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米ビッグス下院議員、3月にビットコイン現物ETFに最大4000万円投資

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • ビッグス議員、IBIT最大25万ドル投資、3月4日に購入報告
  • 議員らのビットコイン関連投資で利益相反疑惑、トランプ氏も追及対象

IBITを最大4,000万円相当購入

米国のシェリ・ビッグス下院議員(共和党)は、ブラックロックの暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)現物ETF「IBIT」に最大25万ドル(約4,000万円)を投資したことを公表した。今週提出された下院定期取引報告書で明らかになった。

米国の現職議員によるビットコイン関連取引としては最大のものの一つとみられる。定期取引報告書は、米国議会の議員が株式・債券・その他の金融取引を行った際に、一定期間内に開示することを義務付けるものだ。

具体的には、3月4日に、ビッグス氏の配偶者がUBSのプロ運用口座を通じて、10万1ドルから25万ドル(約1,600万円から4,000万円)の範囲でIBITの株式を購入したと報告された。なお、報告書では金額の範囲のみ示され、正確な購入額は書かれていない。

ビットコイン現物ETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。実際にビットコインを購入し、そのビットコインを基にした信託(ETF)を株式市場で取引するもの。投資家は直接ビットコインを購入することなく、その価値に投資することが可能になる。

3月4日は、ビットコインが反発した日だった。約68,000ドルで取引を開始し、72,000ドルを超える終値をつけた。ちょうど、ETFへの資金流入再開と市場心理の改善に支えられて仮想通貨市場の反発があった日である。

ビッグス議員は2025年7月にも、今回と同じ金額範囲でIBITを購入していた。この際には開示は10月と規定の45日以内よりも遅れており、批判を招いている。今回は期限内の提出となった。

関連記事:ビットコイン急伸、ホルムズ海峡開放と原油急落で内部環境に強気サイン|仮想NISHI

仮想通貨ビットコインは、17日夜から18日朝にかけて上昇した。背景には、中東情勢を巡る緊張緩和期待の高まりがある。米原油先物市場ではWTI期近が一時70ドル台まで大きく下落した。

利益相反の可能性について指摘も

昨年11月には、ブランドン・ギル下院議員(共和党)が、ビットコイン現物を10万1ドルから25万ドルの範囲で、IBITを1万5,001ドルから5万ドル(240万円から790万円)の範囲で購入したことを報告していた。

それ以前の報告書も参照すると、ギル氏は昨年1月から11月までにビットコインを最大260万ドル(約4億円)、IBITを最大15万ドル(約2,400万円)相当積み立ててきた。

ギル氏はトランプ大統領の側近であり、2025年1月の取引は、トランプ氏が仮想通貨規制の緩和を求める大統領令に署名した数日後に行われた。また、2月の購入の翌月である3月6日にはトランプ氏が「戦略的ビットコイン準備金」の大統領令に署名している。

関連記事:米SEC、仮想通貨関連の執行件数が6割減 トランプ大統領の利益相反を議員が指摘

アトキンスSEC委員長が米下院公聴会で、トランプ大統領の仮想通貨事業との利益相反疑惑と、ジャスティン・サンやバイナンスへの執行措置取り下げについて追及された。仮想通貨関連案件への執行件数が約60%減少する中、規制の信頼性をめぐる議論が深まっている。

他には、デビッド・マコーミック上院議員(共和党)も挙げられる。2025年には、ビットワイズのビットコイン現物ETF「BITB」を最低68万ドル(約1億円)相当購入していた。

マコーミック氏は昨年2月に初めてこのETFを購入しているが、この日は同氏が上院銀行委員会デジタル資産小委員会の初公聴会に出席した日だった。政策として、ブロックチェーンと仮想通貨を促進していく立場の者が関連商品を購入することに対しては、購入タイミングもあいまって批判的な見方も上がっている。

仮想通貨に好意的な政策を打ち出すトランプ氏本人に対しても、民主党が利益相反を追及している。独自ミームコイン「TRUMP」や、親族による仮想通貨事業への関与などが問題視されている格好だ。

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