株式会社ドリコムは2024年第1四半期に、「Eternal Crypt – Wizardry BC –(通称「エクウィズ」)」をリリース予定です。このゲームは、不朽の名作RPG「Wizardry」の幻想的な世界観と革新的なブロックチェーン技術を組み合わせた、クリッカー系×戦略系ゲームとなります。
/#エクウィズ 正式リリース迫る!
— Eternal Crypt – Wizardry BC – | エクウィズ (@WizardryBC) February 24, 2024
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「Wizardry」の伝統的なRPG要素を保持しつつ、NFTとしてゲーム化される点が、新旧のファンにとって大きな注目を集めています。
この記事では、「Eternal Crypt – Wizardry BC –」の概要、遊び方、および収益化のポイントを、NFTや仮想通貨に関心がある方、または「Wizardry」シリーズのファンに向けて詳しく解説します。
- 目次
1.「Eternal Crypt – Wizardry BC –(エクウィズ)」とは
1ー1.元祖RPGタイトル「Wizardry」とは
「Wizardry」は1981年にアメリカで誕生し、日本では1985年にファミコン版がヒットしたことで世界にその名を轟かせた元祖RPGタイトル。
2024年時点でWizardryのIPを保有するのは、日本屈指の大手ゲーム会社である株式会社ドリコムです。ドリコムは本記事でご紹介するエクウィズと並行して、WizardryのIPを活用したスマホ向け3DダンジョンRPG『Wizardry Variants Daphne(ウィザードリィ ヴァリアンツ ダフネ)』も展開しています。
1-2.エクウィズの概要
ブロックチェーンゲーム(BCG)となる「Eternal Crypt – Wizardry BC -(エクウィズ)」は、近年人気の高い放置ゲームモデル「Cookie Clicker」モデルを採用したNFTゲーム。
無料でも楽しめるFree-to-Play(F2P)形式を採用しており、ゲーム内の「冒険者NFT」を購入せずにプレイ開始が可能です。NFT初心者でも気軽に冒険の旅に出発できることも特徴と言えるでしょう。ゲームの進行は、大きく分けて次のような流れです。
- ギルドマスターになり、多彩な種族や職業から仲間を選び、パーティを組む
- 怪物が棲み、古代の欠片や神器が眠るダンジョン「ダドエルの穴」を冒険する
- クエストをこなして王国を救い、深淵の財宝「Blood Crystal」の獲得を目指す
Blood Crystalの原石を獲得するためには、ダドエルの穴に潜む強力なモンスターを倒し、難解なダンジョンを攻略しなければなりません。エクウィズは手軽に始められるゲームでありながら、ドキドキ感と高い戦略性を兼ね備えた3Dダンジョンゲームの新時代を築く作品と言えるでしょう。
(出典:Blockchain GameとしてのWizardry)
2.Eternal Crypt – Wizardry BC –を運営するゲーム&BC業界で活躍する企業
「Eternal Crypt – Wizardry BC –(エクウィズ)」の開発には、株式会社ドリコム、チューリンガム株式会社の他、シンガポールに本社を置くBOBG PTE. LTD.、ドバイに本社を置くZEAL NOVA DMCCの4社が関わっています。
株式会社ドリコムは「アイドルマスター シャイニーカラーズ」などのヒット作をを多数開発している国内ゲーム企業です。チューリンガム株式会社は、ブロックチェーン技術を中心に事業を展開するテクノロジー企業で、トークンやスマートコントラクト開発において豊富な実績があります。
2ー1.エクウィズの基盤チェーンはPolygon
【ポリゴン採用を決定】1/5
— Eternal Crypt – Wizardry BC – | ウィザードリィBC (@WizardryBC) June 20, 2023
