
「米国は仮想通貨の黄金時代に入った」
スコット・ベッセント米財務長官は1日、「米国は仮想通貨の黄金時代に入った」とXで宣言した。分散コンピューティングとデジタル決済の新たな可能性を探求し、ブロックチェーン技術の潜在力解放を目指すと表明した。
ベッセント財務長官の発言は今週のホワイトハウス報告書発表に応じたものだ。トランプのホワイトハウスは30日、仮想通貨規制に関する168ページの包括的報告書を公開し、「仮想通貨黄金時代」の到来を正式に宣言している。
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報告書は銀行業務、仮想通貨備蓄、ステーブルコイン、税制、不正資金対策などの提言を網羅している。 また、ベッセント財務長官、ハワード・ルトニック商務長官、ポール・アトキンスSEC委員長らも報告書の作成を担当するホワイトハウスのデジタル資産市場作業部会に参加している。
また、SECのアトキンス委員長は31日、証券規則現代化を目指す「プロジェクト・クリプト」の開始を発表し、規制機関の積極的な連携を明確にした。大半の仮想通貨は証券ではないとの見解を示し、ハウィー・テスト適用の混乱解消を図る方針だ。
業界関係者は報告書を法的・規制的明確性を提供する重要な一歩として評価している。コインシェアーズのジェームズ・バターフィル研究責任者は「極めて野心的で思想的に明確である」と評価した。
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