はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

トランプ政権、『仮想通貨黄金時代』報告書を公開 ビットコイン準備金の計画は?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「仮想通貨黄金時代」

トランプ政権のホワイトハウスは30日、仮想通貨規制に関する168ページの包括的報告書を公開し、「仮想通貨黄金時代」の到来を宣言した。トランプ大統領が1月に設立したデジタル資産市場作業部会が作成し、銀行業務や仮想通貨備蓄、ステーブルコイン、税制、不正資金対策などの提言を盛り込んでいる。

作業部会にはスコット・ベッセント財務長官、ハワード・ルトニック商務長官、ポール・アトキンスSEC委員長らが参加。政権高官は記者会見で「デジタル資産に関して今まで公開された中で最も包括的な成果物」と評価している。

報告書では「デジタル資産とブロックチェーン技術は米国の金融システムだけでなく、経済全体の所有権と統治システムを革命的に変える可能性がある」と明記。米国起業家による技術革新を支援し、政策の明確化と進歩への称賛が必要だと強調した。

主な提言として、議会に対し個人が仲介者なしで仮想通貨を保管する権利の確保や、CFTCに非証券デジタル資産の現物市場規制権限付与を求めている。また分散型金融(DeFi)技術の受け入れや、SEC・CFTCによる規制サンドボックス設置を推奨し、SECには仮想通貨向けセーフハーバー創設や証券配布の登録免除措置検討も要請している。

ビットコイン戦略的準備金については、財務省が管理し没収されたデジタル資産で資本化すると再び説明。備蓄のビットコインは原則売却せず「適用法に従い政府の目標達成のため活用する米国の準備資産として維持」するとしている。一方、以前ホワイトハウス高官が言及していた追加購入の方法や、現在の保有BTC数などに関しては今回の報告書では明言されていない。

しかし、ブルームバーグの報道によると、政権は準備金の詳細を近く公表予定だという。

関連:トランプ政権高官、関税収入などでビットコイン追加購入を検討と発言

税制面では連邦レベルでデジタル資産の独特な特性を認識し、IRS(内国歳入庁)が投資資産の未実現損益や最小限のデジタル資産受領などに関するガイダンス公表を求めている。

今月上院も独自版の市場構造法案を発表し、下院を通過した「クラリティ法」と並行して審議が進んでいる。政権高官は超党派支持を得たクラリティ法の今後数か月の展開を注視するとコメントした。

関連:米上院銀行委員会、仮想通貨市場構造法案を発表

業界関係者は報告書を法的・規制的明確性を提供する重要な一歩として評価している。コインシェアーズのジェームズ・バターフィル研究責任者は「極めて野心的で思想的に明確」としながらも、成功には超党派の立法措置と規制執行が不可欠だと指摘した。