本作の利用チェーンが、Polygonブロックチェーンにて展開することが決定いたしました。トランザクションの高速化と低コスト化を目指し、採用いたしましたことをお知らせいたします。
快適さと奥深いゲームを提供するため、チーム一丸となり推進してまいります。 pic.twitter.com/HxkvfQ5H1C
エクウィズの基盤となるのは、Polygonブロックチェーンです。ゲーム内でのキャラクターやアイテム、トークンなどの取引コストを抑え、効率的なトランザクションを実現。ガス代に悩む事のない、ストレスフリーなゲーム環境を可能にしています。
3.Eternal Crypt – Wizardry BC –の遊び方
「Eternal Crypt – Wizardry BC –(エクウィズ)」 は、従来の「Wizardryシリーズ」と同じように「探索」と「帰還」という非常にシンプルなシステムでゲームが進められていきます。エクウィズの基本的な遊び方を見ていきましょう。
3ー1.パーティ編
まず、冒険者たちを選んでパーティを編成します。エクウィズでは4つの異なる種族と8つの職業が用意されており、それぞれに独自の長所と短所があります。
(出典:NFTゲームプレス)
種族や職業を慎重に選び、バランスの取れたチームを組むことがダンジョン攻略のポイントです。
3ー2.ダンジョンへの挑戦
パーティが決まったらダドエルの穴に挑戦し、隠された財宝「Blood Crystal」を求めて冒険を始めましょう。ダンジョン内では強力な怪物や危険な罠が待ち受けており、戦闘やアイテムの獲得を通じて、パーティの強化を目指します。
3ー3.街への帰還とアイテムの強化
ダンジョンの探索でパーティーに疲れが見えてきたら、一旦街へ帰還しましょう。街では、ダンジョンで獲得したゲーム内通貨「Blood Crystalトークン($BC)」や「エンシェントピース(AP)」を用いて冒険者NFTの購入や強化、回復などができます。
また、ギルドマスターはAPを使用して、パーティの能力を高める「レガシーアイテム」の生成も可能です。街でパーティーを強化したら、再び深淵の財宝を探す冒険に出かけましょう。
4.Eternal Crypt – Wizardry BC -で収益化するポイント
「Eternal Crypt – Wizardry BC –(エクウィズ)」では単にゲームを楽しむだけでなく、手に入れた財宝やアイテムを現実世界で収益化できる、ブロックチェーンゲームならではの魅力があります。
4-1.準備:仮想通貨ウォレット作成・MATICを購入
まず、準備としてメタマスクなどの仮想通貨ウォレットを準備し、PolygonのネイティブトークンであるMATICを入手しましょう。エクウィズはPolygonチェーンをベースにしたNFTゲームですので、NFTの購入やBCトークンを購入する際の手数料としてMATICを使用します。
4ー2.収益化方法①:ダンジョン攻略と$BCトークン獲得
エクウィズにおける最も基本的な収益化の手段は、ゲーム内通貨である$BC(Blood Crystal)トークンの獲得と換金です。$BCトークンはBlood Crystalの原石を錬金できる錬金力と呼ばれる特殊な能力を持つ冒険者NFTを編成して、ダンジョンフロアの最大到達点を更新するなど、条件を満たすことで獲得できます。
4ー3.収益化方法②:NFTマーケットプレイスでの取引
また、ゲーム内で獲得したNFTアイテムを、NFTマーケットプレイスで売買することを通じた収益化も可能です。ゲーム内で自分が獲得したNFTに買い手が付けば、その売却を通じて仮想通貨を取得し、仮想通貨取引所を通じて現金化できます。
なお本ゲームにおいて、冒険者NFTの取引方法は以下の通りです。
- ゲーム内販売を通じた購入
- エクウィズ内部のマーケットプレイスを通じた購入・売却
- エクウィズ外部のマーケットプレイスを通じた購入・売却
4ー4.冒険者の強化によって収益性を上げる
エクウィズでは、ダンジョンの奥深くに進むほど、多くの財宝とレアなアイテムを入手できますが、その分モンスターは手ごわくなります。
