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ビットコイン8月25%高、上位銘柄8割上昇=CryptoRank

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • BTC月間25%高、8月として史上3番目の上昇率
  • 米ETFに35億ドル超、月間で年初来最大の資金流入

8月相場、上位銘柄の8割が上昇に転換

仮想通貨相場は8月、上昇の裾野が大きく広がった。CryptoRankが7日付でまとめた月次分析によると、時価総額上位100銘柄からステーブルコインを除いた84銘柄のうち70銘柄(83%)が月間で上昇し、年間で最も広範な上げ相場になったという。

6月は同じ84銘柄の87%が下落していただけに、わずか8週間での反転が8月相場の核心だとレポートは位置づけている。

上昇の中身は典型的な「オルトシーズン」とは性質が異なる。上位100銘柄のアルトコイン全体はビットコイン建てで26.5%上昇し、ビットコイン(BTC)単体の24.5%高をわずかに上回ったが、個別銘柄の騰落率の中央値は17%にとどまった。

指数を押し上げたのは一部の大型・中型銘柄で、「Altseasonインデックス」も100点満点中40点を下回る水準にとどまり、主導権が完全にアルトコインへ移ったわけではないとCryptoRankは分析している。

関連記事:ビットコイン、8月に30%高でも出来高3年ぶり低水準=アナリスト

ビットコインは8月に30%を超える上昇を記録した一方、主要取引所の出来高は約3年ぶりの低水準にとどまっている。バイナンス・ゲート・バイビットの出来高推移データから、価格上昇と出来高の乖離が示す意味を読み解く。

ETF流入は年初来最大、心理も急転換

地合いの転換を象徴するのが「Fear & Greedインデックス」だ。同指数は8月20日まで217日連続で51以下の「恐怖」圏にとどまっていたが、数日のうちに「強欲」圏へ切り替わり、8月25日には74と2025年10月以来の高水準まで上昇した。ポジションが薄かった分、ショートの買い戻しが連鎖的に価格を押し上げたとCryptoRankはみている。

価格面でも転換は鮮明だった。ビットコインは8月に前月比25%上昇し、8月として史上3番目の好成績、2017年以来の高い伸びを記録した。イーサリアム(ETH)はこれを上回る32.5%高となり、2021年以来最も好調な8月だったという。

資金の裏付けとなったのが米国の現物ETFだ。米国ビットコイン現物ETFは8月、月間で35.2億ドルの純流入となり、2026年で最も強い月を記録した。

6月に45.1億ドルの流出を記録した反動が完全に出た形で、8月17日から27日にかけては9営業日連続の流入超となり、月内21営業日のうち16日がプラスだった。

米国イーサリアム現物ETFにも月間で約18.5億ドルが流入している。

関連記事:ビットコイン現物ETF、8月に35億ドル純流入 1年ぶりの高水準

米ビットコイン現物ETFに8月35億ドルが流入し2025年7月以来の高水準となった。ベッセント財務長官の国債買い戻し表明を機に資金回帰が強まったが、8万ドル台定着は未確認。SoSoValueのデータで流入実態を検証する。

信用拡大は9月の試金石に

価格の戻りを裏付けるように、主要プロトコルの貸付残高も伸びた。CryptoRankによると、DeFi(分散型金融)の与信残高は6月の201億ドルから7月に217億ドル、8月には261億ドルまで拡大し、2カ月で30%増加した。担保を積み増して借り入れる動きが復活したことは、価格上昇が投機だけでなく資金循環の拡大を伴っている証左だとレポートは指摘する。

一方で、与信の伸び率は同期間のビットコイン上昇率とほぼ同水準にあり、価格が反落すればレバレッジの巻き戻しにつながりかねない点には注意が必要だとしている。

堅調だった一角にも変化が出た。現実資産(RWA)を裏付けとする無期限先物取引の月間出来高は1月以来初めて減少に転じ、7月の1,410億ドルから8月は1,220億ドルへ13.5%縮小した。

ビットコインなど主力銘柄が値動きを取り戻したことで、値動きを求めるトレーダーがRWA市場から資金を戻したとみられる。

米財務省は9月9日から、長期国債の買い戻し規模を1回あたり最大20億ドルから、少なくとも40億ドルへ拡大する方針だ。8月の反発が一時的な巻き戻しにとどまるか、資金循環の拡大を伴う継続的な上昇局面に入るかを見極める試金石に、9月相場はなるとCryptoRankは結んでいる。

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