関連:史上最高値更新のビットコイン、今後の価格はどうなる?【価格予測まとめ】

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
21:12
海外大手仮想通貨取引所Bybit、日本人の新規登録を10月31日から停止へ
海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所のBybitが、10月31日から日本の新規ユーザーの登録を停止することがわかった。既存ユーザーは継続利用可能だが、時間の問題と見る向きも。正式登録事業者としての認可取得に向け当局と協議中。
18:12
OKJ、仮想通貨「セイ(SEI)」ステーキングを開始へ【預けて増やす】
OKJはレイヤー1ブロックチェーン「SEI」のステーキングを開始。SEIを預けて報酬を得られる仕組みで、年率138.88%の特別企画も開催中。
18:08
トランプ系ミームコイン発行社、クラウドファンディング事業の買収を交渉中か=報道
トランプ関連ミームコイン「$TRUMP」の発行会社Fight Fight Fight LLCが、クラウドファンディング大手Republic.comの米国事業買収に向け交渉中。90%下落した同トークンの実用性拡大を図る。
17:17
オーストラリア、仮想通貨を金融商品に分類へ ステーブルコイン事業者にはライセンス義務
オーストラリア証券投資委員会(ASIC)は29日、ステーブルコインやラップトークンを金融商品に分類し、事業者にライセンス取得を義務化すると発表。2026年6月まで執行猶予措置を設け、政府のデジタル資産改革と連携して段階的な移行を支援する。
16:35
オンド・ファイナンス、BNBチェーンでトークン化証券展開へ 米国株に24時間アクセス可能に
オンド・ファイナンスがトークン化証券プラットフォームをBNBチェーンに拡大。340万人のユーザーが100銘柄超の米国株式とETFに24時間アクセス可能に。トークン化証券市場は8月以降2倍以上成長。
15:15
メタマスク開発企業のコンセンシスがIPO検討か JPモルガンらをアドバイザーに起用=報道
イーサリアム系仮想通貨ウォレットで知られるコンセンシスがIPOを準備していると伝えられる。JPモルガンとゴールドマン・サックスをアドバイザーに起用した。
12:33
21シェアーズ、ハイパーリキッド(HYPE)ETFをSECに申請 DeFi資産の主流化進む
21シェアーズが10月29日にHYPE ETFを米SECに申請。時価総額160億ドルのDeFiトークンHyperliquid(HYPE)への機関投資家の関心が高まる中、ソラナ、ライトコイン、HBARなど暗号資産ETFの上場ラッシュが続いている。
12:18
イーサリアム財団、企業・機関投資家向けサイト開設 プライバシー強化とDeFi優位性を強調
イーサリアム財団が企業向け新サイトを開設した。RWAやステーブルコインでの高い市場シェア、大手企業の採用事例、プライバシー強化への取り組みなどを紹介し、企業のブロックチェーン活用を支援する。
12:06
マスターカード、仮想通貨インフラ「ゼロハッシュ」を最大3,000億円で買収交渉中か=報道
決済大手マスターカードが仮想通貨・ステーブルコイン企業Zerohashの買収交渉を進めていると伝えられる。3,000億円規模の大型買収案件となる可能性もある。
11:54
メタマスク、報酬プログラムのシーズン1を開始
イーサリアムなどに対応する仮想通貨ウォレットのメタマスクは、報酬プログラムのシーズン1を開始。シーズン1では報酬として計46億円相当のLINEAトークンが割り当てられている。
10/29 水曜日
18:28
平将明議員、高市内閣で新たなポジションに就任 引き続き「Web3政策」の中核担う
石破前政権でデジタル大臣を務めた平将明氏が、自民党のサイバーセキュリティ本部長とWeb3小委員会委員長に就任。暗号資産税制改革のホワイトペーパーを取りまとめた実績を持つ平氏が、党内で政策立案の中枢を担う。
18:04
GrayscaleソラナETF上場控え 市場の熱気高まる
グレースケールのソラナETF(GSOL)が29日にNYSE Arcaで取引開始。先行するビットワイズBSOLは初日5600万ドルの出来高を記録し、2025年上場の仮想通貨ETF中で最大に。米政府閉鎖下でも市場は活発な動き。
17:04
株主優待に「仮想通貨XRP」導入、SBIインシュアランスG
SBIインシュアランスグループが株主優待に仮想通貨XRPを導入。100株以上の保有で最大1.2万円相当を進呈。暗号資産優待の導入が国内でも広がりを見せている。
14:45
トム・リー率いるビットマイン、170億円相当のETHを新規購入か=Lookonchain報告
トム・リー氏率いるビットマインが約173億円相当のイーサリアムを新規購入かと報告。保有額は2兆円超え、世界最大のETH保有企業として総供給量の2.8%を保有。株式の流動性も米国46位にランクイン。
14:00
バイナンス、3銘柄を11月上場廃止予定
大手仮想通貨取引所バイナンスがフラミンゴ、カデナ、パーペチュアルプロトコルの現物取引ペアを11月12日に上場廃止すると発表した。定期審査の結果、業界基準を満たさないと判断された。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