数としては8もの通貨が100%以上の増加を記録。

その中でも最も取引高が上昇したのは3231.84%増となったBCDであり、次いでXINが先週比で958.3%増加しました。

その一方で、取引高が減少した通貨数は58通貨にのぼった他、最も取引高が減少した通貨は97.48%減となりました。

図2:仮想通貨時価総額トップ100位の合計時価総額(左)と24時間の取引高(10億ドル単位)

出典:coinmarketcap

上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)

時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)は比較的安定して推移しており、大きな変動は見られませんでした。

7/9時点で、上位10通貨の時価総額は先週比11.55%増となる約2257億ドルとなり、時価総額の81.22%占めております。

時価総額が最も増加したのは12.19%増となったEOSで、次いで増加したのは9.67%増となったMIOTAという結果になりました。

ビットコイン(BTC)の市場占有率(ドミナンス)は先週比0.51%増加し、42.13%となりました。

図3:時価総額上位10通貨の市場占有率(マーケットシェア)

出典:coinmarketcap

図4:時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)の先週比比較

出典:coinmarketcap

HBインデックス指数

Huobiが10通貨で構成しているHBインデックス指数は7.03%の上昇となりました。

Huobi Global Exchangeのデータによると、先週の同指数は786.42でしたが、7/9深夜の時点でHBインデックス指数は841.74となっており、週間最高地は872.35で、最低値は778.2となりました。

図5.HB10 構成通貨と構成比率

出典:Huobi global exchange platform

マイニングに関する統計

ハッシュレート

今週(7/2から7/8)はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)ともにハッシュレートが増加しました。

ビットコイン(BTC)ネットワークの平均ハッシュレートは先週比6.3%増の33.74EH/sとなり、イーサリアム(ETH)ネットワークの平均ハッシュレートも先週比0.8%増となる280.505TH/sとなりました。

図6.ビットコイン(BTC)ハッシュレートの変化

出典:blockcahin.info

図7.イーサリアム(ETH)ハッシュレートの変化

出典:etherchain

ディフィカルティ(難易度)

今週、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のマイニング難易度は共にやや上昇しました。

ビットコイン(BTC)の平均マイニングディフィカルティは先週比5.39%増となる4.69Tとなり、イーサリアム(ETH)も先週比1.89増となる3.4718Pとなりました。

図8.ビットコイン(BTC)マイニングディフィカルティ(難易度)

出典:blockcahin.info

図9.イーサリアム(ETH) マイニングディフィカルティ(難易度)

出典:etherchain

マイニングプールの市場占有率、マーケットシェア

ビットコイン(BTC)

今週、マイニングプール市場におけるBTC.comのマーケットシェアはやや低下し、ViaBTCが三位にランクインするなどの変動があったものの、マイニングプールのマーケットシェアトップ5の顔ぶれに変化はありませんでした。

    ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率、ハッシュレートの順で記載)

  • BTC.comー219個、22.21%、8.31EH/s
  • AntPoolー125個、12.68%、4.75EH/s
  • ViaBTCー114個、11.56%、4.33EH/s
  • F2Poolー106個、10.75%、4.02EH/s
  • SlushPoolー94個、9.53%、3.57EH/s

図10. ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率(マーケットシェア)

出典:BTC.com

イーサリアム(ETH)

7/2から7/9までの間に、イーサリアム(ETH)ネットワークで生成されたブロック数は先週比0.5%増となる40657個となりました。

    イーサリアム(ETH)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率の順で記載)

  • Ethermineー10629個、26.14%
  • f2pool_2ー6802個、16.73%
  • SparkPoolー6800個、16.72%
  • Nanopoolー5143個、12.64%
  • miningpoolhub_1ー4199個、10.32%

図11:ETHにおけるマイニングプールの市場シェア

出典:etherscan.io

アクティビティデータ

ビットコイン(BTC)

今週、BTCのブロックデータサイズは増加した一方で、ブロック毎の平均トランザクション回数は減少しました。

blockchain.infoによると、7/2から7/8までの間で、ビットコイン(BTC)の平均ブロックデータサイズは先週比1.64%となる775.3Kbsとなり、ブロック毎の平均トランザクション回数は先週比6.27%減となる1321回となりました。

図12.ビットコイン(BTC)のブロックデータ

出典:blockchain.info

図13.ビットコイン(BTC)の平均トランザクション回数

出典:blockchain.info

イーサリアム(ETH)

Etherchainによると、イーサリアム(ETH)の平均ブロックデータサイズは先週比13.18%減の20551bytesとなり、イーサリアム(ETH)のブロック毎の平均トランザクション回数は先週比29.69%減となる62回となりました。

図14.イーサリアム(ETH)の平均ブロックデータサイズ

出典:etherchain

図15.イーサリアム(ETH)の平均トランザクション回数

出典:etherscan.io

Huobi研究所について

Huobi研究所は、仮想通貨取引所を運営しているHuobiグループによって2016年4月に設立され、2018年3月に、ブロックチェーン分野における技術開発・業界調査分析・応用研究・コンサルティングを目的としたより高度な組織へ発展を遂げました。

また、経済、金融、AI、法律等様々な分野に精通する人材を多く抱えている他、世界のあらゆるブロックチェーンに関する学術団体や大学、研究施設と提携しており、Huobi研究所の所長を務める袁煜明(Hubery Yuan)氏は、元産業保安研究所の副院長兼TMT(テクノロジー・メディア・通信業界)主席アナリストを務めた人物であり、New Fourtune社から「ベストアナリスト賞」を受賞しております。

また、同研究所はブロックチェーン分野の研究基盤を構築し、業界に対してより明確に根拠のある理論や研究成果を提供する事で、業界及び産業の発展を促進する事を目指しております。 Huobi研究所の理念として、「ブロックチェーンのエコシステムを構築し、より良い未来に貢献する事」を掲げております。

Huobi Japan公式アカウント

Twitter:https://twitter.com/HuobiJapan?lang=ja

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Facebook:https://www.facebook.com/HuobiJapan/

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※注意事項

今回の記事はあくまで、調査レポートを元にCoinPostの考えを述べたもので、仮想通貨の値上がりを保証するものや、投資を奨励するものではございません。仮想通貨への投資の際は、価格変動リスク、信用リスク、流動性のリスク等、リスクを確認した上、ご自身の責任の下で投資を行いましょう。

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