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ふるさと納税とは|投資利益に対する税金を軽減できる仕組みを解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ふるさと納税は、自治体へ寄附した金額から自己負担2,000円を差し引いた金額が所得税や個人住民税から控除されるため、翌年の納税額を抑えることが可能な制度です。

そして、ふるさと納税を行うことで、自治体から寄附金額に応じた返礼品を受け取れます。通常、納税する金額を寄附することで、その自治体の特産品や名産品を受け取ることができるため、その魅力に注目が集まっています。

本記事では、仮想通貨の取引で得た利益に対する納税額の軽減方法として、「ふるさと納税の概要や魅力」「ふるさと納税の手続きや注意点」「ビットコインの還元を受ける方法」の3つを解説しています。

目次
  1. ふるさと納税とは
  2. ふるさと納税の魅力
  3. ふるさと納税の手続き
  4. ふるさと納税の注意点
  5. ふるさと納税で納税額を抑える

1.ふるさと納税とは

仮想通貨の取引によって得た利益には、所得税や住民税が発生します。そこで、この税金を抑える方法として、寄附金税制を活用したふるさと納税制度を紹介します。

1-1.ふるさと納税は自治体の応援になる

ふるさと納税は、納税者が選択した自治体に「寄附」をすることで、自治体が定めた「返礼品を受け取る」制度です。この制度は、自分の意思で応援したい自治体を選んで寄附することができるため、その自治体の活性化や地域振興を促すことができるとして導入されました。

多くの人が進学や就職の機に、生まれ育ったふるさとから新しい自治体に移り住み、納税することが多くなりました。その結果、生まれ住んだ自治体には税収が入らず、人が多く集まる都会には多くの税収が集まる傾向があります。こうした状況を打開するために、生まれ育ったふるさとを応援する制度としてふるさと納税が創設されました。

自治体によって集まった寄附金の用途は異なっており、「地域の施設」や「イベント運営」「子育て支援・教育」「福祉・医療支援」「農林漁業の振興」などにつながる用途が多くあります。

1-2.ふるさと納税の仕組み

ふるさと納税は自己負担2,000円を差し引いた、寄附額の全額を所得税や個人住民税から控除される仕組みです。翌年に納める税金をふるさと納税として前払いすることで、先に納めた税金は翌年に所得税の還付や個人住民税の控除が受けられます。

ふるさと納税を行う自治体の数に制限はありませんが、寄附金控除が受けられる金額の上限は、寄附を行う人の所得や家族構成によって定められています。

総務省のホームページでは、控除できるふるさと納税額の目安が公開されていますので、寄附をする際の参考にしてください。

2.ふるさと納税の魅力

ふるさと納税には、「返礼品を受け取れる」「寄附金控除を受けられる」「応援したい自治体に寄附できる」という3つの魅力があります。

2-1.返礼品を受け取れる

自治体によって、寄附額に応じた返礼品が贈られます。寄附に対するお礼として贈られる品であり、自治体ごとに特産品や名産品など多彩な返礼品を用意しています。

ブランド米や銘柄牛、野菜、果物など、その土地でしか購入できない食材や、観光イベントや体験プランのチケットといった多岐にわたる返礼品を受け取れるため、ふるさと納税は注目を集めるようになりました。

2-2.寄附金控除を受けられる

ふるさと納税は寄附金控除の対象となるため、一定の上限額まで所得税の還付及び個人住民税の控除が受けられます。

例えば、年収600万円の独身の方が77,000円のふるさと納税をした場合、自己負担2,000円を除く75,000円が所得税と個人住民税から控除されます。※1

したがって、本来支払う予定の所得税や住民税分をふるさと納税として寄附することで、実質2,000円で多様な返礼品を受け取れるのです。また、仮想通貨で得た利益に対する税金も、ふるさと納税を利用することで軽減できます。

※1 総務省|ふるさと納税のしくみ|税金の控除について|全額控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安

2-3.応援したい自治体に寄附できる

ふるさと納税は、生まれ故郷やお世話になった自治体に貢献できる制度です。生まれに関係ない自治体にも寄附できるため、全国1,700以上の自治体の中からふるさと納税先を選べます。

この制度を利用することで、各自治体の寄附金の用途や返礼品をもとに、応援したい自治体に寄附が行えます。さらに、寄附の用途を選択できる自治体もあるため、応援したい分野に直接貢献することが可能です。

3.ふるさと納税の手続き

ふるさと納税の手続きについて、5つのステップで紹介します。なお、ふるさと納税を行う場合は、bitFlyerを経由することで、ビットコインの還元を受けることが可能です。

3-1.応援する自治体を選ぶ

ふるさと納税で応援する自治体を選びます。出生地に関係なく応援する自治体を選べるため、全国1,700以上の自治体の中から以下のような基準で選べます。

  • 寄附金の用途
  • 寄付による返礼品
  • 人気ランキング
  • 寄附金額

自治体によって返礼品が異なり、季節の食材や銘菓、旅行券などが用意されています。なお、ふるさと納税による寄附金控除が受けられる上限額は、総務省が公開しているふるさと納税額の目安から確認しましょう。

