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バイナンスウォレット、IPO前企業に連動する新トークン提供へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 運営はパンケーキスワップ、対象は近日公表
  • 議決権や配当権は付与されない仕組み

バイナンスウォレット、IPO前企業に連動する新トークン提供へ

バイナンスウォレット(Binance Wallet)は20日、未上場企業の値動きに連動する新トークン「Pre-Access」に関するFAQを公式ヘルプセンターで公開した。

関連のトークンセール・キャンペーンは分散型取引所(DEX)のパンケーキスワップ(PancakeSwap)が主催し、バイナンスウォレットは同社のインターフェースへアクセスするための自己保管型の技術的な窓口としての位置付けにとどまるとしている。

Pre-Accessトークンは、対象となる未上場企業が新規株式公開(IPO)を行う前に、当該企業や関連資産と連動した契約型・合成型の経済的エクスポージャーを付与するトークン化資産と説明されている。バイナンス公式Xは20日、対象の第一弾プロジェクトを近日発表すると予告していた。

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参加条件と申込みの流れ

参加にはバイナンスアプリ内の自己保管型ウォレットが必須で、秘密鍵の管理を利用者に求めない同社独自のウォレット機能を経由してのみアクセスできるとしている。ユーザーはアプリのバナーや「発見」ページから活動ページへ進み、対象プロジェクトの情報や参加資格、申込み期間、配分ルールを確認したうえで申込み金額を入力し、ウォレット上で取引を承認する流れとなる。

総申込み枠は、バイナンスの実績連動ポイント制度「Alphaポイント」と、オンチェーンでの取引実績を示す「bStocks」等級、さらに「Trencherバッジ」の保有状況の3要素で決まる。ポイントや等級が高いほど枠は大きくなり、Trencherバッジ保有者には追加枠が付与されるとしている。

ただし最終的な配分ルールはパンケーキスワップ側が定めるとしており、申込みが供給量を上回った場合は按分・減額・却下・遅延・取消といった対応が取られる可能性がある。

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株式保有とは異なる仕組み、想定されるリスク

FAQでは、Pre-Accessトークンの取得は対象企業の株式や持分、ファンド持分を直接保有することを意味しないと明記されている。議決権や配当を受け取る権利、株主としての情報請求権も付与されず、対象企業やその関連会社への直接的な請求権も生じない。

申込み価格や、そこから算出される参考的な評価額(インプライドバリュエーション)は、将来の市場価格やIPO時の評価額、償還・転換時の価値と大きく異なる可能性があるともしている。

IPO実現後もロックアップや譲渡制限が残る場合があり、上場後のトークン価格が実際の株価と乖離する可能性も指摘されている。償還や転換の仕組みが将来提供される保証もなく、対象企業や第三者がこの仕組みや経済的エクスポージャーに異議を唱えた場合、遅延や強制的な清算、価値の一部ないし全部の毀損につながり得るとして、バイナンスウォレット側は高リスクである点を強調している。

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