TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

Huobi研究所提供業界研究レポート:HBインデックス8.48%上昇|上位10通貨のうち時価総額が最も上昇したのは+21.94%となったADA

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Huobi研究所提供業界研究レポート
今週も仮想通貨取引所の中でも大手取引所のHuobi社の研究所でリリースされているレポートをCoinPostで日本語に訳し、皆様にお届けいたします。 今回も主に「仮想通貨市場に関する統計」と、「マイニングに関する統計」の2点をピックアップ。 現在話題のHB10インデックス指数のデータなど、仮想通貨投資家必見の内容になっておりますので、この調査レポートを是非仮想通貨投資にお役立て下さい。

仮想通貨市場先週比較

  • 仮想通貨上位100通貨の合計時価総額:約$2700(+12.7%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が上昇した通貨:BCD(+72.33%)
  • 上位100通貨のうち最も価格が下落した通貨:BTCP(-12.76(
  • 時価総額上位100通貨の取引高:$10.16(+24.8%)
  • 上位100通貨のうち最も取引高が増加した通貨:ARDR(+819.06%)
  • 上位100通貨のうち最も取引高が下落した通貨:XIN(-72.57%)
  • HBインデックス:839.25(+8.48%)

仮想通貨市場

仮想通貨マーケット概況

今週(7/16〜7/23)の仮想通貨時価総額は全体的に上昇し、仮想通貨時価総額上位100通貨のうち88もの通貨が上昇しました。Coinmarketcapによると、2018/7/23の時点で時価総額上位100通貨の合計時価総額は先週比12.7%増となる約2700億ドルとなりました。

その中でも最も時価総額が上昇したのが72.15%増となったBCDで、時価総額ランキングも27位にランクアップ。次に上昇したのは時価総額50.54%増となったKINで、69位にランクアップしております。

新たに時価総額上位100通貨にランクインしたのは、PAY(21位ランクアップ)、NXT(10位ランクアップ)、SMART(9位ランクアップ)の計3通貨となっております。

価格が最も減少したのはBTCPであり、先週比12.76%減となりました。

7/23時点で、ビットコイン(BTC)の価格は先週比17.94%上昇の7426.22ドルとなり、イーサリアム(ETH)も先週比5.75%上昇の463.78ドルとなりました。

図1:時価総額100位以内の仮想通貨価格の変動率上位下位トップ5

出典:coinmarketcap

時価総額トップ100位通貨の取引高

7/23の時点で、時価総額上位100通貨の24時間における合計取引高は先週比で24.8%増加し、中でも17もの通貨が100%以上の増加を記録し、最も取引高が増加したのは819.06%増となったARDRでした

一方で、26通貨が取引高を減少させ、中でも取引高が最も減少したのは72.57%減となったXINとなりました。

図2:仮想通貨時価総額トップ100位の合計時価総額(左)と24時間の取引高(右、10億ドル単位)

出典:coinmarketcap

上位10通貨の市場占有率、マーケットシェア

時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)は比較的安定して推移。

7/23時点で、上位10通貨の時価総額は先週比13.53%増の約2331億ドルとなり、総時価総額の82.66%を占めております。上位10通貨のうち時価総額が最も増加したのは21.94%増となったADAで、一方最も減少したのは2.05%減となったUSDTという結果になりました。

ビットコイン(BTC)の市場占有率(ドミナンス)は先週比2.13%増加し、45.21%となりました。

図3:時価総額上位10通貨の市場占有率(マーケットシェア)

出典:coinmarketcap

図4:時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)の先週比比較

出典:coinmarketcap

HB10インデックス指数

Huobiが10通貨で構成しているHBインデックス指数は8.48%の上昇となりました。

Huobi Global Exchangeのデータによると、先週の同指数は773.61でしたが、7/23深夜の時点でHB10インデックス指数は839.25となっており、週間最高値は907.65で、最低値は789.38となりました。

図5.HB10 構成通貨と構成比率

出典:Huobi global exchange platform

マイニングに関する統計

ハッシュレート

今週(7/16〜7/22)はビットコイン(BTC)のハッシュレートは増加した一方で、イーサリアム(ETH)のハッシュレートは減少しました。

ビットコイン(BTC)ネットワークの平均ハッシュレートは先週比13.13%増の36.86EH/sとなり、イーサリアム(ETH)ネットワークの平均ハッシュレートは先週比1%減となる274.103TH/sとなりました。

図6.イーサリアム(ETH)ハッシュレートの変化

出典:etherchain

ディフィカルティ(難易度)

今週、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)ともにマイニングディフィカルティがやや低下しました。

ビットコイン(BTC)の平均マイニングディフィカルティは先週比2.78%減となる4.56Tとなり、イーサリアム(ETH)の平均マイニングディフィカルティもも先週比1.28%減となる3.401Pとなりました。

図7.ビットコイン(BTC)マイニングディフィカルティ(難易度)

出典:blockcahin.info

図8.イーサリアム(ETH) マイニングディフィカルティ(難易度)

出典:etherchain

マイニングプールの市場占有率、マーケットシェア

ビットコイン(BTC)

ビットコインのマイニングプール市場では、BTC.comのマーケットシェアがやや増加した他、ViaBTCが2位にランクアップするなどの変動がありました。

7/16から7/22までに、BTCブロックチェーン上で行われたマイニングのブロック数は先週比で12.09%増加し、1094個となりました。

    ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率、ハッシュレートの順で記載)

  • BTC.comー200個、20.49%、7.64EH/s
  • AntPoolー152個、15.57%、5.8EH/s
  • SlushPoolー118個、11.56%、4.51EH/s
  • ViaBTCー117個、12.09%、4.47EH/s
  • BTC.TOPー89個、11.99%、3.4EH/s

