仮想通貨Verge(XVG)が何故次世代通貨として注目されているのか?
- ビットコインの問題点
- その名を知らない人がいないほど人気になったビットコインですが、取引に様々な問題を抱えていることで、次世代アルトコインに注目が集まっています。
- Vergeの価格上昇率でわかる市場の期待感
- 年初から約12900倍を記録しており、ビットコインとの比較対象としては適さないが、市場の期待感が伺えます。
今ではビットコインということばを聞いたことがない人のほうが少ないでしょう。
ビットコインは今年、時価総額1800%という記録的な上昇をし、世界的なニュースとなりました。
世間の多くの人はこのような結果の裏には、ビットコインの有用性に期待を抱き、またはビットコインを瞬時に行える次世代決済手段と捉えている方も多くいます。
しかし、実際にビットコインを実際に利用し、扱ったことがある人はその取引効率、速度、そして手数料の問題も知っていると思います。
取引手数料は日に日に上昇し、取引所間送受信に数時間かかることもあります。
更に需要が増加し手に負えないほどになってしまったとき、仮想通貨取引所は取引の新規の受け入れを一時的に停止する可能性もあります。
世界を変えると言われている革命的技術にとってはいいスタートとは言えません。
しかし、ビットコインの現状や影響によりブロックチェーン界はビットコインの代替通貨となる、アルトコインの大きな競争へと発展しています。
ビットコイン2.0としての期待
技術は日々進化している中、ビットコインがデジタル通貨として繁盛するためには需要を満たす膨大なスケールアップが必要です。
多くの人はビットコインが成功せず、代わりによりすぐれた存在に超えられると予想しています。
Vergeはまだ無名に近いアルトコインですが、ここ数ヶ月間、大きく躍進しています。
Yahooニュースでは、
Vergeは今年、ビットコインを大きく上回った
と報道されました。
Vergeはブロックチェーンのセキュリティおよび匿名性に加え、取引量許容量と取引時間を向上させたため、「ビットコイン2.0」と言われています。
ビットコインの公的なブロックチェーンには匿名性が不足しています。
Vergeは複数の匿名性を中心としたネットワーク(TorやI2Pなど)を合わせることでその問題を解決しました。ウェブサイトによると、ユーザーのインターネット(IP)アドレスは不明瞭にされ、取引は完全に追跡不能になりました。と記載されています。
比喩して比較した場合、ビットコイン取引がトラクターよりも遅いとすると、Verge取引は光速で取引が可能です。
Vergeブロックチェーン取引はSimple Payment Verification(SPV)技術により、5秒以内に取引を実現しています。
そして、Vergeは民間企業ではないためcommunity feel(技術の方針と通貨の行き先の責任は全てコミュニティのメンバーにあるという意味)を大切にしています。
またVergeは現在、管理するためのいくつかの安全なモバイルウォレット(モバイル匿名性を提供するTor Android Walletを含む)を提供していることもプラスの材料と言えるでしょう。
Verge急上昇
Vergeはデジタル通貨界のゲームチェンジャーになりつつあります。年初からの倍率を以下に記述します。
Verge(XVG):1XVG=0.0023円〜最高値29.67円にタッチし、現在27.98円付近を推移
2017/01/01〜2017/12/25 約12900倍を記録
上昇に関してはビットコインをはるかに超えています。
現在(12月24日)、Vergeの時価総額は$35億で総トークン数165億のうち、145億トークンが市場に供給されています。 Vergeの大半はBinanceとBittrexで取引され、過去24時間の間に数十億ドルの動きが記録されています。
仮想通貨界は常に変化しており、今回はVergeを紹介していますが、アルトコインにビットコインが地位を譲るときが来る時は近いかもしれません。
Why Verge Could Be the Next Bitcoin
Dec. 24, 2017 by James Levenson
参考記事はこちらから
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します