3-2.寄附の申し込みと支払い

ふるさと納税先の自治体が決定したら、自治体に寄附の申し込みをします。自治体ごとに申し込み手続きは異なりますが、多くの自治体はふるさと納税サイトから寄附が行えます。

また、返礼品とは別に仮想通貨を受け取れるキャンペーンを実施している仮想通貨取引所もあります。例えばbitFlyerでは、同社が提携しているふるさと納税サイト「ふるさと本舗」「さとふる」「ふるなび」を利用すると、返礼品とは別にビットコインを獲得できます(2024年3月時点)。

bitFlyerで「ふるさと納税」がもっとお得に|返礼品・ビットコインの二重取りも
仮想通貨取引所bitFlyerが提供する「ふるさと納税」サービス「ビットコインをもらおう」について解説。ふるさと納税で節税しつつ、ご当地グルメなどの返礼品とビットコインを二重取りできる方法を初心者にもわかりやすく説明しています。

3-3.寄付金受領証明書と返礼品を受け取る

寄附の申し込みと支払い完了後、「寄附金受領証明書」と「ふるさと納税ワンストップ特例制度に関する書類」、「返礼品」などが届きます。

寄附金受領証明書は、確定申告でふるさと納税の寄附控除を申請する際に必要な書類です。返礼品を希望した場合は、その自治体の特産品や名産品などと一緒に送られてきます。

3-4.寄附金控除を申請する

ふるさと納税の寄付金控除の申請は、「ふるさと納税ワンストップ特例を申請する方法」と「確定申告をする方法」の2つパターンがあります。

3-4-1. ふるさと納税ワンストップ特例を申請する方法

特例制度に関する書類として自治体から届く、「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」に必要事項を記載して、期日までに提出します。もし、特例制度に関する書類が同封されていなかった場合は、納税先の自治体や総務省のホームページから入手してください。

3-4-2. 確定申告をする方法

ふるさと納税を行った、翌年の3月15日までに確定申告を行います。確定申告書類には、寄附金受領証明書の添付が必要です。なお、確定申告は「書面で申請する方法」と、eLTAXを利用した「オンライン申請」の2種類のあります。

3-5.所得税の還付や個人住民税の控除を受ける

ふるさと納税の翌年に、「所得税の還付」と「個人住民税の控除」を受けられます。確定申告を行うと一部が所得税から還付され、残額は住民税から控除、ふるさと納税ワンストップ特例では全額が住民税から控除されます。

住民税は翌年度分から控除されるため、翌年の6月頃に届く住民税額通知書を確認し、住民税が減額されていることを確認しましょう。

4.ふるさと納税の注意点

ふるさと納税を行う際には、「居住地への寄附は返礼品が貰えない」「税額の控除額には上限がある」「税額の控除を受けるには申請が必要」という点に注意する必要があります。

4-1.居住地への寄附は返礼品が貰えない

2019年6月1日の地方税法改正により、住民票がある居住地への寄附は返礼品の対象外となりました。自治体によっては、感謝状や報告会の招待券などを希望できる場合がありますが、経済的な所得とみなされる返礼品は受け取れません。

例:「埼玉県さいたま市」に住民票がある場合

エリア 返礼品
埼玉県(県庁) 不可
埼玉県さいたま市 不可
埼玉県大宮市 可能

なお、住民票のある自治体でも寄附金控除の対象にはなるため、返礼品を希望せずに寄附することは可能です。

4-2.税額の控除額には上限がある

ふるさと納税は納税額が減る仕組みです。そのため、受けられる控除額には限度があり、上限額を超えた納税額は自己負担となります。上限額を超えた自己負担分は所得税の還付や住民税の控除が受けられず、支払う合計額が増加することになるため注意しましょう。

なお、ふるさと納税する金額には上限額がなく、上限額を超えた納税額の一部は「寄付金控除」が受けられます。

4-3.税額の控除を受けるには申請が必要

ふるさと納税額の寄付金控除を受けるには、「ふるさと納税ワンストップ特例制度」、または「確定申告」による申請が必要になります。

ふるさと納税ワンストップ特例制度とは、確定申告が不要な給与所得者の手続きを簡素化するための仕組みです。ふるさと納税先が5自治体以内の際に利用できる制度であり、自治体から送られる「特例制度に関する申請書」を提出するだけで控除が受けられます。

ただし、ふるさと納税先が5自治体を超える方や、確定申告を行う方は「ふるさと納税ワンストップ特例制度」の適用対象外になるため、確定申告で寄付金控除の申請をしなければいけません。

仮想通貨の取引による利益が20万円を超えた場合も確定申告が必要になるため、特例制度の適用対象外になります。

5.ふるさと納税で納税額を抑える

本記事は、仮想通貨の取引で得た利益にかかる所得税や住民税を軽減する方法として、ふるさと納税を解説しました。

ふるさと納税として自治体に寄附することで、本来支払うべき所得税や住民税の金額を軽減し、特産品や名産品など多彩な返礼品を実質2,000円で受け取れる制度です。さらに、bitFlyerを通じてふるさと納税を行うことで、ビットコインの還元を受けられます。

ふるさと納税は、納税額を軽減するだけでなく、生まれ故郷やお世話になった自治体、これから応援したい自治体に直接寄附できるという点が人気のある理由と言えるでしょう。

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