図9.ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率(マーケットシェア)

出典:BTC.com

イーサリアム(ETH)

イーサリアム(ETH)におけるマイニングプールのマーケットシェアは比較的安定して推移。

7/16から7/22までの間に、イーサリアム(ETH)ネットワークで生成されたブロック数は先週比1.17%増となる41104個となりました。

    イーサリアム(ETH)マイニングプールの市場占有率

    (マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率の順で記載)

  • Ethermineー11726個、28.19%
  • SparkPoolー6845個、16.45%
  • f2pool_2ー6410個、15.41%
  • Nanopoolー5031個、12.09%
  • miningpoolhub_1ー4168個、10.02%

図10:ETHにおけるマイニングプールの市場シェア

出典:etherscan.io

アクティビティデータ

ビットコイン(BTC)

今週、ビットコイン(BTC)のブロックデータサイズと、ブロック毎の平均トランザクション回数共に減少しました。

blockchain.infoによると、7/16から7/22までの間にビットコイン(BTC)の平均ブロックデータサイズは先週比25.4%減し、787.6Kbsとなり、ブロック毎の平均トランザクション回数も先週比9.2%減となる1305回となりました。

図11.ビットコイン(BTC)のブロックデータ

出典:blockchain.info

図12.ビットコイン(BTC)の平均トランザクション回数

出典:blockchain.info

イーサリアム(ETH)

Etherchainによると、イーサリアム(ETH)の平均ブロックデータサイズは先週比4.9%増の22247bytesとなり、イーサリアム(ETH)のブロック毎の平均トランザクション回数は先週比23%増となる約120.9回となりました。

図13.イーサリアム(ETH)の平均ブロックデータサイズ

出典:etherchain.org

図14.イーサリアム(ETH)の平均トランザクション回数

出典:etherscan.org

Huobi研究所について

Huobi研究所は、仮想通貨取引所を運営しているHuobiグループによって2016年4月に設立され、2018年3月に、ブロックチェーン分野における技術開発・業界調査分析・応用研究・コンサルティングを目的としたより高度な組織へ発展を遂げました。

また、経済、金融、AI、法律等様々な分野に精通する人材を多く抱えている他、世界のあらゆるブロックチェーンに関する学術団体や大学、研究施設と提携しており、Huobi研究所の所長を務める袁煜明(Hubery Yuan)氏は、元産業保安研究所の副院長兼TMT(テクノロジー・メディア・通信業界)主席アナリストを務めた人物であり、New Fourtune社から「ベストアナリスト賞」を受賞しております。

また、同研究所はブロックチェーン分野の研究基盤を構築し、業界に対してより明確に根拠のある理論や研究成果を提供する事で、業界及び産業の発展を促進する事を目指しております。 Huobi研究所の理念として、「ブロックチェーンのエコシステムを構築し、より良い未来に貢献する事」を掲げております。

Huobi Japan公式アカウント

Twitter:https://twitter.com/HuobiJapan?lang=ja

Telegram:https://t.me/huobiproJapan

Facebook:https://www.facebook.com/HuobiJapan/

Youtube: https://www.youtube.com/channel/UCpWnfmrT6qyTtkdgZJgNn4w/

※注意事項

今回の記事はあくまで、調査レポートを元にCoinPostの考えを述べたもので、仮想通貨の値上がりを保証するものや、投資を奨励するものではございません。仮想通貨への投資の際は、価格変動リスク、信用リスク、流動性のリスク等、リスクを確認した上、ご自身の責任の下で投資を行いましょう。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
07:50
テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。
06:50
米上場のバイオ企業、ビットコイン財務戦略を採用
米上場のバイオ医薬品企業のHoth Therapeuticsは、最大100万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入を取締役会で承認した。
06:40
トランプ次期政権、史上初の仮想通貨特命官ポストを検討
トランプ次期大統領の移行チームは仮想通貨政策に特化した史上初の常勤のホワイトハウスポジションの設置を積極的に検討しているようだ。
06:20
マイクロストラテジー時価総額が米国トップ100に、ビットコイン史上最高値更新受け
仮想通貨ビットコイン続伸を受け、BTCを大量に保有する米マイクロストラテジー社の株価も続伸し、史上最高値となる504.7ドルに到達し米国で時価総額トップ100にランクインした。
11/20 水曜日
17:03
韓国の仮想通貨課税、2025年1月から導入見込み
韓国政府が2025年初頭から実施予定の仮想通貨課税について解説。免税限度額を250万ウォンから5000万ウォンへ大幅引き上げで、年間利益560万円未満は非課税に。取得価格不明時の代替計算方法導入など、投資家に配慮した新制度の詳細を紹介。11月下旬の法案可決を目指す。
14:00
BONK急騰、アップビットでウォンペア提供開始
韓国最大の仮想通貨取引所Upbitは20日にソラナ基盤の犬系ミームコイン「BONK」の新規上場を実施し、韓国ウォンの通貨ペアを新たに提供し始めた。
13:57
Ledger Stax・Flex完全ガイド|仮想通貨の高性能ハードウェアウォレットを徹底比較
10周年を迎えたLedgerの次世代ハードウェアウォレット「Stax」と「Flex」を詳しく解説。大画面タッチパネル搭載の最新モデルの特徴から、定番のNanoシリーズとの違いまで完全網羅。セキュリティと使いやすさを兼ね備えたウォレットの全貌を紹介しています。
13:20
マイクロストラテジー会長、マイクロソフト株主総会でビットコイン投資を提案へ
米マイクロストラテジー社のマイケル・セイラー会長が、マイクロソフト株主総会で3分間のビットコイン投資プレゼンを実施すると発表。ビットコイン投資は株主にとっても、株価を左右する重要な議題であり、総会で議論されるべきだと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