レガシーアイテムの獲得や、$BCトークンやAPを使ってパーティーの熟練度を上げていくことがダンジョン攻略のポイントです。誰よりも深いところまでダンジョンを探索し、激レアアイテムを入手できれば、収益性は高まってゆくでしょう。
5.ゲーム内通貨「$BC」のトークノミクス
また、ゲーム全体のエコシステムを支えるBCトークンのトークノミクスについても詳しくまとめました。
5ー1.安定供給される冒険者NFT
従来のGamiFiモデルには、NFTの過剰供給とトークンの過剰放出により、エコシステムが短期間で崩壊するという課題がありました。「Eternal Crypt – Wizardry BC –(エクウィズ)」では、NFTやトークンの流通がゲームの規模を超えないようモデルを工夫し、持続可能なトークノミクスを目指しています。
例えば、ゲーム内でのNFT販売は数量がコントロールされているほか、NFTのミント(新規生成)に関しても、ミント実施に必要なアイテムの供給量を制限することで過剰な流通が起きないような仕組みに。また、Blood Crystalの精製には「錬金力」を持ったNFTが必要というルールにより、Blood Crystalの市場供給量が過度に増加するリスクも回避しています。
5ー2.サステナブルなトークン循環と外部収益性
さらにエクウィズは、ゲーム内通貨の$BCトークンに10億枚の発行上限を設け、さらにゲーム内で多様なトークン消費ポイントを設けることで、需要と供給のバランスが崩れるのを防ぐ仕組みを実装しています。
そしてエクウィズは、無料ユーザーへの広告収益や他プロジェクトとのコラボレーションを通じた収益、ノベル・コミック化など、外部収益の実現を計画しています。これにより、トークンエコノミーがゲーム内に完全に依存しないため、より経済圏の安定性を高められるでしょう。
同時に、中毒性の高いモデルの採用とゲームとしての完成度を追求することで、収益性よりもゲームプレイを主な目的としたユーザー層の獲得を目指します。
6.ロードマップと先行リリースNFT
最後に「Eternal Crypt – Wizardry BC –(エクウィズ)」の展望と先行リリースNFTについて解説します。
6ー1.エクウィズのロードマップ
以上の画像がエクウィズのロードマップです。ロードマップ通りに進めば、2024年の3月中までにはゲームが正式リリースされる予定。また、リリース後はコラボやスペシャルイベント、メディアミックス展開など、大きなプロモーションの展開が計画されています。
6ー2.先行販売される「Adventurer Genesis Collection(AGC)」とは
運営はゲームの正式リリース前に、Adventurer Genesis Collection(AGC)という特別なNFTを販売しています。AGCの保有者は先行リリース版のプレイが可能なうえ、正式リリース版でもダンジョンを探索して財宝を手に入れ、$BCトークンを獲得できます。
これは、正式リリース前にBCGや本IPに特に強い関心を持つコアユーザーを獲得し、正式リリース後の健全なコミュニティ育成を目的としているとのこと。
そういった背景から、AGC保有者には$BCトークンの全供給量のうち20%が割り当てられる予定です。具体的には、先行リリース版で全供給量の15%、正規版では5%にあたる$BCトークンが、AGC保有者のみを対象に放出されます。
AGCの購入と先行リリース版への参加は、正式リリース版から参加するユーザーよりも収益性の面で大きく有利になると言えるでしょう。
7.ブロックチェーンゲームで楽しむ不朽の名作
業界で活躍する2つの国内企業と、シンガポール・UAEの企業が携わる「Eternal Crypt – Wizardry BC –」。
従来のGamiFiの課題を踏まえた革新的なトークノミクスで、ユーザーにとって安定的な収益をもたらす経済圏を構築することを目指します。
NFTトレードやブロックチェーンゲームに興味がある方は、先行リリース版や、正式リリース版での参加を検討してはいかがでしょうか。
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