チェーンリンク(LINK)とは
チェーンリンク(LINK)のプロジェクトは、ブロックチェーンのスマートコントラクトと外部データをつなぐことに取り組んでいる。ブロックチェーンは、単体ではネットワークの外にある情報にアクセスできないため、チェーンリンクのようなプロジェクトが必要になる。
この分散型エコシステムのネイティブトークンが「LINK」で、発行主体は「チェーンリンクラボ(旧スマートコントラクト社)」。発行が開始されたのは17年9月で、LINKはノードの報酬や担保に使われている。チェーンリンクの魅力の1つが大手の企業や金融機関に技術が採用されていることだ。
価格
- 現在価格(2025年9月13日時点):25.10ドル(約3,710円)
- 年初来高値(2025年1月):約30.81ドル(約 3,899円)
- 年初来騰落率(YTD):+24.78%
- 過去最高値(2021年5月):52.88ドル(約7,810円)
価格動向
25年9月:米初のチェーンリンクETF申請、ステーキング機能付き
25年9月:DigiFT・チェーンリンク・UBS、香港でトークン化ファンドの自動運用を開始
時価総額
チェーンリンク(LINK)の時価総額は2025年9月時点で約170.9億ドル、「オラクル」セクターの中ではトップに位置する。同セクターで2位のPyth Network(PYTH)の時価総額は約10.1億ドル。以降は、Redstone(RED):約1.7億ドルが追従する。
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主な出来事
- 2025年9月12日:DigiFT・チェーンリンク・UBS、香港でトークン化ファンドの自動運用を開始
- 2025年9月9日:米初のチェーンリンクETF申請、ステーキング機能付き
- 2025年8月29日:米不動産投資会社キャリバー、LINKトレジャリー戦略を開始
- 2025年8月8日:チェーンリンク、仮想通貨LINKの準備金創設を発表 1.5億円相当を購入済み
エコシステム支援組織
チェーンリンクラボ:2014年に設立された企業で、旧名はスマートコントラクト社。チェーンリンクのプロトコルは、チェーンリンクラボが17年9月に開発した。世界的に分散されたチームから成り、資本市場やWeb2、Web3などの出身者で構成される。リサーチを行ったり、ブログを定期的に公開したりして、教育活動にも取り組む。
チェーンリンク財団:あまり情報が公開されていないが、チェーンリンク財団もエコシステムを支援している。23年8月には株式会社フィナンシェが、チェーンリンク財団と技術提携したことを発表した。
トークンアロケーション
チェーンリンクは、2017年9月19日から行われたICOで、総供給量10億LINKの35%に相当する3.5億LINKが初期投資家に販売された。残りの発行分は30%が開発・運営企業に、35%がノード運営者に配分されてる。
2017年以降は周期的に市場にリリースされ、24年8月現在でおよそ60%が循環している。
Total Value Secured(TVS)
DeFi(分散型金融)プラットフォームやプロトコルの価値を評価するための重要な指標の一つにTotal Value Locked(TVL)があるが、チェーンリンクはオラクルであるため、その特性上ネットワークの価値を測るためにはTotal Value Secured(TVS)が使われる。意味はTLVに似ていて、チェーンリンクに関連したプロジェクトへの預け入れ資産の合計である。
2025年9月時点で、チェーンリンクのTVSは約643.9億ドル。プロトコル別のTVSトップ3は以下の通り。
- Aave V3(420.7億ドル):融資プロトコル。ERC20トークンを担保として預け入れることで、保証金の一定割合を借り入れできる。または保有資産を貸し出すことで金利を稼げる。
- Compound V3(24.3億ドル):融資プロトコル。分散型の金利市場を提供し、複数の資産を担保にUSDCなどを借り入れることが可能。
- Maple(22.4億ドル):融資プロトコル。主に機関投資家向けに設計され、チェーン上での無担保融資市場を構築している。
出資している主なVC
- ICO資金調達総額:3,200万ドル
- ICOの時期:(2017年9月にプライベートセールとパブリックセールを実施)
- 主な投資家:Framework Ventures、Hashed Fund、Fundamental Labs



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