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DeFiデベロップメント、優先株発行で17億円調達 大部分はソラナ取得へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • シリーズC永久優先株(CHAD)発行で資金調達
  • ソラナを裏付けとするデジタル・クレジット商品と位置付け

永久優先株(CHAD)の発行完了

暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)を蓄積するナスダック上場企業デファイ・デベロップメント(DeFi Development Corp)は8日、変動金利型シリーズC永久優先株(CHAD)の発行を完了したと発表した。

引受割引、手数料、募集費用を差し引く前の総調達額は約1,100万ドル(約17億円)となった。調達資金の大部分はソラナの取得に充てられるため、1株あたりSOL保有量の増加に寄与することが見込まれるとしている。

デファイ・デベロップメントのジョセフ・オノラティCEO兼取締役会長は「CHADはソラナを裏付け資産とする初のデジタル・クレジット商品」であり、投資家はそうした商品に初めてアクセスできるようになったと述べた。

ビットコイン・トレジャリー企業最大手ストラテジーは、自社優先株などをビットコイン(BTC)を担保とした利回り商品である「デジタル・クレジット」だと位置づけている。今回発行されたCHADもこうしたコンセプトに沿ったものだ。

関連記事:セイラー氏、ビットコイン上に信用・通貨・株式を積む新金融構造を提唱

ストラテジー会長のマイケル・セイラー氏が6月16日、ビットコインをデジタル資本の基盤層と位置づけ、その上にデジタルクレジット・デジタルマネー・デジタルイールド・デジタルエクイティを積み上げる5層構造の資本市場論をXで発表した。STRCやMSTRの役割も解説している。

一方で、ビットコインとソラナには特にステーキング利回りの有無などで違いもある。デファイ・デベロップメントは、CHAD発行により、「生産力のあるソラナ(productive SOL)」の取得に直接充当できる資本を新たに確保することになったとしている。

ソラナは、ステーキング利回りを生み出すことができる点で「生産的」であるとする格好だ。デファイ・デベロップメントは、バリデータ運営やオンチェーンでの財務活動を通じて、この利回りをさらに高めることを目指している。

これにより、CHADを通じて調達した資本をソラナの追加取得に充当し、そのソラナ自体が有機的な利回りを生み出すことで、同社の全体的な収益に貢献するというモデルを構築する格好だ。

なお、今回の資金調達にはイーサリアム(ETH)・トレジャリー企業ビットマインのトム・リー会長も参加している。

資本戦略の中核手段と見込む

今回CHADは、1株あたりの公募価格8ドルで発行された。額面は1株あたり10ドルであるため、割引価格となった。当初の年間配当率は13%であり、公募価格に基づくと当初の実質利回りは約16.25%に相当する。配当率は当該証券の条件に従って調整される場合がある。

CHADは普通株への転換権を持たない証券であるため、発行によって普通株式数が増加することはない。

デファイ・デベロップメントのダン・カン最高戦略責任者兼IR責任者は、「CHADの価格を額面付近で安定させることは今後の最優先事項」だと話した。また、次のように続けている。

変動金利型の構造により、目標に向けて柔軟に運用を行うことが可能だ。計画通りに実行できれば、CHADは当社にとって厚みがあり、拡張性と継続性のある資本源となる。

長期的に1株当たりソラナ保有量を拡大させるための重要な要素になるとも確信している。

デファイ・デベロップメントは、CHADが普通株やその他の資金調達手段と並び、同社の長期的な資本戦略の中核を担う存在になると見込んでいる格好だ。

関連記事:ソラナ、9日にオンチェーン取引容量3倍超に拡大へ

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